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おばさん(妖精)との再開
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捕まえた木崎は、直ぐにアトロポスさんの元へと送られた。どうやら向こうで運命とチートスキル、そして記憶の操作をしてからこの世界に戻すらしい。
元いた世界に戻せるのならば、そのままその世界に送り返せばいいのにと思うのだが、そうもいかないらしい。難しい話しだ。
「さて、これで終わり……あ、エルビスのあやつのとこにいる奴の事もあるんじゃったなお主は」
「あ、はい!」
そう、そしてエルビスで出会ったタケル。彼も転生者の1人だった。
王都イザベルの魚屋の女将さんの曾お祖父さん。彼は元々転生者で、ややこしい事に彼がさらに転生したのがタケルらしい。
彼は当時親友だったエリスガル伯爵に裏切られ、あの地下に住んでいたおばさん(妖精)の森で謀略の後に仮死状態にされた。エリスガル伯爵はタケルの持つ無限の魔力を魔神復活のために利用しようとしたらしい。
だか、優れた魔法使いとして大成していた彼は咄嗟に転生の秘術という魔法を使い、タケルとして転生。エリスガル伯爵の真意と、自らの体を取り戻すために、エルビスの内部で虎視眈々と様子を伺っていたらしい。
「何はともあれ全部まるっと解決じゃの。エルビスのあ奴からも髪の毛を手に入れたと連絡があったぞい。」
幼女(妖精)からその言葉を聞き、ほっとする。
これで一応今回の仕事は終わりだ。これでやっと自分の世界に帰れる。じゃあ、あとはエルビスに行っておばさん(妖精)から髪の毛を受け取って、氷室や風間たちの髪の毛も一緒に女神様たちに送ろう。
・・・・・
・・・
エルビスまではヘルゼさんにテレポートで送って貰った。(タマミとライドは森でお留守番だ。)
そしてまたすぐにヘルゼさんは森へと戻って言った。この後、森での事後処理を手伝うらしい。忙しいとこ申し訳ない。
エルビスの中はイザベル軍の兵士の人達が何人もいる。中にはエルビスの兵士を捕まえている人もいた。
エルビスに住んでいる人達は、家の中から様子を時々伺っている。
その様子を後目に、途中、声を掛けてきた兵士の人には幼女(妖精)の使いできたと、話しつつ、私はおばさん(妖精)の住んでいる地下道へと急いだ。
・・・・・
・・・
地下道の中は以前と変わらず肌寒かった。しばらく歩いていると、ブリザード・ウルフが数頭で、出迎えてくれた。
そのせいで異様に地下道の中が寒いけど、今回はこれに備えて少し厚着してきたからマシだ。
そして歩くこと数分。目の前にぽつんと明かりが見え、木でできた扉が見えてきた。扉をノックすると
「おやまあ。やっと戻ってきたね。ささ、こっちへ来な。積もる話もあるだろうからまずは座んな。」
と、おばさん(妖精)が出迎えてくれた。
元いた世界に戻せるのならば、そのままその世界に送り返せばいいのにと思うのだが、そうもいかないらしい。難しい話しだ。
「さて、これで終わり……あ、エルビスのあやつのとこにいる奴の事もあるんじゃったなお主は」
「あ、はい!」
そう、そしてエルビスで出会ったタケル。彼も転生者の1人だった。
王都イザベルの魚屋の女将さんの曾お祖父さん。彼は元々転生者で、ややこしい事に彼がさらに転生したのがタケルらしい。
彼は当時親友だったエリスガル伯爵に裏切られ、あの地下に住んでいたおばさん(妖精)の森で謀略の後に仮死状態にされた。エリスガル伯爵はタケルの持つ無限の魔力を魔神復活のために利用しようとしたらしい。
だか、優れた魔法使いとして大成していた彼は咄嗟に転生の秘術という魔法を使い、タケルとして転生。エリスガル伯爵の真意と、自らの体を取り戻すために、エルビスの内部で虎視眈々と様子を伺っていたらしい。
「何はともあれ全部まるっと解決じゃの。エルビスのあ奴からも髪の毛を手に入れたと連絡があったぞい。」
幼女(妖精)からその言葉を聞き、ほっとする。
これで一応今回の仕事は終わりだ。これでやっと自分の世界に帰れる。じゃあ、あとはエルビスに行っておばさん(妖精)から髪の毛を受け取って、氷室や風間たちの髪の毛も一緒に女神様たちに送ろう。
・・・・・
・・・
エルビスまではヘルゼさんにテレポートで送って貰った。(タマミとライドは森でお留守番だ。)
そしてまたすぐにヘルゼさんは森へと戻って言った。この後、森での事後処理を手伝うらしい。忙しいとこ申し訳ない。
エルビスの中はイザベル軍の兵士の人達が何人もいる。中にはエルビスの兵士を捕まえている人もいた。
エルビスに住んでいる人達は、家の中から様子を時々伺っている。
その様子を後目に、途中、声を掛けてきた兵士の人には幼女(妖精)の使いできたと、話しつつ、私はおばさん(妖精)の住んでいる地下道へと急いだ。
・・・・・
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地下道の中は以前と変わらず肌寒かった。しばらく歩いていると、ブリザード・ウルフが数頭で、出迎えてくれた。
そのせいで異様に地下道の中が寒いけど、今回はこれに備えて少し厚着してきたからマシだ。
そして歩くこと数分。目の前にぽつんと明かりが見え、木でできた扉が見えてきた。扉をノックすると
「おやまあ。やっと戻ってきたね。ささ、こっちへ来な。積もる話もあるだろうからまずは座んな。」
と、おばさん(妖精)が出迎えてくれた。
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