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一学期 四章 球技大会の打ち上げ
035 神崎さんは、食べ放題ビュッフェでわんぱくに盛る。
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しばらく神崎さんに見惚れていると、月山がわりとどうでもいい話題を提供した。
「ビュッフェとか行くと、みんなの性格がわかるよね」
「性格?」
別に無視してもいいものを、神崎さんの隣に座る菅野さんが月山の話題を拾ってあげた。
「例えば、きれいに盛り付けてとる人と、皿の上がごちゃごちゃしてる人とか」
「あぁ、それわかる!」
クラス委員長は、テーブルの上のみんなの皿を見ながら言った。
「男子は、揚げ物とか肉ばっか取って茶色いお皿になるとか、逆に女子は野菜多めでカラフルになるとかあるよね」
「そうだな。青葉の皿なんて、いっつもカレーと揚げ物と肉しかない」
月山は俺の皿を見ながら、嘲笑した。
「うるさいな。男子なんてみんな同じだろ」
「太田君はすごい山盛りだね」
神崎さんは、ラグビー部の太田君のお皿を見ながら言った。太田君の皿の上にはカレーが山盛りで、その上にさらにカツや唐揚げを積みあげてバベルの塔を築き上げていた。
「まぁね! 食べ放題って聞くと制限時間を無駄にしたくないって思っちゃうから、ついいっぱい取っちゃうね。」
まさに重量級ラグビー部らしいお言葉である。太田君は先ほどから延々とばくばく食べて続けているので、普段よりも口数が少ない。
「委員長の皿は、なんかザ・JKみたいだな」
「ん? どういう意味? 青葉くん?」
おっとしまった。月山がいるせいで普段の感じになり、ついカースト上位の委員長に軽口をたたいてしまった。
「いや、何かキラキラしてるというか、可愛らしいというか……」
偏差値低そうというか、馬鹿っぽいというか……。
「そっ、そうかな?/// あっ、ありがとう!///」
ふぅ……。なんとかフォロー成功だ。
「菅野さんは、何かきちっ、きちっとしてそうなお皿だね」
月山は菅野さんの皿を眺めながらそう言った。
月山は去年、菅野さん、神崎さん、俺、委員長たちと同じクラスであり、このテーブルでは太田くん以外とは面識がある。そして月山の言った意味はすごくよく分かった。
彼女の皿は、小さな正方形が縦横3・3ずつ並んだ9個のスペースがある皿であり、各スペースにきっちりと前菜、メイン、箸休め、デザートなどが美しく並んでいた。几帳面かつ綺麗好きな性格がよく出ている。
「まぁ、私はA型で几帳面な性格だからね。月山くんも男の子なのに、きっちりしてる感じだね」
菅野さんは月山の皿を見てそういった。
「俺もA型だからな~」
月山の皿にも性格にも何の興味が湧かない俺は、神崎さんの皿を見て何かコメントしようとした。
「神崎さんは……なんか……、わんぱくって感じ……かな」
おっと、気の利いたことを言おうとして、おもいっきり言葉をミスったかもしれない。
「確かに、めっちゃわかるわそれ」
菅野さんが俺の発言に、間髪いれずに何度もうなずきながら同意した。
「ハンバーグにエビフライに、ピラフにスパゲッティ、そしてプリンって、お子様ランチみたいだね」
委員長もまた俺の発言に激しく同意してみせた。
一方の神崎さんはというと、最初はきょとんとしていたが、俺からの指摘にはっとした顔を浮かべ、それから恥ずかしそうにもじもじと下を向いてしまった。
あっちゃー、……しまった。もしかして神崎さんのこと傷つけちゃった? うっわ、これはもう死んで詫びるしかねぇ。
「えへへ……恥ずかしいなぁ」
神崎さんは少し頬を染めながら、俺に上目遣いでそう言った。いつもなら可愛いと悶えているところだが、神崎さんの心を傷つけてしまったかもしれないと思った俺は、それどころではない。
「ごめん、変な事言っちゃって」
俺は慌てて謝罪の言葉を口にする。けど、そう言うしかなかったのだ。だって、本当にお子様プレートみたいなんだもの。子どもの好きそうなものだけ、集めて載せちゃいましたって感じだもの。お子ちゃまっぽいとか言うよりはましだったはずだ。
「ううん……。全然大丈夫だよ」
神崎さんはそう言って、にこっとほほ笑みかけてくれた。
神崎さんマジ天使。我が軽率な発言を笑顔で許してくれる。こんな可愛くて、優しい女の子は間違いなく天使に違いない。あと味覚が子供なところも可愛いなと思いました。(小並感)
「ビュッフェとか行くと、みんなの性格がわかるよね」
「性格?」
別に無視してもいいものを、神崎さんの隣に座る菅野さんが月山の話題を拾ってあげた。
「例えば、きれいに盛り付けてとる人と、皿の上がごちゃごちゃしてる人とか」
「あぁ、それわかる!」
クラス委員長は、テーブルの上のみんなの皿を見ながら言った。
「男子は、揚げ物とか肉ばっか取って茶色いお皿になるとか、逆に女子は野菜多めでカラフルになるとかあるよね」
「そうだな。青葉の皿なんて、いっつもカレーと揚げ物と肉しかない」
月山は俺の皿を見ながら、嘲笑した。
「うるさいな。男子なんてみんな同じだろ」
「太田君はすごい山盛りだね」
神崎さんは、ラグビー部の太田君のお皿を見ながら言った。太田君の皿の上にはカレーが山盛りで、その上にさらにカツや唐揚げを積みあげてバベルの塔を築き上げていた。
「まぁね! 食べ放題って聞くと制限時間を無駄にしたくないって思っちゃうから、ついいっぱい取っちゃうね。」
まさに重量級ラグビー部らしいお言葉である。太田君は先ほどから延々とばくばく食べて続けているので、普段よりも口数が少ない。
「委員長の皿は、なんかザ・JKみたいだな」
「ん? どういう意味? 青葉くん?」
おっとしまった。月山がいるせいで普段の感じになり、ついカースト上位の委員長に軽口をたたいてしまった。
「いや、何かキラキラしてるというか、可愛らしいというか……」
偏差値低そうというか、馬鹿っぽいというか……。
「そっ、そうかな?/// あっ、ありがとう!///」
ふぅ……。なんとかフォロー成功だ。
「菅野さんは、何かきちっ、きちっとしてそうなお皿だね」
月山は菅野さんの皿を眺めながらそう言った。
月山は去年、菅野さん、神崎さん、俺、委員長たちと同じクラスであり、このテーブルでは太田くん以外とは面識がある。そして月山の言った意味はすごくよく分かった。
彼女の皿は、小さな正方形が縦横3・3ずつ並んだ9個のスペースがある皿であり、各スペースにきっちりと前菜、メイン、箸休め、デザートなどが美しく並んでいた。几帳面かつ綺麗好きな性格がよく出ている。
「まぁ、私はA型で几帳面な性格だからね。月山くんも男の子なのに、きっちりしてる感じだね」
菅野さんは月山の皿を見てそういった。
「俺もA型だからな~」
月山の皿にも性格にも何の興味が湧かない俺は、神崎さんの皿を見て何かコメントしようとした。
「神崎さんは……なんか……、わんぱくって感じ……かな」
おっと、気の利いたことを言おうとして、おもいっきり言葉をミスったかもしれない。
「確かに、めっちゃわかるわそれ」
菅野さんが俺の発言に、間髪いれずに何度もうなずきながら同意した。
「ハンバーグにエビフライに、ピラフにスパゲッティ、そしてプリンって、お子様ランチみたいだね」
委員長もまた俺の発言に激しく同意してみせた。
一方の神崎さんはというと、最初はきょとんとしていたが、俺からの指摘にはっとした顔を浮かべ、それから恥ずかしそうにもじもじと下を向いてしまった。
あっちゃー、……しまった。もしかして神崎さんのこと傷つけちゃった? うっわ、これはもう死んで詫びるしかねぇ。
「えへへ……恥ずかしいなぁ」
神崎さんは少し頬を染めながら、俺に上目遣いでそう言った。いつもなら可愛いと悶えているところだが、神崎さんの心を傷つけてしまったかもしれないと思った俺は、それどころではない。
「ごめん、変な事言っちゃって」
俺は慌てて謝罪の言葉を口にする。けど、そう言うしかなかったのだ。だって、本当にお子様プレートみたいなんだもの。子どもの好きそうなものだけ、集めて載せちゃいましたって感じだもの。お子ちゃまっぽいとか言うよりはましだったはずだ。
「ううん……。全然大丈夫だよ」
神崎さんはそう言って、にこっとほほ笑みかけてくれた。
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