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異世界家族
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しおりを挟む部屋に入り歌いながら、自分の傷を治癒魔法で治した。
精霊神と精霊王が部屋の中を、精霊界へと繋ぎ結界を張っていた。
「アキ様準備はできております。」
精霊神へと格が上がった彼は、精霊王たちと強固な結界を作り上げでいた。
「分かった。
一度、心臓を止める」
闇の力をその手に纏わせて、この子の体の心臓を握りその活動を止めた。
心霊手術の用に、だ。
これなら、比較的問題なくいけるんじゃないだろうか。
心臓を止めて数分で、膨れたお餅の様な歪な魂が体から出てきた。
その魂を手に取り、剥がしてみるとその形を俊樹と貴族の子と変えた。
残念?な事に俊樹は神様が変えた醜い姿のままだった。
なんだ?!これは!!
貴族の子の魂は精霊神に守らせて、俺は俊樹の魂と対峙した。
「俊樹、お前はどこに行っても害虫でしかなかったよ。
死の国へも行かせない。
闇の神の伴侶として、お前の魂は永遠に消滅させる」
亜希のくせに!
ふざけるな!
何を喚こうが、力の行使を始めた。
俊樹の魂から魔力を精霊王が取り上げ、俺がその魂を黒い炎で消し去った。
これで、俊樹が世界を跳ぶ事はないし、二度と俺たちの前に姿を表すこともなくなった。
精霊神から貴族の子の魂を受け取り、その姿を見ながら再度その魂の器である体を構築した。
遜色なく体を作り上げで、精霊神により魂を戻した。
結界内で目を覚ましてくれた子に、精霊神が加護を与えるので二度と残虐だったり人を傷つける事は無いと伝え、また眠りにつかせた。
「ありがとうみんな
俺だけだったらどうやって魂を剥がしたら良いか分からなかった。」
「いえ、アキ様のお力で我らがこの様に存在できているのです。
有事の際には、どうぞお喚びください。
真名がございます故、何処にでも駆け付けます。」
時間が来た。
強制的に、アウィスの力でその場から退場させられた。
皆が待ってる空間に連れ戻された。
この世界ではほんの半日くらいの流れだったと思う。
戻った瞬間、タロー様に抱きしめられて、人目も憚らず熱烈なキスを長い時間交わしてしまった。
「父上、そのくらいで」
ライカスに窘められて止めるって、親失格!
アウィスとラエヴが居心地悪そうにしていて、神様は下を向いて静かだった。
俺がいない間、何か話し合いがされたのか分からないけど、今回の俊樹の件はかなり頭に来ていた。
アウィスのパステルカラーの髪や服装にも、本当に腹が立った。
色とかはもう、難癖でしかないけど。
あんな事をしておきながら、丸投げ!
しかも、あの子の心まで傷つけて!
寄り添い立つ二人の所へ行くと、アウィスの横っ面を思いっきりグーパンした。
拳に歯がゴキッと折れる音が伝わって来た。
「殴られる覚えがありますよね?
アウィス様?」
「え?
なんでこんなひどい事を!!」
「アキ様!
いくら何でも許しませんよ?」
ラエヴが凄んで見せたけど、許せないものは許せないし!
「そうですか、ではその体になったのは、異物である俊樹も影響しているでしょうが、
本当は無理やり人の体を横取りする様に、既にある魂の中に俊樹の魂を押し込んだからだ!
何が辻褄合わせだ!
ラエヴ様も転生だと本当に思っていたんですか?!」
ボンヤリ過ぎるだろ!
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