7 / 36
7
しおりを挟む
そして今日は新入生歓迎会
今回は宝さがしだという。くじでペアを決め行う。
多くポイントの入った宝を見つけ上位のペアに景品が与えられる。
景品は食堂のタダ券や夏休みのリゾート宿泊券、学園敷地内のアミューズメント施設の無料券など
そして、生徒会役員へのおねだり権利
毎回思うがおねだり権利って(笑)まぁこんなことでもないと役員達と近づけないものが多くいるため皆必死だ。しかし今回は宝の中にポイントとは別にそれらの景品が入ってるという。
俺はおねだり権利を見つけれたら2人で堂々と出掛けたい。今の湊斗の気持ちを聞かなければ。
これからもこの学園で生活するのだから、変に別れたくはない
開会式が終わり、俺のペアはなんと月島だった。
「お疲れ、今日はよろしく」
「はぁ~蓮見がペア~、まぁ今日は絶対取りに行くからあんたちゃんと探しなさいよ」
軽口が叩けるならまぁ大丈夫だろう。制裁を受けた隊員の世話をずっとしていたという月島
自己中とかいってごめんと心の中で謝っとく。
そうこうしているうちにスタートの合図がなった。
今回生徒会役員は会場での待機となり、また風紀と警備が見回りを行う。
ちなみに庶務は1年なので参加、風紀の方も1年は参加させているようだ。
ふと湊斗の方を向くと、亜蓮とペアの子と一緒にいた。
亜蓮が出た電話の日から朝電話はしていない。一応MEINはしているが既読スルーがほとんどだ。
今までは反応があった。今ではもう亜蓮との時間が大事なのだろう。
反対に亜蓮からはよく連絡が来る。昼食の件以降気まずくならなくてよかった。
なんてぼんやり考えながら見ていると
「ちょっと!始まってるよ!」
月島からの肘鉄・・・地味に痛い
「ごめんごめん、さぁ行きますか!」
結局湊斗と目が合うことはなかった。
しかし俺たちが出ていった後を亜蓮がじっと見ていたことを俺は知らない。
これから起こる衝撃的な光景と俺たちに降り掛かる災難を
スタートしてから順調にポイントを集めそろそろ目的のおねだり券を探そうと相談していたとき
「蓮見、お前は何をおねだりする?」
突然真面目な声で月島が聞いてきた。
「ん~そうだな。月島なら分かるだろうけど、久しぶりに2人で出掛けたい。そこで関係を修復できるか出来ないかを聞きたい」
「お前達よく出掛けてるじゃないか。こないだも・・・」
「まぁ~そういうこと・・・今までは出掛けるにしても周りの子達に気を付けていたんだけど。最近よく言われるんだよ。月島ならその意味が分かるだろ?そういうお前はどうなんだ?」
「分からない。ただもうあの人の何を信じればいいのか。特別じゃなくても側にいれれば良かったのに・・・」
そう月島は会計様となんだかんだと長い関係なのだ。付き合ってはいないけど、お互いが心地よい関係
俺たちとは違うけど離れられないそんな関係
「あの子は転校することになると思う。今まではする側だった。けど今回の事で怖くなったって。親衛隊に入ってるから、守られてた。けど今回その仲間からヤられた。僕は自分が情けなくなっっちゃった」
それはそうだろう親衛隊は互いが守り守られている。それが今回なかった。いつも守ってくれてた人が敵に回った。身体的な問題より、より深い傷をつけられたのだ。
「あっ!あった!」
月島が何かを見つけた。しかし俺は自分の視界に入ったその光景に目が離せなかった。
「どうして・・・」
今回は宝さがしだという。くじでペアを決め行う。
多くポイントの入った宝を見つけ上位のペアに景品が与えられる。
景品は食堂のタダ券や夏休みのリゾート宿泊券、学園敷地内のアミューズメント施設の無料券など
そして、生徒会役員へのおねだり権利
毎回思うがおねだり権利って(笑)まぁこんなことでもないと役員達と近づけないものが多くいるため皆必死だ。しかし今回は宝の中にポイントとは別にそれらの景品が入ってるという。
俺はおねだり権利を見つけれたら2人で堂々と出掛けたい。今の湊斗の気持ちを聞かなければ。
これからもこの学園で生活するのだから、変に別れたくはない
開会式が終わり、俺のペアはなんと月島だった。
「お疲れ、今日はよろしく」
「はぁ~蓮見がペア~、まぁ今日は絶対取りに行くからあんたちゃんと探しなさいよ」
軽口が叩けるならまぁ大丈夫だろう。制裁を受けた隊員の世話をずっとしていたという月島
自己中とかいってごめんと心の中で謝っとく。
そうこうしているうちにスタートの合図がなった。
今回生徒会役員は会場での待機となり、また風紀と警備が見回りを行う。
ちなみに庶務は1年なので参加、風紀の方も1年は参加させているようだ。
ふと湊斗の方を向くと、亜蓮とペアの子と一緒にいた。
亜蓮が出た電話の日から朝電話はしていない。一応MEINはしているが既読スルーがほとんどだ。
今までは反応があった。今ではもう亜蓮との時間が大事なのだろう。
反対に亜蓮からはよく連絡が来る。昼食の件以降気まずくならなくてよかった。
なんてぼんやり考えながら見ていると
「ちょっと!始まってるよ!」
月島からの肘鉄・・・地味に痛い
「ごめんごめん、さぁ行きますか!」
結局湊斗と目が合うことはなかった。
しかし俺たちが出ていった後を亜蓮がじっと見ていたことを俺は知らない。
これから起こる衝撃的な光景と俺たちに降り掛かる災難を
スタートしてから順調にポイントを集めそろそろ目的のおねだり券を探そうと相談していたとき
「蓮見、お前は何をおねだりする?」
突然真面目な声で月島が聞いてきた。
「ん~そうだな。月島なら分かるだろうけど、久しぶりに2人で出掛けたい。そこで関係を修復できるか出来ないかを聞きたい」
「お前達よく出掛けてるじゃないか。こないだも・・・」
「まぁ~そういうこと・・・今までは出掛けるにしても周りの子達に気を付けていたんだけど。最近よく言われるんだよ。月島ならその意味が分かるだろ?そういうお前はどうなんだ?」
「分からない。ただもうあの人の何を信じればいいのか。特別じゃなくても側にいれれば良かったのに・・・」
そう月島は会計様となんだかんだと長い関係なのだ。付き合ってはいないけど、お互いが心地よい関係
俺たちとは違うけど離れられないそんな関係
「あの子は転校することになると思う。今まではする側だった。けど今回の事で怖くなったって。親衛隊に入ってるから、守られてた。けど今回その仲間からヤられた。僕は自分が情けなくなっっちゃった」
それはそうだろう親衛隊は互いが守り守られている。それが今回なかった。いつも守ってくれてた人が敵に回った。身体的な問題より、より深い傷をつけられたのだ。
「あっ!あった!」
月島が何かを見つけた。しかし俺は自分の視界に入ったその光景に目が離せなかった。
「どうして・・・」
31
あなたにおすすめの小説
【完結】I adore you
ひつじのめい
BL
幼馴染みの蒼はルックスはモテる要素しかないのに、性格まで良くて羨ましく思いながらも夏樹は蒼の事を1番の友達だと思っていた。
そんな時、夏樹に彼女が出来た事が引き金となり2人の関係に変化が訪れる。
※小説家になろうさんでも公開しているものを修正しています。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
俺の好きな男は、幸せを運ぶ天使でした
たっこ
BL
【加筆修正済】
7話完結の短編です。
中学からの親友で、半年だけ恋人だった琢磨。
二度と合わないつもりで別れたのに、突然六年ぶりに会いに来た。
「優、迎えに来たぞ」
でも俺は、お前の手を取ることは出来ないんだ。絶対に。
生まれ変わりは嫌われ者
青ムギ
BL
無数の矢が俺の体に突き刺さる。
「ケイラ…っ!!」
王子(グレン)の悲痛な声に胸が痛む。口から大量の血が噴きその場に倒れ込む。意識が朦朧とする中、王子に最後の別れを告げる。
「グレン……。愛してる。」
「あぁ。俺も愛してるケイラ。」
壊れ物を大切に包み込むような動作のキス。
━━━━━━━━━━━━━━━
あの時のグレン王子はとても優しく、名前を持たなかった俺にかっこいい名前をつけてくれた。いっぱい話しをしてくれた。一緒に寝たりもした。
なのにー、
運命というのは時に残酷なものだ。
俺は王子を……グレンを愛しているのに、貴方は俺を嫌い他の人を見ている。
一途に慕い続けてきたこの気持ちは諦めきれない。
★表紙のイラストは、Picrew様の[見上げる男子]ぐんま様からお借りしました。ありがとうございます!
とある冒険者達の話
灯倉日鈴(合歓鈴)
BL
平凡な魔法使いのハーシュと、美形天才剣士のサンフォードは幼馴染。
ある日、ハーシュは冒険者パーティから追放されることになって……。
ほのぼの執着な短いお話です。
もういいや
ちゃんちゃん
BL
急遽、有名で偏差値がバカ高い高校に編入した時雨 薊。兄である柊樹とともに編入したが……
まぁ……巻き込まれるよね!主人公だもん!
しかも男子校かよ………
ーーーーーーーー
亀更新です☆期待しないでください☆
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる