小説の中で一度も登場しない令嬢に転生してしまいました。

ディディー

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お茶会の招待状

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 あの日、家に帰ると正式にアリアからお茶会の招待状が届いていた。

「・・・1週間後か、お茶会なんて初めてだけど、大丈夫かしら…」

 まぁ、少し楽しみなところもあるのだけれど…
 でも、どんなこと話すのかしら…
 イメージでは、紅茶飲んで、きゃっきゃうふふしてるっていう感じだけど実際はどうなんだろう…
 1週間か~1週間は、7日後でしょう?
 1日が24時間で…24時間はえーっと1時間が60分だから…1440分?かな…
んで、1440分は…86400秒かな?
それで、86400秒×7だから、604800秒だ!…って、こんなのずっと数えてる訳じゃないんだし、意味ないよね…
 ていうか、さっきの私楽しみのあまり気持ち悪かったんじゃ…?
・・・まぁ、声に出してはないだろうし、いっか!

「ふふっ、楽しみだな~」

 あっ、お茶会って、手土産とかいるのかな?
 あんまりそんなイメージないけど、もしかしたらいるのかも。

「エレニスに聞いてみるか…」

 エレニスとは、私の専属侍女だ。
 昔から私のことを何かと気にかけてくれていたが、遂に去年から私の身の回りの世話をしてくれる侍女に昇格した。
 私もエレニスのことが、大好きなのでエレニスが、私の専属侍女になることが決まったときには、二人で手をとって喜んだものだ…

「エレニス~!」

「はい、どうかなされましたか?」

「私、今度、お茶会に招待されたんだけど、手土産とかいるのかしら…」

「う~ん、もっていった方が相手からの印象は良くなりますよね」

 やはりそうなのか…

「ですが、何を持っていくかというのも迷いますよね…」

 う~ん、あ!そうだ!

「ねぇ、エレニス、ハンカチはどう?」

「ハンカチですか?もしかしてお嬢様が刺繍するんですか?」

「えぇ、そうよ!私、刺繍は得意だから、丁度いいんじゃないかしら」

「えぇ!よろしいと思います!本当にお嬢様の刺繍は不思議ですが、幻想的で綺麗ですもの!」

 まぁ、それはそうよね…
 だって、前世で見たものを題材にしているから…
 
 さて、そうと決まれば人数分用意しないと…

 お茶会の招待状には、私や主催者のアリアも含めて、八人来ると書いてあった。
 だから、私を抜いて、七人分の刺繍をすればいいのね…
頑張らないと!

「お嬢様?張り切るのは宜しいのですが…今日はもう遅いので明日になされては?」

「えっ?わっ!本当だ!もうこんな時間!」

「明日も早いので今日はもう寝ませんか?それに、まだ一週間程あるようですし…」

 それもそうね、まだ1週間もあるし、焦る必要もないかな…

 ・・・刺繍は何にしようかな?
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