小説の中で一度も登場しない令嬢に転生してしまいました。

ディディー

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お話とは…?

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・・・レベッカの話って何だろう。
 めんどくさい話じゃないと良いけど…
 溜め息をつくとすかさず先生に睨まれる。
・・・今は、授業に集中した方が良さそうね。





───────鐘が鳴った。
 さて、お話とやらを聞かないといけないのね…
 レベッカの方に身体を向ける。

「あの…それでお話とは?」

「・・・別の場所で話さない?」

「・・・?構いませんけど…」

 レベッカが立ち上がったため、私も立つ。
 私が立つのを待って、レベッカも歩き出す。
 そうして行ったのは、校舎裏。
 校舎裏で話って、私、苛めにでもあうのかしら。

「あの、なぜここに?」

「・・・あっ、あのね?わっ私とも友達になってほしいの!」

「とっとも、友達?何故私と?」

「貴方、優しそうだし、それに、かっ可愛いし…」

 うっ嬉しいけど、私が友達になりたいのは、ヒロインなのよね…
 う~ん~…

「いっ嫌なら良いのよ?」

 そういうレベッカは全然良さそうな顔をしてない。断ったら、今にも泣き出しそうな顔だ。

 こんな顔されて、断れるとでも思っているのかしら。
 それとも、意外と策士?
 そんな風にはとても見えないけれど…
 ジーっとレベッカを見ていると、レベッカがおろおろしているのが分かる。
 こんな様子からは、レベッカが悪役令嬢だなんて信じられない。
 もっとジーっと見てみると、レベッカの目から涙がでてきた。
 っやば!ちょっと焦らしすぎた?

「是っ是非友達になりたいです!」

「ほっほんと~?」

「はい!」

 なんか、レベッカどんどんポンコツ化してる気がするんだけど…
 意外と純粋な子?
 急にレベッカが抱きついてくる。
「れっ、レベッカ様?」

「ごめんなさい、うれし、嬉しくて~」

 そういえば、ゲームの中でも取り巻きは居ても友達は居なかった。
 やっぱり寂しかったのかしら…
 ポロポロと涙を出しているレベッカを見ながらそう思う。
 ふと、時間を見ると、もう鐘が鳴るような時間だ。

「それじゃあ、もうそろそろ鐘が鳴る筈なので教室に戻りましょう?だから涙を拭いてくださいませんか」

 そういって、ハンカチを差し出す。

「あっありがとう」

 レベッカは、涙を引っ込め、零れた涙を拭く。

「そっそれじゃあ行きましょうか。」

「えぇ行きましょう」



 教室に戻ると、アリア達が待っていた。

「イリスデル嬢、どこ行ってたのよ!」

「え!なっなにかご用があったのでしょうか」

「私達友達なんだから、用がなくても話しかけても良いでしょ!・・・あら?後ろにいるのは…レベッカ様!?何でレベッカ様と…!」

「あっあの、もし良ければ私も貴方のお茶会に招待してくれないかしら」

 レベッカ頑張ってる!

「もっ勿論ですわ!是非来てください!」

 アリア、ビックリしてるみたいだけどすぐに受け入れてくれて良かったわ。
 泣かれたら困るものね。
 それにしてもいきなり、友達が4人もできるなんて、私、意外とコミュ力高かったのかしら。
 悪役令嬢なのが痛いけど、友達ができたのは嬉しいのよね。
 まっ、悪役令嬢に友達ができていいのかは、分からないけど、今は、素直に喜べばいいかな?
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