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色事☆乱交

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「ラスボス倒す前に、性的欲求を解消しないとってネ」


緋音は楽しそうに呟く。
ベッドの上で緋音を見上げる透韻と朱雀。二人ともバスローブ姿で寛いだ姿勢でいた。


「あれ?創葉ちゃんは?」
「冥燈と談笑するって別室行った」
「そりゃあ、好都合。あんな可愛い子にエロい顔見せらんないもんなぁ?」 
「創葉にはそういう欲はないから居ても構わなかったけど」
「いーじゃんいーじゃん。3P楽しもうゼ」
「……何でうちまで……」
「調教済みなんだろ?なら、手馴れたもんじゃんね?」


朱雀が顔を背ける。緋音はそんなことなどお構い無しに二人の前に腰を下ろした。


「じゃあ、早速」


ドン、と急に目の前に出された彼の逸物に二人はギョッとする。透韻に至っては一度彼に抱かれているが何度見ても他人のものは見慣れない。


「勃つの早すぎだろ……」
「いやぁ、美人二人を前にしたら抑えきれなくて。って事で、二人で舐めて気持ちよくしてよ」
「……は?」
「朱雀も、この天使と一緒なら良いんだろ?」
「……っ」


朱雀は何も言わず、緋音のペニスを舐め始めた。


「ほら、天使も」


緋音に促され、透韻もそっと舌を伸ばす。朱雀とも顔が近すぎてしまい、互いの息が耳につく。


「すっげーいい眺め。朱雀は先っちょの方舐めて。天使は下の方舐めてー」
「いちいち注文すんな……」
「後で二人とも可愛がってやるんだからさ。文句言わない」


時々イラッとしながらも緋音の要求に応える透韻。朱雀は黙ったまま従っている。


「あーやばい……。朱雀チャン、上手すぎ……」
「んっ……」
「透韻は一旦休んでていーよー。先にサクちゃん可愛がってあげよっかなぁ」


緋音は朱雀が気に入ったのか、とても愛でている。透韻はいきなり名前で呼ばれたことに驚きながらも二人の行為を眺めた。


「あ。透韻、暇?そしたらサクちゃんの後ろ、解してあげて」
「えっ……」
「アナル舐めたりとか指入れたりとか。した事ない?」
「あるけど……  」 
「じゃあ、ヨロシク」


透韻は言われた通りにする。朱雀の体勢を少しだけ変えさせ、まずはアナルに舌を伸ばした。


「んっ……!っ……や、透韻……!」


不意の感覚に朱雀は口を放してしまい、振り返りながら状況確認もした。


「口がお留守だよ、サクちゃん。後ろは気にしない」
「でも……」
「こっちも続けて」
「……んっ……」 


後ろからの刺激に朱雀はビクビクしながらフェラに集中した。けれど、透韻の舐め方が上手いのか、何度もイキそうになってしまう。


「それじゃあ、サクちゃん。もうちょい奥まで咥えられるかな?」
「……えっ……」
「ほら、咥えて。歯立てちゃダメだよ」
「……んっ……」
「いい子いい子」


朱雀の頭を撫でながら緋音は甘い声で促していく。


「透韻。解れてきたら入れてあげて」
「……えっ……」
「挿入れた事ないの?」 
「無いな……」
「そしたら筆下ろししちゃいなよ。丁度バックで出来るし」
「でも……」
「焦らしたらサクちゃんが可哀想よ。大丈夫だって、すんなり入るよ」 


タチの方は未経験なので透韻は慎重にゆっくりとペニスを挿入した。


「……んっ……!」 


朱雀はビクビクしながら受け入れている。


「奥まで入ったら突いてあげて」
「あぁ……」


先程よりも朱雀が反応しているので透韻はこのまま続けてもいいのか躊躇ってしまう。


「一旦、口離そうか。声聞きたいな」
「っ……はぁ……」


息が出来たのも束の間、透韻が突き始めたので声を抑えきれず卑しい喘ぎ声が漏れてしまった。


「雀、痛くない?」 
「んっ……!ぁあ……っ……!」
「中熱くて気持ちいいデショ?透韻がされて気持ちいい所突いてあげなよ」
「解った」
「あ……やっ……!とお、い……や、めて……」
「青達がお前を可愛がってたのが解るなぁ。うちより反応良いじゃねぇか」
「んっ……!お、奥……だめ……」
「拒むなよ」
「や、ぁあ……っ……!」 


朱雀の反応に興奮してしまった透韻はもう躊躇いなど微塵もなく、中出しするまで突き続けた。


「ぁあ……なか、に……」 
「出してやった。これでチャラにしてやっても良い」 
「中出ししたの?俺が先にしたかったのにー」
「緋音は口に出してやれば良いだろ?」
「お!いいな、それ」
「ひっ……やだ……!もう……っ」
「噛んじゃやーよ」


透韻が抜くと、怖いくらいのにっこり笑顔で緋音は自分の逸物を朱雀に咥えさせた。


「うちにはそれやるなよ」
「あら、苦手?」
「死にそうになる」
「そう。じゃあ、違うプレイしよっと」


緋音は朱雀の頭を押さえながら激しく腰を振った。喉の奥まで突かれてしまい、朱雀は目の前がクラクラしていた。


「あ、出る……!飲んでよね、サクちゃん」
「んんっ……!」 


ドバッと口の中に精液が流れ込み、どうしようも出来ずに朱雀は飲み込んでしまった。


「っ……はっ……あ……」
「ちゃんと息出来る?」
「……はぁ……っ……もう……やだ……」
「まだ序盤なんだけどなぁ。サクちゃんは休憩ね。待たせたな、透韻」


疲労している朱雀を横にさせ、緋音は透韻に微笑みかけた。


「さぁ、透韻。どんなプレイがお望み?」
「……口以外なら拘りねーよ」
「そうなの?あ、じゃあ乳首だけでイケたりする?それとも潮吹きする?」
「……いいよ」
「あっさりOKとは意外や意外……。じゃあ、最初は乳首弄ってあげんね」


身体を倒そうとした透韻を緋音は座ったままでいいと制し、透韻の身体に顔を近付ける。


「綺麗な身体だよねー。羨まし」
「っ……」
「話しながらされんの、慣れてない?すっごい感度良いよ」
「……この体勢は……恥ずかし……」
「初っぽいね。かわい」
「あっ……」


舐めたり吸われたり弄られたりと様々な感覚が透韻を色気づかせる。その反応を緋音は気に入り、執拗に乳首を責めていく。


「んっ……ぁ……」
「乳首だけでここまで感じるのすげーな。俺、上手いだろ?」
「……わかんね……」
「そろそろいきそう?ちんこ舐めてやるよ」
「えっ……」


いきなり乳首が解放され、一瞬楽になったと思えば次はフェラをされてまた感度が上がる。


「やっ……あ、かね……」
「あんまされた事ねーの?反応が初々しいぜ」
「っ……」
「サクちゃんにやったのはさぁ、こう……」
「んっ……!だ、やめ……!」
「出していいぜ。俺もあんたに中出しするから」
「やっ……はな、せ……!出るから……」
「ん 」
「……っ、あっ……」


我慢出来ず欲の赴くままに透韻は緋音の口中に射精してしまった。


「気持ち良かったろ」
「……っ」
「ほら、次は挿入れてやるから。あ、その前にオネダリ出来る?」 
「……なんでオネダリとか好きなんだ……?さっさとやれば良いだろ?」
「甘えた表情も見たくてさぁ」 
「……どう……やれば良いんだよ……」
「調教師達にはどうやってた?見せてよ」
「……恥ずかしさで死ぬ……」 
「照れてる表情もかわい」


口では言いながらも透韻は少しだけ状態を寝かせた姿勢になり、脚を開いてアナルを拡げて見せた。


「……は、早く……ここに……挿入れて下さ…………っ」


途中で物凄く恥ずかしくなり顔を背けてしまった。


「ほんと、色気やばいね透韻。ぶち込んであげたくなるじゃん」
「……死にたい」
「はいはい。いじけないで。挿入れるよ」


ぐっと押し込まれる感覚。そのままゆっくりと中に入ってくる。忽ち身体は熱に支配され、ビクビクと反応してしまう。


「……っと。全部入ったぜ」
「……動いていい……から……」
「透韻、2回もイッてるでしょ?まだ出そう?」
「……お前次第じゃね?」
「おー。それは挑発かなぁ?乗っちゃうよォ。奥までびっしり突きまくって進ぜよう」
「っ、あっ……!」


激しく突かれ、声も発せぬ程に刺激に襲われた。何とも言えない感覚がただ熱だけを纏って押し寄せてくる。立て続けに射精したのにそれでもまだ出したりない感覚に陥る。


「構わず出していいからさ。潮吹くまでやめないからね」
「なっ……ぁあ……っ……!」 
「イッちゃった?中、凄い痙攣してるよ」
「んっ……いっ……」
「そうそう。イッた直後にペニス弄ると潮吹くんだって」
「あ……やっ……」
「あれ……。なんだ、吹かないじゃん。もう1回いかせるから頑張って」
「は……?待っ……」


透韻の声も通らず、緋音は突き続けていく。


「緋音……」
「潮吹いてよ。もうイキっぱなしでしょ?」
「……も、辛い……。1回、抜け……」
「やだ。潮吹いてくれるまで攻めるから」
「……嫌……だ……。もう出ない……から……」 
「嘘だぁ。まだいけるでしょ?ね?」
「やだ……って……」
「そうだ。1回壊れちゃえばいいんだよ。限界突破しよ」
「……ふざ、けんなよ……」
「強気も良いね。いつまでもつかな」
「あっ……!」
「こんなに咥え込んじゃってやらしいなぁ」
「っ……」
「あー……先に俺がイキそう……」
「やっ……中ダメ……」
「ちょっと……抵抗しちゃイヤよ」


手で防ごうとした透韻に緋音はスッと片手で制し、中に射精した。


「出しちゃった」
「早く抜け……」
「何言ってんの。潮吹きしてないじゃん。あ!解った」
「えっ……」 


1人で盛り上がる緋音に透韻はついていけなくなっていた。


「ぅあ……」


いきなり抜かれ、身体は楽になったがすぐに緋音は指を入れてきた。


「エーブイで見たことあんだけど」
「ひっ……あっ……」
「指と手で同時に責めるとすぐ吹いてた」
「……やめ……っ……」
「ビクビクしてる。もうそろそろ……」 
「あっ……!だめ……!」


ビクン、と腰が浮き透明な液が飛び散った。


「すごいな!これはハマるかも」
「……あか、ね……」
「よく頑張ったな。偉い、偉い」


疲れ果てている透韻の頭を撫で、緋音は満足した様子だった。


「サクちゃんもバテちゃったし。お終いにする?」
「……あぁ……」


このまま眠ってしまいそうになり、透韻は浴室へと向かった。
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