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拉致☆監禁

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ガコンと車のトランクを開けると、身体を拘束された一人の青年と少女の姿がちゃんとあった。目隠しをされており、口にもガムテープが貼られ大人しくしている。4人の男性達は2人をスムーズに運び出し、別荘の中へと入っていく。
緑が繁る森の奥深くに位置する大きな家。その一室に青年と少女を下ろし、口のガムテープと目隠しを解いた。後ろで縛られた両手はそのままに。


「よぅ。長旅ご苦労さん」


青年は目の前にいる4人を睨み付けた。


「手痛いんだけど」
「自由にしたら逃げんだろ?」
「当然だ!こんなの誘拐じゃねーか!」
「随分強気だねぇ。イジめ甲斐あるなぁ」
「巫山戯んな。帰せよ」
「ダーメ。それは聞けない頼みだぁ」
「ぶっ殺す……!」


グイッと青年の顎を掴み、彼らの一人が口付けした。いきなりの行為に青年も理解に遅れ、受け入れてしまった。


「そう怒るなよ。酷い事はしないからさ」
「それに、キミが暴れると彼女にも危害が及ぶよ?それでもいいのかなぁ」


青年は隣でぼーっと天井を眺めている少女に顔を向けた。少女は自分が置かれている状況を理解していない。青年の視線に気付き、目を合わせるとニコッと可愛らしい笑みを浮かべた。


「……創葉(そうは)には手を出すな」
「分かってるよー。俺らの狙いはキミだけだからね」
「まさか、【色欲の天使】が手に入るとは思わなかったわ」


4人は興奮気味に話し出す。
青年の名は、透韻(とうい)。具現化された『七つの大罪』の内の一人で【色欲の天使】として最も美しいとされている。白銀の長い髪と端整な顔立ち、銀水晶の瞳に中性的な声。背も高く、身体も華奢で脚も長い。人々の願望をそのまま表した様な容姿だった。


「俺らと相性良いと思うんだよねぇ」
「これからたっぷり可愛がってやるからな」


彼らは嘲笑を含みながら透韻を見下した。4人の視線にゾクッと悪寒が走る。やはり4人揃っていると圧迫される。
透韻も4人の事は知っていた。
“綺麗な人間を攫っては喰っている”と仲間内でも危険視されていた。透韻が具現化された存在であるのと同じように彼らも魔女の遊戯に目を付けられ、具現化された存在。【四神】の名を持つ彼らは『調教師』 としてこれまでにも綺麗な人間達を餌食にしてきた。


「さぁ。お嬢様はこちらへ」
「創葉……!」
「大丈夫。彼女には何もしないよ」
「キミが愉しませてくれるんだから」
「雀(サク)、青(セイ)。任せたぞ」
「ラジャー♪」


少女は別の部屋に連れて行かれ、部屋には青年と名前を呼ばれた2人が残った。


「ほんと、天使って言われるだけの美形だね」
「触るな!」


手を伸ばしてきた一人に青年は蹴りを食らわせた。けれど簡単に受け止められてしまい、抵抗が効かないことを悟った。


「大した挨拶だね。嫌いじゃないよ、強気な子って。オレはね、雀って言うんだ。こっちは青。後の2人はまた明日紹介するね」


雀は紅く長い髪と瞳が印象的で、青はトルコ石のような澄んだ瞳と髪色をしていた。実際に見た時から思ってはいたが、彼らは4人とも【四神】だけあってその容姿も美形だ。天使の透韻よりも華がある。


「さて。じゃあ、始めようか」
「えっ…」 
「ちゃんと見てるんだよ」


雀と青はキスをし始め、そのまま青がリードを取りながら雀を押し倒した。徐々に服を脱がされていき、雀の裸が露になっていく。


「んっ…」 


雀は青にされるがまま。目の前で起こる状況に透韻は訳が分からない。


「ダメ…だよ…。目…逸らさないで…」
「うちに見せてどうすんだよ…」
「後で、キミも…やるから…」
「は?」
「ぁあ……っ……!セイちゃん……待っ…! 」
「他の奴に色気使ってんな」


青はムスッとしながら雀に挿入した。それまで指で慣らされていた雀はいきなりの衝撃に声を抑えきれなかった。そのまま激しく突かれ、喘ぎ声はどんどん淫らになっていく。透韻も雀の表情にやられたのか目が離せなくなっていた。


「やっ……あっ……!セイちゃ……激し……っ…」
「見られてると興奮するもんだな」
「はっ…あっ……んんっ……!」
「出すよ」
「ぅあ…っ……!」


ドロッとした液が中に流れ込み、雀はビクビクと痙攣していた。青はバテている雀を四つん這いにし、また挿入る。中に出された精液と絡まってクチュクチュとヤラシイ音が響く。


「…なぁ…。もうやめろよ……。そいつ……死んじまう……」


ガクガクしながら耐えている雀を見て透韻は怖くなった。ずっとこんな事していたら快楽に溺れて堕ちていくだけだ。


「…優し……ね……。好きだよ……そういうの…」


雀はゆっくり透韻の肩に手を伸ばし、そのまま口付けした。先程された時とは違い、今度は舌を絡まされ、濃厚になっていた。透韻は二人の行為にアテられてしまったせいか、反応していることに気付いた。


「……ひぁ……っ…!……前…触らな……!」
「ビッチにはこれ位してやらねぇとな」
「んっ……!」 
「まだイクなよ」
「ん……」


青は透韻から雀を離し、上体を起こした。青のペニスが奥まで突き上げられて雀はそれだけで射精していた。


「っ……セイちゃん……」
「そろそろ交代するか」
「うん……。あんまり…焦らすと、可哀想だし……」
「雀、一旦抜く。動けるか?」
「…待って……」


雀は呼吸を整えながらゆっくりと青から離れた。抜けた瞬間、アナルからドボッっと青の精液が溢れ出し、ヤラしく見えた。


「ローションなくなった。持ってくる」 
「よろしく」 


青は席を外し、雀はゆっくりと起き上がり自分で中に残っている精液をかき出した。


「っ……」
「……辛いのか?」


ビクビクと身体を震わせている雀に透韻は声を掛けた。


「出されたまま、だと…明日が辛いし…」
「…痛くないの?」
「最初だけだよ。慣れれば気持ちいいだけだから」
「理解出来ない」
「その内分かるよ。それに、キミだって反応してんじゃん」
「っ……」
「これからどうせヤルんだし、気持ちよくなってた方がやりやすからね」
「おい……」


雀は透韻のズボンを脱がし、パンツを下げてペニスを出した。そして何の躊躇いもなく咥え始める。


「ちょっ……」
「熱いね。本当はこうされたかった?」
「違っ……。やめっ……」
「一回出しちゃう?いいよ、オレ飲むし」
「やっ……ぁあ……」


上手く口の中で絡め取られ、透韻は我慢出来ず雀の口の中へ出してしまった。


「…あれ?味しないのか…」
「あっ……えっ……?」
「大丈夫」
「雀。場所変われ」


戻ってきた青がローションを雀に渡しながら言った。


「まだ慣らしてないよ」
「分かってる」


青は透韻の前に腰を下ろし、ぐいっと脚を広げた。


「……あんまり見んなよ…」 
「調教しがいがありそうだな」
「…調教…って……。犬みたいに扱うな」
「人間でもねぇクセに。まぁ、俺らも似たようなもんだけどな。顔も身体も綺麗な奴からしか栄養取れねぇし」
「今まで何人喰ってきた訳?」
「数えてねぇ。だが、天使は初めてだ。たっぷり味わってやるからな」
「ちょっと体勢変えるよ」


二人に支えられながら透韻は四つん這いにされた。両手が塞がれているので上体を雀が支える形となった。


「指入れるからな」
「ひっ……!やっ……」


クチュクチュと中を穿(ほじく)られ、透韻はビクビクっと身体を震わせた。


「痛い?」
「……気持ち…悪ぃ……」
「今だけだよ」
「っ……」
「ねぇ。これ、咥えられる?オレがさっきやったみたいにして欲しいな」
「…しゃぶるもんじゃね……」
「えいっ♪」


顔を逸らせようとした透韻はガシッと頭を掴まれ、無理矢理咥えさせられた。呼吸も整っていなかったので息の仕方が一瞬分からなくなった。


「…っ……!」
「舌動かしてみて。息大丈夫?」
「……はっ……ぁ……」
「一回離すね。今度拒否したら酷くするから」
「…ぅえっ……ゲホッ……」


透韻はしっかりと呼吸のリズムを整えながらゆっくりと息をした。


「……やる……から……。いきなりは……やめろ……」
「うん。素直が1番可愛いからね」


今度は自分から雀のペニスを舐め始め、先程してもらったように舌を動かしていく。


「アハッ♪上手~!飲み込み早いね」
「んっ……」
「本当……綺麗だね」


ゴリっと青の指が前立腺に当たり、透韻は大きく反応した。


「あ。気持ちいい所見つかっちゃったかな?コリコリしてて、中も熱いからすぐよくなるよ」
「……っ……やっ……!そこ……やめ……」
「気持ちいいだろ?」
「んん…っ……」
「ほら。こっちに集中して」


暫く前立腺を集中的に責められ、ビクビクしながらも透韻はフェラを続けた。


「……んっ……」


不意に指を抜かれ、ピトッと熱いものが触れ、ゾクッと悪寒が走った。


「…い、やだ……!やだ…!やめて……やっ……」
「セイちゃん、ストップ。まだ入れないで」
「なんだよ……」


雀は透韻を離し、膝を付きながら視線を合わせた。


「どうした?怖い?」
「…み…見えないのは…嫌だ……。怖い……」
「うーん……バッグの方が負担ないんだけどなぁ」
「痛くてもいいから…。体勢変えて欲し……」
「あーあ。泣いちゃって可哀想に。セイちゃんが盛るからだよ」
「初めてだからだろ。仕方ねぇな、仰向けにしろ」
「手も解放する?もう抵抗しない気がする」
「じゃあ前で縛れ。折角の獲物だ、逃がす訳にはいかねぇ」
「まぁ、しょうがないか」


透韻は仰向けにされた後、手を解放されたがまた前で拘束され痛みは取れなかった。雀に寄り掛かるようにして身体を預け、青はまた透韻の脚を広げた。


「挿入れるからな。力抜いとけよ」


準備が整った途端、青はゆっくりと挿入した。ぎちぎちなその中を突っ切るかのように異物が入ってくる。痛みで涙が止まらない。


「流石にキツいな……」
「……痛い……。絶対…切れてるだろ……」
「処女だしな。後で消毒してやるから、今は突かせろ」
「…やっ…ぁあ……」
「ほら。前立腺まで当たるだろ?」
「いっ……あっ……やめ……」
「指とじゃ全然違うんだってよ」
「やだ……ぅあ……っ…… 」
「やっべ……。これ止まんねぇわ」
「んっ……あっ……イク……」


いつの間にか痛みは去り、快楽が押し寄せてきた。透韻はビクンと身体を反らせながら射精した。


「はぁ……あっ……」
「なんだ。気持ちいいんじゃねぇか」
「……なっ……やだ……抜い……」
「俺がまだだからな。中に出させて貰う」 
「やぁあ……!イッたばっかなのに……」 
「1回で済むと思った?バーカ」


痙攣しているにも関わらず青は欲のままに腰を動かした。透韻は快楽に抗えず、間髪入れずに射精していた。


「ぁ……かはっ……」
「悪ぃな。まだ付き合えよ」
「やっ…!もういい……!やだ……もうしたくない……!抜けって……」
「あー、その表情唆るわ。雀、押さえとけ」
「セイちゃん、猛獣みたい」
「後で覚悟しとけよ」


青の欲は尽きること無く、何度も何度も突き続け透韻はもう声を出す事すらしんどくなっていた。


「…はぁ……あっ……中……出しやがって……」 
「種付けしとかねぇとな」
「終わったんなら抜けよ…早く。キツいんだよ…」
「その口の悪さはどうにかならねーもんかね」
「うるせぇ」
「セイちゃん、消毒するから液持ってきて」
「ああ」


行為が一通り終わり、満足した青はまた別の部屋へと出ていき、雀も透韻の前に移動してきた。


「あーらら。やっぱり切れてるねー。明日、腰とか痛いよ」 
「ふざけんじゃねぇっての……。こんなの……何が楽しいんだよ…」
「オレらは調教師だからさ、躾を叩き込ませるのが役目な訳」
「躾って…こんなの強姦もいいとこ……」
「ねぇ。簡単に屈服なんてしないでよ?楽しみ無くなっちゃうからさぁ。いっぱい嫌がって泣き喚きなよ。オレらを飽きさせないでね」


そういう雀の目は少しも笑ってはいなかった。優しい声色とは裏腹に、彼は怒らせてはいけないと透韻は悟ってしまった。


「消毒したらご飯だから。彼女もいるからね」
「……」
「あ。手、解放するけどオレに手なんか出したらセイちゃんの怒り買うからね。忠告」
「…分かったよ…」
「そういう所は素直なんだね」


もう何も出来ない。一度逆らえないと解ってしまった以上抵抗も反撃も役に立たない。ただ怖さだけが募っていく……。
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