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「イレネオ・ジュスティ。婚約者のことで話がある。行くぞ」
授業が始まる前、レイブン先生に呼ばれた。思わず、ユハニとアポロニアの二人と視線を合わせる。
年齢に見合わない速度で駆け出す先生を必死で追うと、厩に到着した。羽毛に覆われた生き物が大人しく寝そべっている。
以前見学に来たときも思ったが、前世でいう鶏と馬の合いの子のような姿をしている。
燻し金の鶏冠。対して嘴は光沢のある金。身体は背中が白、お腹が藍色のふわふわの羽毛に覆われ、翼の羽根は白と藍色が入り混じり、翼と同じ色をした長い尾羽が優美に流れる。飾りのように生えた耳の羽毛が、ピンと立ってこちらを向いた。
でかい観賞用の鶏のようだが、四足あるし、蹄がある。飛馬と呼ばれる魔獣だ。
大人しいがでかい魔物をしげしげと観察し、黙って鞍の準備をしている先生の慣れた手つきを見ていたら、突然腕を掴まれて雑に後ろへ乗せられた。
「行きで色々話す。落ちるなよ。固定の魔術は習っただろ? 位置はここ。やってみろ」
先生の腹に回した手をトントンと叩かれ我に返った。何となく次に要求されることを察してはいた俺は、その魔術を記憶から呼び出してはいた。
固定するための魔術だから、強力接着剤のCMのジングルを宛てておいたやつだ。
──────
「ああああああああああ!!!」
「黙っとけ。舌噛むぞ」
街の人々の顔が判別できないくらいの高度で飛馬は進む。しかしその下界の景色の流れ方がおかしい。
凄まじい風切り音と共に、木々や建物の屋根全部が色とりどりの縦線に見える。
「あ、違った。こっちだわ」
「ぐえええええええええ!!!」
突然ヘアピンカーブを描かれて、ヨコGがかかる。脚が片方浮いたが耐えた。
昔から乗馬もしといて良かった。華奢なレディのアポロニアなら、腰から下がとっくに宙に投げ出されてると思う。
「大丈夫かー、すまんすまん。今から行くのは王立の治療院だ。お前の婚約者が危ない」
悲鳴を飲み込んで聞き入った。レイブン先生熟練の魔術で、空を切り裂く速度の中でも室内のように声が届く。
「俺は治療魔術師じゃねえからどうなってんだか知らんが、治療魔術がろくすっぽ効かなくて手技が施せんらしい。学園長からお前を連れてけとの指示があった」
今にも命がかき消えそうだったあの王子様の様子を思い出す。
もし先輩がああだったらと、俺の脳みそはその悪い想像を鮮明な映像に変えて見せてくる。所有者に負荷をかける映像を勝手に編集する自分の脳みそと、不可能だとしても治療魔術師を目指さなかった自分に怒りを感じ、震え出す身体を必死で抑えて到着の時を待った。
俺と対照的に冷静であったレイブン先生は、飛ぶ速度に見合わずゆっくりとした口調で助言をくれた。
「緊急事態だ。今から言うことを人に言うなよ。合口の君というのは、魔力の強い子供が出来やすいだけじゃない。提供や交換が可能だ。ある方がない方へと提供ないし補給することが容易にできる。普通だとよっぽど量の差があるか、そこそこ程度でも相性が良くないと無理だ。お前の仕事は、奴を眠らせること。次に、そのでかい魔力をめいっぱい注いで満タンにすること。それだけでいい。気張れよ」
先生の指示は的確だった。どうしよう、どうすればという利のない混乱がようやく収まってきた。
急いでるにしても限度があるだろスピード狂め、と悪態を吐く余裕も出てきた。
心の中でな。
──────
それからはもう目まぐるしかった。泣いてる暇など全くなかった。
初めて経験した洗浄魔術。何に使うのか分からない器具、見たことのない照明、台にくくりつけられた先輩らしき男。
気絶状態で運ばれて来たが、沈静魔術が効かない。手技のため触れると激痛が走るので無意識に暴れてしまう。無理やり縛って雑に縫ってはいるが、きちんと止血が出来ていないと説明を受けた。
傷を完全に塞ぐには手技しかないのにそれが出来ない。止血薬が効いている様子がない。
魂が抜け落ちてしまう危険水域の出血にあと少しで到達するとも。
レイブン先生と手が空いている魔術師さんに念のため結界を張ってもらい、入り口の扉を閉めた。室内には二人きり。外の音が遠くなった。
天井から射す光が、近所の教会のステンドグラスを思わせた。
「先輩の方が先にピンチになってんじゃん。…いくよ、頑張ってね」
──眠れ。眠れ。枝葉よ眠れ。根幹を鎮める命を与える。
──我に従え。傾注せよ。さすれば鎮静の時が訪れよう。
精神干渉魔術のひとつである鎮静魔術にも、微妙な差だが効果が異なるものに複数枝分かれしている。今のところ一発芸しか持たない俺は、全てを必死に覚えた。
まだ早いよと言われても、そこを何とか、と教わった甲斐があった。
少しずつ出力を強めてゆく。大丈夫かと不安になったタイミングで、先輩が少し身じろぎ、大きく息を吸いゆっくり吐いた。
一気に手応えが来た。よし。次は魔力を注がないと。
魔力を…………。
ちょ待てよ。どうすんだよ。
重傷者相手にアレする訳にいかねえよ。勃たねえって、寝てんのに。
あっじゃあ俺が突っ込むの?
俺はふざけてはいなかった。この時、本気で悩んだのだ。ホントだって。
先輩とのいかがわしい思い出が、走馬燈のように駆け巡る。
とりあえずチューしてみよ。こういうときの定番じゃん。やってみてから考えよ。
俺はどこまでも文系の繊細さとは無縁だった。筋肉が詰まっているのだ。この頭には。
「う゛っっ」
……口から感電したかと思った。
予想通りに、声を上げそうになるほど気持ち良くなってきたが、そんなことよりも俺の中の透明な血液のようなものが、どんどん引っ張られていく感覚がする。
どのくらいそうしていたのか分からないが、脚の感覚が薄くなり、視界が薄暗くなり始めたところで唇を剥がすように後ろに下がった。
先輩の身体の怪我は大きく、あちこち血塗れで怖いことになっているが、顔だけはいつもの眠っているときと同じだった。 血色が戻った。補給できるって本当だったんだ。
やったあ。喜びがふつふつと湧いてくる。外で待ってる魔術師さん達を呼ぶつもりで振り返ったら、目の前の景色が突然ブレた。
──────
「おい坊主。起きられるか」
レイブン先生の声で起きた。あれ、ここベッドだ。俺なんで倒れたの?
「おめーがそんなになるとは思わなかったわ。あいつ、魔力の器が結構でけえんだな。スカウトしようかな」
「えー、多分俺が注ぎ過ぎただけだと思いますけど。よく寝たー。今何時っすか?」
とっぷり日が暮れていたーなんてことはなく、小一時間経ってただけだった。
お腹空いたでしょう、と俺の具合を見にきた治療院の魔術師さんが昼食を勧めてくれたから、先生と一緒に遠慮なく頂いた。
二人してめっちゃお代わりしてたら、配膳の職員さんが気を利かせて、大量のパンとシチューを鍋ごと持ってきてくれた。すみませんね意地汚くて。魔術使うとどうしてもね。
案外美味かったな、次は米のメニューを食べてみたいッスね、などと言い合っていたら突然、学園長が訪ねてきた。
先生はスッと立ち上がって礼を取った。さっきまで俺が禁煙だからやめろっつってんのに、病室で堂々とキセルふかしてたくせに。不良教師め。
「やあやあ、ジュスティ君。元気そうで良かったよ。頑張ったね」
ホッホッと学園長が笑った。今日の装いは深い緑がメインカラーだ。俺のサンタは相変わらずサンタだった。
学園長はご褒美のデザートだよ、と俺にお菓子が入ってるらしい大きな箱を下さった。
君の分もあるからね、とレイブン先生にも何かあげてた。ちょっと慌てる不良教師が面白かった。
「合口の君は数が少ないもんでの。解っていないことがまだまだある。じゃが、今後も助け合える者を君は見つけることが出来た。十万に一の幸運じゃな」
費用の支払いは要らぬから今日はここに泊まっていきなさい、夕食のメニューは米料理じゃぞ、と言って学園長は早々にお帰りになった。
いやー有り難い。有り難いけどどこから話を聞いていたんだ。学園長様すげえな。
授業が始まる前、レイブン先生に呼ばれた。思わず、ユハニとアポロニアの二人と視線を合わせる。
年齢に見合わない速度で駆け出す先生を必死で追うと、厩に到着した。羽毛に覆われた生き物が大人しく寝そべっている。
以前見学に来たときも思ったが、前世でいう鶏と馬の合いの子のような姿をしている。
燻し金の鶏冠。対して嘴は光沢のある金。身体は背中が白、お腹が藍色のふわふわの羽毛に覆われ、翼の羽根は白と藍色が入り混じり、翼と同じ色をした長い尾羽が優美に流れる。飾りのように生えた耳の羽毛が、ピンと立ってこちらを向いた。
でかい観賞用の鶏のようだが、四足あるし、蹄がある。飛馬と呼ばれる魔獣だ。
大人しいがでかい魔物をしげしげと観察し、黙って鞍の準備をしている先生の慣れた手つきを見ていたら、突然腕を掴まれて雑に後ろへ乗せられた。
「行きで色々話す。落ちるなよ。固定の魔術は習っただろ? 位置はここ。やってみろ」
先生の腹に回した手をトントンと叩かれ我に返った。何となく次に要求されることを察してはいた俺は、その魔術を記憶から呼び出してはいた。
固定するための魔術だから、強力接着剤のCMのジングルを宛てておいたやつだ。
──────
「ああああああああああ!!!」
「黙っとけ。舌噛むぞ」
街の人々の顔が判別できないくらいの高度で飛馬は進む。しかしその下界の景色の流れ方がおかしい。
凄まじい風切り音と共に、木々や建物の屋根全部が色とりどりの縦線に見える。
「あ、違った。こっちだわ」
「ぐえええええええええ!!!」
突然ヘアピンカーブを描かれて、ヨコGがかかる。脚が片方浮いたが耐えた。
昔から乗馬もしといて良かった。華奢なレディのアポロニアなら、腰から下がとっくに宙に投げ出されてると思う。
「大丈夫かー、すまんすまん。今から行くのは王立の治療院だ。お前の婚約者が危ない」
悲鳴を飲み込んで聞き入った。レイブン先生熟練の魔術で、空を切り裂く速度の中でも室内のように声が届く。
「俺は治療魔術師じゃねえからどうなってんだか知らんが、治療魔術がろくすっぽ効かなくて手技が施せんらしい。学園長からお前を連れてけとの指示があった」
今にも命がかき消えそうだったあの王子様の様子を思い出す。
もし先輩がああだったらと、俺の脳みそはその悪い想像を鮮明な映像に変えて見せてくる。所有者に負荷をかける映像を勝手に編集する自分の脳みそと、不可能だとしても治療魔術師を目指さなかった自分に怒りを感じ、震え出す身体を必死で抑えて到着の時を待った。
俺と対照的に冷静であったレイブン先生は、飛ぶ速度に見合わずゆっくりとした口調で助言をくれた。
「緊急事態だ。今から言うことを人に言うなよ。合口の君というのは、魔力の強い子供が出来やすいだけじゃない。提供や交換が可能だ。ある方がない方へと提供ないし補給することが容易にできる。普通だとよっぽど量の差があるか、そこそこ程度でも相性が良くないと無理だ。お前の仕事は、奴を眠らせること。次に、そのでかい魔力をめいっぱい注いで満タンにすること。それだけでいい。気張れよ」
先生の指示は的確だった。どうしよう、どうすればという利のない混乱がようやく収まってきた。
急いでるにしても限度があるだろスピード狂め、と悪態を吐く余裕も出てきた。
心の中でな。
──────
それからはもう目まぐるしかった。泣いてる暇など全くなかった。
初めて経験した洗浄魔術。何に使うのか分からない器具、見たことのない照明、台にくくりつけられた先輩らしき男。
気絶状態で運ばれて来たが、沈静魔術が効かない。手技のため触れると激痛が走るので無意識に暴れてしまう。無理やり縛って雑に縫ってはいるが、きちんと止血が出来ていないと説明を受けた。
傷を完全に塞ぐには手技しかないのにそれが出来ない。止血薬が効いている様子がない。
魂が抜け落ちてしまう危険水域の出血にあと少しで到達するとも。
レイブン先生と手が空いている魔術師さんに念のため結界を張ってもらい、入り口の扉を閉めた。室内には二人きり。外の音が遠くなった。
天井から射す光が、近所の教会のステンドグラスを思わせた。
「先輩の方が先にピンチになってんじゃん。…いくよ、頑張ってね」
──眠れ。眠れ。枝葉よ眠れ。根幹を鎮める命を与える。
──我に従え。傾注せよ。さすれば鎮静の時が訪れよう。
精神干渉魔術のひとつである鎮静魔術にも、微妙な差だが効果が異なるものに複数枝分かれしている。今のところ一発芸しか持たない俺は、全てを必死に覚えた。
まだ早いよと言われても、そこを何とか、と教わった甲斐があった。
少しずつ出力を強めてゆく。大丈夫かと不安になったタイミングで、先輩が少し身じろぎ、大きく息を吸いゆっくり吐いた。
一気に手応えが来た。よし。次は魔力を注がないと。
魔力を…………。
ちょ待てよ。どうすんだよ。
重傷者相手にアレする訳にいかねえよ。勃たねえって、寝てんのに。
あっじゃあ俺が突っ込むの?
俺はふざけてはいなかった。この時、本気で悩んだのだ。ホントだって。
先輩とのいかがわしい思い出が、走馬燈のように駆け巡る。
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俺はどこまでも文系の繊細さとは無縁だった。筋肉が詰まっているのだ。この頭には。
「う゛っっ」
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予想通りに、声を上げそうになるほど気持ち良くなってきたが、そんなことよりも俺の中の透明な血液のようなものが、どんどん引っ張られていく感覚がする。
どのくらいそうしていたのか分からないが、脚の感覚が薄くなり、視界が薄暗くなり始めたところで唇を剥がすように後ろに下がった。
先輩の身体の怪我は大きく、あちこち血塗れで怖いことになっているが、顔だけはいつもの眠っているときと同じだった。 血色が戻った。補給できるって本当だったんだ。
やったあ。喜びがふつふつと湧いてくる。外で待ってる魔術師さん達を呼ぶつもりで振り返ったら、目の前の景色が突然ブレた。
──────
「おい坊主。起きられるか」
レイブン先生の声で起きた。あれ、ここベッドだ。俺なんで倒れたの?
「おめーがそんなになるとは思わなかったわ。あいつ、魔力の器が結構でけえんだな。スカウトしようかな」
「えー、多分俺が注ぎ過ぎただけだと思いますけど。よく寝たー。今何時っすか?」
とっぷり日が暮れていたーなんてことはなく、小一時間経ってただけだった。
お腹空いたでしょう、と俺の具合を見にきた治療院の魔術師さんが昼食を勧めてくれたから、先生と一緒に遠慮なく頂いた。
二人してめっちゃお代わりしてたら、配膳の職員さんが気を利かせて、大量のパンとシチューを鍋ごと持ってきてくれた。すみませんね意地汚くて。魔術使うとどうしてもね。
案外美味かったな、次は米のメニューを食べてみたいッスね、などと言い合っていたら突然、学園長が訪ねてきた。
先生はスッと立ち上がって礼を取った。さっきまで俺が禁煙だからやめろっつってんのに、病室で堂々とキセルふかしてたくせに。不良教師め。
「やあやあ、ジュスティ君。元気そうで良かったよ。頑張ったね」
ホッホッと学園長が笑った。今日の装いは深い緑がメインカラーだ。俺のサンタは相変わらずサンタだった。
学園長はご褒美のデザートだよ、と俺にお菓子が入ってるらしい大きな箱を下さった。
君の分もあるからね、とレイブン先生にも何かあげてた。ちょっと慌てる不良教師が面白かった。
「合口の君は数が少ないもんでの。解っていないことがまだまだある。じゃが、今後も助け合える者を君は見つけることが出来た。十万に一の幸運じゃな」
費用の支払いは要らぬから今日はここに泊まっていきなさい、夕食のメニューは米料理じゃぞ、と言って学園長は早々にお帰りになった。
いやー有り難い。有り難いけどどこから話を聞いていたんだ。学園長様すげえな。
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