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24 合同演習
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学園の存在意義の大きな理由。
一、国力を高めるため。有事に備えるべし。
一、富めば富むほど増える人口のため、魔獣が蔓延る地帯を開拓し、豊かな土地を確保するため。そのためには兵の育成が不可欠。
忘れられてるかもしれないけど、俺には前世の記憶がある。まあ当人の俺もちょいちょい忘れてるんだけど。だってぇー、転移とかじゃないしぃー。
だから学園と魔術科の存在を知ったとき、きっと名前を言っちゃいけないあの人みたいな悪と戦うに違いない、そんで平和が訪れたら本が浮いてるような職場で座り仕事をしたり、宅配便をしたりするってイメージしかなかった。
魔道具作ったりとかも。俺の家が魔道具扱ってるからな。
いやいや。なかなかの武闘派でしたわ。授業が進むにつれて攻撃、防御、後方支援の魔術を結構教わるようになった。
生徒数に対する割合はまだ解らないが、卒業後、更に学問の方へ進む子達もいる。魔道具作ったり、魔術研究したり、治療魔術学校に入り直したり。
後でどこに進んで何をしようと咎められない。基本的に自由なのだが、ちょっとは戦えるようになっとけよっていう国の意向が見えてくる。
アンティークな校舎を構え、アカデミックな顔をしているが、中身は初歩的な戦い方を教えるための軍人養成校でもあるのだ。
今度、騎士科の生徒が行う演習について行く授業が始まる。
頭に叩き込むことが多くて、危険物である魔力を扱う魔術科は、それがある程度出来るようになってから遠征に参加させられる。
まず最初はモヤシっ子が多い魔術科の生徒を場に慣らす意味もあって、易しい場所からスタートするのだ。
大体の子が大丈夫かな、怪我人も出るらしいよ、と怖がっているが、俺は元々、屋外大好き野生マンだからその辺は気にしてない。むしろ楽しみだ。魔獣とか出てくるかな。どんなのがいるんだろう。
──────
引率の先生と、四年生、三年生が合同演習に参加する。
魔術科のある程度ほっといても大丈夫な奴、そこそこの奴、大丈夫かこいつって奴を大雑把に分けて、騎士科のメンツとペアを組ませてマンツーマンで行動する。
個々の関係性とかは考慮されないから、俺はブルーノ先輩と一緒にはなれなかった。
俺のペアの先輩は、ハヴェル先輩。 すっごく優しい人だ。ほんっとに優しい。初めて会ったときから印象が良かった。
いつも微笑んでいるようなたれ目で、オリーブの葉で染めたような、目に優しい茶髪の色と、アンバーの瞳。
彼は、優しい配色がもたらす安心感そのものの人だった。ブルーノ先輩は、色彩学に基づいた印象効果をしょっちゅう台無しにしてるからな。
その当人とペアを組んだ奴は、優しそうな人で良かったーって安心し切った顔をしている。気を付けろ。そいつは見た目通りじゃないぞ。体力あるし、ついて行けるか? 陰ながら応援してるぞ。
演習はまず遠乗りから開始する。魔獣騎乗でおなじみ、飛馬の登場だ。
まずここでへばる奴が出る。一コマの授業だけでも疲れるのに、二時間から三時間くらいの間、休憩を挟んで乗り続けるからだ。
徒歩何分のところに戦場はない。大体遠方。だから長距離騎乗に慣れておかないとならない。
戦場では後方支援をするのが魔術師の主な仕事だ。具体的には騎士が打つ矢に魔術をかけて威力倍増させたり。そんな風に相棒の騎士と連携する必要があるから、物理的に近いところにいた方がいい。
ということで飛馬に相乗り中です。わりとベッタリになるけど、ハヴェル先輩が時折優しく話しかけてくれるから気にならない。
「イレネオくん、乗るの上手だね。前から乗馬やってたの?」
「はい! 全速力いけます!」
「凄いね! いつでも相棒になってもらえそう。精神干渉魔術が得意なんでしょ?」
「はい! あ、でも得意なのは眠らせるくらいですかね」
「いやいや、凄いよ。なんでもできる人は重宝されるけど、一芸に秀でてるほうがいいこともいっぱいあるからね」
大体何を話しても聞いてくれるし褒めてくれる。なるべく体力温存しとかなきゃいけないんだけど、ついつい話しかけてしまう。いい人と一緒で良かったな。
着いたらまず野営の準備。基地作り、水汲みなど。それから魔獣狩り。今回は練習だから大型のやばい魔獣はいないところだけど、穿孔鳥っていうネズミと鳥を掛け合わせたような魔獣を狩って食べる。狩りに成功すれば食事が豪華になる。
敵地に近いわけだから、野営準備は時間内に行わないとならない。ハヴェル先輩は早く設営できるコツを丁寧に教えてくれながら、ほとんど自らやってくれた。水汲みの魔術を使うのだってしんどいでしょ、って。他の班はなんでも大体後輩にやらせてるけど、自分も早く休みたいだろうに気遣ってくれたのだ。優しい。
ブルーノ先輩達は先に着いていたが、先輩付きの同級生が早くもグッタリしていた。早く進めばその分飛馬の揺れが強くなり、身体の負担がでかくなる。奴は洗礼を浴びたな。
グッタリしている同級生達を尻目に俺らは狩りに向かった。ハヴェル先輩は俺が弓矢を扱えると知って、魔術を使って撃ってみろと言ってくれた。今までずっとやってみたかったが、俺の魔術は粗いし、学園ではやる機会がなかったのだ。
「うーわ、ハヴェル先輩、これ重いっスねええ」
「魔力の込めすぎだね。君は量が多いから絞るのが大変だろうけど、筋肉使いすぎたら傷めちゃうから魔力を絞る方を意識して」
重いムズいと言っている間に、奥の方からガサガサと草を分ける音がした。
あっ! ちょっと可愛い! 穿孔鳥だ。可愛いけど牙を剥いてシャーシャー言ってて、凶悪そのもの。ていうか鳥に分類していいのか? 羽根のあるネズミじゃん。と思ってたら迷わずこちらに飛んできた。本当に飛んだ!
ハヴェル先輩が剣を抜いたと気づいたが、せっかく体勢が整っているから撃ってみた。
ドッ、という音で穿孔鳥の脳天を直撃して、矢が刺さるというより突き抜け、さらに後ろにあった木の幹を抉った。刺さってない。抉った。
木はバキバキと音を立ててゆっくり横に倒れていった。威力ヤバいじゃないか。ついでに伐採してしまった。
これは学園でやりたいと訴えても、弓道部の自主練みたいな扱いにはできないはずだわ。
成功して良かった、センスあるねとまた褒められ有頂天になったあと、野営地へ調理をしに戻った。
戻ったら、騎士科の四年生の一人が騒いでいた。あれは確か、あの子と一緒だった先輩じゃないか?
フィクションの物語では、こういうイベントがあるときに限ってピンチに陥る者がひとりは現れる。そして助けたヒーローといい感じになるのだ。お決まりの予定調和だ。
今回そのお姫様ムーブを起こしたのは、艶々焦げ茶の髪に、桃色がかった大きな瞳の可憐な少女。俺の友達。まさかのアポロニアだったのだ。
一、国力を高めるため。有事に備えるべし。
一、富めば富むほど増える人口のため、魔獣が蔓延る地帯を開拓し、豊かな土地を確保するため。そのためには兵の育成が不可欠。
忘れられてるかもしれないけど、俺には前世の記憶がある。まあ当人の俺もちょいちょい忘れてるんだけど。だってぇー、転移とかじゃないしぃー。
だから学園と魔術科の存在を知ったとき、きっと名前を言っちゃいけないあの人みたいな悪と戦うに違いない、そんで平和が訪れたら本が浮いてるような職場で座り仕事をしたり、宅配便をしたりするってイメージしかなかった。
魔道具作ったりとかも。俺の家が魔道具扱ってるからな。
いやいや。なかなかの武闘派でしたわ。授業が進むにつれて攻撃、防御、後方支援の魔術を結構教わるようになった。
生徒数に対する割合はまだ解らないが、卒業後、更に学問の方へ進む子達もいる。魔道具作ったり、魔術研究したり、治療魔術学校に入り直したり。
後でどこに進んで何をしようと咎められない。基本的に自由なのだが、ちょっとは戦えるようになっとけよっていう国の意向が見えてくる。
アンティークな校舎を構え、アカデミックな顔をしているが、中身は初歩的な戦い方を教えるための軍人養成校でもあるのだ。
今度、騎士科の生徒が行う演習について行く授業が始まる。
頭に叩き込むことが多くて、危険物である魔力を扱う魔術科は、それがある程度出来るようになってから遠征に参加させられる。
まず最初はモヤシっ子が多い魔術科の生徒を場に慣らす意味もあって、易しい場所からスタートするのだ。
大体の子が大丈夫かな、怪我人も出るらしいよ、と怖がっているが、俺は元々、屋外大好き野生マンだからその辺は気にしてない。むしろ楽しみだ。魔獣とか出てくるかな。どんなのがいるんだろう。
──────
引率の先生と、四年生、三年生が合同演習に参加する。
魔術科のある程度ほっといても大丈夫な奴、そこそこの奴、大丈夫かこいつって奴を大雑把に分けて、騎士科のメンツとペアを組ませてマンツーマンで行動する。
個々の関係性とかは考慮されないから、俺はブルーノ先輩と一緒にはなれなかった。
俺のペアの先輩は、ハヴェル先輩。 すっごく優しい人だ。ほんっとに優しい。初めて会ったときから印象が良かった。
いつも微笑んでいるようなたれ目で、オリーブの葉で染めたような、目に優しい茶髪の色と、アンバーの瞳。
彼は、優しい配色がもたらす安心感そのものの人だった。ブルーノ先輩は、色彩学に基づいた印象効果をしょっちゅう台無しにしてるからな。
その当人とペアを組んだ奴は、優しそうな人で良かったーって安心し切った顔をしている。気を付けろ。そいつは見た目通りじゃないぞ。体力あるし、ついて行けるか? 陰ながら応援してるぞ。
演習はまず遠乗りから開始する。魔獣騎乗でおなじみ、飛馬の登場だ。
まずここでへばる奴が出る。一コマの授業だけでも疲れるのに、二時間から三時間くらいの間、休憩を挟んで乗り続けるからだ。
徒歩何分のところに戦場はない。大体遠方。だから長距離騎乗に慣れておかないとならない。
戦場では後方支援をするのが魔術師の主な仕事だ。具体的には騎士が打つ矢に魔術をかけて威力倍増させたり。そんな風に相棒の騎士と連携する必要があるから、物理的に近いところにいた方がいい。
ということで飛馬に相乗り中です。わりとベッタリになるけど、ハヴェル先輩が時折優しく話しかけてくれるから気にならない。
「イレネオくん、乗るの上手だね。前から乗馬やってたの?」
「はい! 全速力いけます!」
「凄いね! いつでも相棒になってもらえそう。精神干渉魔術が得意なんでしょ?」
「はい! あ、でも得意なのは眠らせるくらいですかね」
「いやいや、凄いよ。なんでもできる人は重宝されるけど、一芸に秀でてるほうがいいこともいっぱいあるからね」
大体何を話しても聞いてくれるし褒めてくれる。なるべく体力温存しとかなきゃいけないんだけど、ついつい話しかけてしまう。いい人と一緒で良かったな。
着いたらまず野営の準備。基地作り、水汲みなど。それから魔獣狩り。今回は練習だから大型のやばい魔獣はいないところだけど、穿孔鳥っていうネズミと鳥を掛け合わせたような魔獣を狩って食べる。狩りに成功すれば食事が豪華になる。
敵地に近いわけだから、野営準備は時間内に行わないとならない。ハヴェル先輩は早く設営できるコツを丁寧に教えてくれながら、ほとんど自らやってくれた。水汲みの魔術を使うのだってしんどいでしょ、って。他の班はなんでも大体後輩にやらせてるけど、自分も早く休みたいだろうに気遣ってくれたのだ。優しい。
ブルーノ先輩達は先に着いていたが、先輩付きの同級生が早くもグッタリしていた。早く進めばその分飛馬の揺れが強くなり、身体の負担がでかくなる。奴は洗礼を浴びたな。
グッタリしている同級生達を尻目に俺らは狩りに向かった。ハヴェル先輩は俺が弓矢を扱えると知って、魔術を使って撃ってみろと言ってくれた。今までずっとやってみたかったが、俺の魔術は粗いし、学園ではやる機会がなかったのだ。
「うーわ、ハヴェル先輩、これ重いっスねええ」
「魔力の込めすぎだね。君は量が多いから絞るのが大変だろうけど、筋肉使いすぎたら傷めちゃうから魔力を絞る方を意識して」
重いムズいと言っている間に、奥の方からガサガサと草を分ける音がした。
あっ! ちょっと可愛い! 穿孔鳥だ。可愛いけど牙を剥いてシャーシャー言ってて、凶悪そのもの。ていうか鳥に分類していいのか? 羽根のあるネズミじゃん。と思ってたら迷わずこちらに飛んできた。本当に飛んだ!
ハヴェル先輩が剣を抜いたと気づいたが、せっかく体勢が整っているから撃ってみた。
ドッ、という音で穿孔鳥の脳天を直撃して、矢が刺さるというより突き抜け、さらに後ろにあった木の幹を抉った。刺さってない。抉った。
木はバキバキと音を立ててゆっくり横に倒れていった。威力ヤバいじゃないか。ついでに伐採してしまった。
これは学園でやりたいと訴えても、弓道部の自主練みたいな扱いにはできないはずだわ。
成功して良かった、センスあるねとまた褒められ有頂天になったあと、野営地へ調理をしに戻った。
戻ったら、騎士科の四年生の一人が騒いでいた。あれは確か、あの子と一緒だった先輩じゃないか?
フィクションの物語では、こういうイベントがあるときに限ってピンチに陥る者がひとりは現れる。そして助けたヒーローといい感じになるのだ。お決まりの予定調和だ。
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