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第60話
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リエッタから報告を聞き、数日が経っている。
全てが終わったことで――私とグレイは、結婚式を行おうとしていた。
ランドンがルーミスを婚約者にした時。
私が衝動的に家を捨てたのは、危険な行為だったと今になって思う。
それでも……あのままなら、私は心が壊れていたに違いない。
今までの私の行いをグレイは見てくれていたからこそ、私は幸せを手にすることができていた。
■◇■◇■◇■◇■
式がはじまる直前、私はグレイと2人きりになっていた。
今この時に、私はグレイに本心を伝えておきたくなっている。
「グレイ様がいなければ、私はどうなっていたかわかりません……ありがとうございます」
「ルーシー様なら、僕でなくても幸せになれたに違いない――出会えた運命に感謝するのは、僕の方です」
私がお礼を伝えると、グレイも同じ気持ちだと知る。
今まで妹のせいで不幸な人生と思ってしまうこともあったけど――私は、それ以上の幸せを手にすることができていた。
全てが終わったことで――私とグレイは、結婚式を行おうとしていた。
ランドンがルーミスを婚約者にした時。
私が衝動的に家を捨てたのは、危険な行為だったと今になって思う。
それでも……あのままなら、私は心が壊れていたに違いない。
今までの私の行いをグレイは見てくれていたからこそ、私は幸せを手にすることができていた。
■◇■◇■◇■◇■
式がはじまる直前、私はグレイと2人きりになっていた。
今この時に、私はグレイに本心を伝えておきたくなっている。
「グレイ様がいなければ、私はどうなっていたかわかりません……ありがとうございます」
「ルーシー様なら、僕でなくても幸せになれたに違いない――出会えた運命に感謝するのは、僕の方です」
私がお礼を伝えると、グレイも同じ気持ちだと知る。
今まで妹のせいで不幸な人生と思ってしまうこともあったけど――私は、それ以上の幸せを手にすることができていた。
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