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第32話
夜になって――冷静になり約1日経過したことで、これからの考えが纏まっている。
今日は庭で契約獣クロとリカルドと一緒に遊んでいて、最高の1日だった。
居間で会話をしながら、私はリカルドに明日以降の行動を話す。
「リカルド。明日から、私も食事の用意をするわね」
「えっ……私の料理が、お口に合いませんでしたか?」
提案したけど、リカルドはすぐ私を不快にさせたと思うようだ。
この辺は3年前と全然変わっていないけど、顔が凛々しくなっているから罪悪感が増してしまう。
3年前ならシュンとしてすぐ励ましていたけど、今のリカルドは返答に躊躇ってしまう。
それでもこの返答は予想できていたから、私はすぐに考えていたことを伝えた。
「リカルドの料理はとてつもなく美味しかったわ」
「それなら、どうして……」
「私はもう聖女ではないから……私も、リカルドの為に何かしたいと思っているの」
今までは聖女と護衛の関係だったけど、もう私は聖女ではない。
リカルドはそんなことを気にしないから3年間一緒にいてくれているけど、私が気にすることだ。
「リカルドは今まで頑張ってきたのだから、次は私が頑張る番よ」
「そう、ですか……それなら、一緒に料理をしましょう」
どうやら私1人に食事の準備をさせるのは、護衛のリカルドとしては気になってしまうようだ。
もう対等な関係だと私は想っているけど……リカルドがそう言うのなら、そうしよう。
今日は庭で契約獣クロとリカルドと一緒に遊んでいて、最高の1日だった。
居間で会話をしながら、私はリカルドに明日以降の行動を話す。
「リカルド。明日から、私も食事の用意をするわね」
「えっ……私の料理が、お口に合いませんでしたか?」
提案したけど、リカルドはすぐ私を不快にさせたと思うようだ。
この辺は3年前と全然変わっていないけど、顔が凛々しくなっているから罪悪感が増してしまう。
3年前ならシュンとしてすぐ励ましていたけど、今のリカルドは返答に躊躇ってしまう。
それでもこの返答は予想できていたから、私はすぐに考えていたことを伝えた。
「リカルドの料理はとてつもなく美味しかったわ」
「それなら、どうして……」
「私はもう聖女ではないから……私も、リカルドの為に何かしたいと思っているの」
今までは聖女と護衛の関係だったけど、もう私は聖女ではない。
リカルドはそんなことを気にしないから3年間一緒にいてくれているけど、私が気にすることだ。
「リカルドは今まで頑張ってきたのだから、次は私が頑張る番よ」
「そう、ですか……それなら、一緒に料理をしましょう」
どうやら私1人に食事の準備をさせるのは、護衛のリカルドとしては気になってしまうようだ。
もう対等な関係だと私は想っているけど……リカルドがそう言うのなら、そうしよう。
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