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第47話
街に向かっているとモンスターの襲撃を受けていたから、私達は助けために動く。
真っ先に私が広範囲に人だけを対象とした回復魔法を使い、負傷者を治していた。
「……妙ね」
「フィーレ様、大丈夫ですか?」
私が困惑していると、リカルドが心配してくれる。
どうやら契約獣クロも同じ気持ちで、不安そうな鳴き声が聞こえた。
「敵が強いとかじゃなくて……聞いていた通り、敵がそこまで本気で戦っていないのが気になったわ」
魔力を持った動物のモンスターが人を襲うのは、生きるためだ。
それなのに……人々の魂を取り込んで糧にするのではなく、苦しめているだけ。
「人が持つ負の感情を糧にするモンスターとかでしょうか?」
「確かに、そのモンスターの習性だけど……かなり希少なはずよ」
クロが突撃することでモンスターを蹴散らし、回復した冒険者達が優勢になる。
モンスターの群れが一番危険だと察したのか私を狙うけど、私とリカルドなら問題なく対処できる。
モンスターを全て撃退して、私達は更に感謝されることとなっていた。
そんな中で、私は倒したモンスターの群れを眺めながら呟く。
「……これ程の規模だと幾つか街が滅んでもおかしくないのに、途中で徹底するのが不思議ね」
誰かの指示を受けているとしか思えない。
とにかくモンスターの襲撃を対処できたことに安堵しながら、私達は詳しく話を聞こうとしていた。
真っ先に私が広範囲に人だけを対象とした回復魔法を使い、負傷者を治していた。
「……妙ね」
「フィーレ様、大丈夫ですか?」
私が困惑していると、リカルドが心配してくれる。
どうやら契約獣クロも同じ気持ちで、不安そうな鳴き声が聞こえた。
「敵が強いとかじゃなくて……聞いていた通り、敵がそこまで本気で戦っていないのが気になったわ」
魔力を持った動物のモンスターが人を襲うのは、生きるためだ。
それなのに……人々の魂を取り込んで糧にするのではなく、苦しめているだけ。
「人が持つ負の感情を糧にするモンスターとかでしょうか?」
「確かに、そのモンスターの習性だけど……かなり希少なはずよ」
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