見た目を変えろと命令したのに婚約破棄ですか。それなら元に戻るだけです

天宮有

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第21話

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 休日が明けて魔法学園に登校して、私は授業を受けている。

 広場で魔法を扱っていると、ラーミカの様子がおかしい。
 魔法は使えないのに、今までと違いどこか嬉しそうだ。

 そして――予想していた通り、広場に暴走した魔獣の群れが現れる。
 先生や生徒の大半が驚愕してパニックになるけど、私とマルクスは冷静だった。

「やはり魔法薬の力で、私を狙っているようです」

 私の隣にマルクスがいて、魔獣の群れが迫っていた。
 様々な種類の動物が私に敵意を向けてくるけど、事前に知ることができたから冷静に対応できる。

「被害が出る前に気を失わせれば、処分はされないはずだ……冷静に魔法を扱えれば、俺とテリナだけでも問題ない」

「はい。今すぐに無力化させましょう」

 恐らくラーミカは、パニックに陥らせるのが目的だった。
 動揺して魔法が扱えない状態で、魔獣に私を襲わせる目的のはず。

 獰猛な魔獣の群れが、敵意を強めて広場に現れる。
 その光景には先生も驚いていて、魔法を扱っても本来の力が発揮できていなかった。 
 
 私とマルクスは魔法を駆使して、魔獣の群れを無力化させていく。
 魔獣は全て意識を失い、被害を出さないようにすることができていた。

 魔法を使い抑えることに成功すると、ラーミカは明らかに焦っている。
 そして――私はこれから、ラーミカを追及しようとしていた。
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