私が張っている結界など存在しないと言われたから、消えることにしました

天宮有

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第22話

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 私は宿の部屋で、1人になって今日の依頼を思い返していた。

 依頼は問題なく……ラーサーの凄さに驚きながら、達成している。
 今思い返しているのは、目についた中位、上位の依頼だった。

「どれも危険な依頼だけど……私が結界を破棄したせいですね」

 ラーサーも今まで見てきた中位や上位の依頼より、危険になっていると言っていた。

 結界を失ったことでモンスターが強力になり、難易度の高い依頼が増えている。

 シロクが言うには、このままエリオース国が何もしないのなら、冒険者ギルドは見限るかもしれないらしい。

 そうなれば助けてくれる組織を失い、滅びることになるはずだ。
 国民も移民していると聞いていて、まだ10日も経ってないのに影響は出ている。

「結界を信じなかった王家、そして私を追いだしたルドレスト家が悪い」

 私は結界を破棄した後、ルドレスト家で元の生活に戻ろうとしていた。
 それなのに今まで魔法が使えなかったからと勘当を言い渡し、元兄は私を消そうとした。

 そんな元家族や国の力になりたいとは思えず、滅べばいいと本気で思っている。
 国民が離れるためにも、そしてこの国の結末を見るためにエリオース国で冒険者として行動しよう。

 そう考えていた時……隣の部屋で休んでいたラーサーが、私の部屋にやって来ていた。
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