幼馴染が夫を奪った後に時間が戻ったので、婚約を破棄します

天宮有

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第28話

バハムス視点

 その後メリタの部屋に向かい、俺はルーミエとジトアに対して苛立つしかない。
 竜巻の対処に成功したが、ナーリサ領は被害が出てしまう。
 報酬も多く支払うこととなり、ルーミエがいれば何も問題なかったはずだ。

「クソッッ! 俺達がこんな目に合っているのは、全てルーミエのせいだ!」

「バハムス殿下の仰るとおりです! ルーミエは絶対に許せません!!」

 俺の発言にメリタが賛同しているのは、何度頼んでも協力しなかったからだろう。
 今回の件で、ルーミエを排除しようと考えているようだ。

「もう限界です! 次の魔族の侵攻を対処した後、ルーミエはドラゴンの生贄にしましょう!」

「そ、それは……他の問題はどうする?」

「魔族の侵攻さえ対処すれば、ドラゴンの襲撃以外はルーミエの協力がなくても大丈夫です!」

 メリタとしては、早急にルーミエを排除したいようだ。
 
 父の国王に預言書を見せたが、内容を信じてくれなかった。
 それでも今回の件で予言が的中していたから、魔族の侵攻も対策をとれるはず。

 俺はメリタの提案に賛同して、ルーミエをドラゴンの生贄にしようと目論んでいた。

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