私を追い出した結果、飼っていた聖獣は誰にも懐かないようです

天宮有

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第24話

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 私は村長からモンスターの発生場所を聞いて、リオウと一緒に倒すことにしていた。

 リオウがモンスターに突進して、私も魔法を使い援護する。
 回復魔法以外には、誰でも使える炎を球体にして飛ばす程度しかできないけど……モンスターが強くなっていたとしても、リオウに回復魔法を使うほどの敵ではない。

 大地の主は私達の元に現れなかったから、ジークがやって来た後で探そう。

 そう考えていると……モンスターを全て倒したリオウが、私の元までやって来る。

「リオウ、お疲れ様」

『はい……アミリアは、ジークを待ち望んでいるようですね』

「そ、そうかしら……そうね」

 リオウの発言を聞いて赤くなってしまうけど、私は頷く。

 村の人が困っている強化されたモンスターの群れは、私とリオウだけで問題なく対処できていた。

 前に確認した大地の主は強力なモンスターだったけど……強さが同じなら、私とリオウにジークがいれば問題なさそうだ。

 これから屋敷にやって来るジークに今日の出来事を報告して、話がしたいと――私は想っていた。
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