婚約破棄を受け入れたのは、この日の為に準備していたからです

天宮有

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第11話

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 私はゼロアに、自らの力を説明する。

「私の魔力はドラゴンやワーウルフ、ガーゴイル等、幻獣と呼ばれる最高位の動物の弱点となるようです」

 魔法の実力は普通より少し優秀程度だけど、私の魔力に特殊な力がある。

 偶然ドラゴンを倒して以降、レヴォクや元家族が私を利用しようと企んでいた。

「それは聞いたことがある。婚約破棄をしたレヴォクは、幻獣のいる場所にシーラを送ろうとしたのだろう……俺としては、弱点だからといって危険な幻獣と戦うのはおかしいと思っている」

 それは前にもゼロアから聞いていたことで、私はそう言ってくれることが嬉しかった。

 私は今まで話していなかった、レヴォクの協力者について話す。

「レヴォクは私の力で倒した幻獣を捕らえ、商人と取引をしていました」

「シーラは、その商人が気になっているようだな」

「はい……私の力を知っているので、その商人もレヴォクに協力しそうです」

 その商人は幻獣とは何度か戦って倒したこともあるらしいと、レヴォクが言っていた。

 私は商人と会ったことがないから、実在しているか解らずゼロアに話さなかったけど、ソフィーの発言が気になってしまう。

 不安になっていると、ゼロアは私を見つめて話す。

「俺が傍いるから大丈夫だ。シーラは何も心配することはない」

 そう言ってくれて、私は安堵する。

「はい……ありがとうございます」

 ぜロアと一緒にいられることができて、私は幸せだ。
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