婚約破棄を受け入れたのは、この日の為に準備していたからです

天宮有

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第19話

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レヴォク視点

 スミスから現状を打破する方法を聞くが、問題点が多すぎる。

 俺は不安が顔に出ていたようで、スミスが話を続けた。

「シーラ様はレヴォク様を疑っていますけど……まだどこかで、自分のせいなのではないかと考えているはずです」

 そこを利用して、俺は行動する。
 スミスが提案した対処方法は――ドラゴンがガルク領に現れた原因を、全てシーラにすることだった。

 魔法道具の鈴を使って俺が呼んでいたが、シーラがドラゴンを引き寄せていたことにする。

 侯爵令息ゼロアの婚約者にシーラがなった以上、全てシーラのせいにするしなかない。

 俺はスミスの提案に賛同して、決意を叫ぶ。

「スミスの方法が一番だろう。ゼロアの婚約者になれば大丈夫だと思っているようだが、俺は容赦をしない!」

「はい。レヴォク様なら、私の言った通り動けると信じております」

 スミスの発言を聞いて、俺は頷く。 

 俺の行動が破滅を招くことになるなんて、この時は一切考えていなかった。
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