婚約破棄を受け入れたのは、この日の為に準備していたからです

天宮有

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第50話

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レヴォク視点

 俺はスミス経由で龍人ラウザーに頼み、首輪の破壊に成功する。

 これで自由に逃亡できると考えて、俺は更に頼む。

「俺の頼みを聞くのだろう……それなら俺をこんな目に合わせたシーラ、そしてゼロアを貴方の手で消して欲しい!」

 ラウザーが首輪を破壊している際に、スミスはシーラについて話していた。

 スミスから今までの話を聞いたライザーが、俺を眺めて話す。

「断る――オレの同胞を何頭も難無く倒すその強さ、シーラはオレの妻としよう!」

「なっ……なんだと!?」

 ラウザーの発言に、俺は驚愕するしかない。

 予想外の返答を聞いて戸惑うと、ラウザーが話す。

「強い者と番になるのは当然のことだ。人間と種族は違うが、シーラはオレの番に相応しいだろう」

「ふざけるな! シーラは俺が利用する!」

 本来ならもう関わらず逃げるべきだと理解しているが、俺はシーラを利用したいと未だに思っている。

 奴隷として従わせたいという考えは変わらず――龍人ラウザーに反発した。

 そしてラウザーは呆れた様子で、俺に話す。

「お前如きが何を言っている。今までの話を聞いていたが、お前はそこの商人に騙されたのだ」

「……なに?」

 ――スミスが、俺を騙していた?

 ラウザーの発言を聞いて、俺は唖然とするしかなかった。
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