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第54話
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ゼロアを消すと言った龍人ラウザーに、私は言いたいことがある。
「ラウザー様。私が全力なら、貴方を倒せる可能性もあります」
私が忠告したけど、ラウザーは嬉しそうだ。
どうやら好戦的な私を更に気に入ったようで、ラウザーが話す。
「お互い全力を出せば互角だと思うが……オレには、ゼロアを人質にするという手もある」
「っっ……」
「シーラとオレに優劣があるとすれば、それは弱点の有無だ」
私はゼロアを弱点と思ったことは一度もないけど、ラウザーは断言した。
人質にすると言われて動揺した私に対して、ラウザーが話を続ける。
「オレとしても、頼んだ人間以外に迷惑をかけたくはないと思っているが……それ程までに、君が魅力的なのだ」
「……そう、ですか」
部屋から追い出そうと決意していたけど、ゼロアを人質にすると言われて私は困惑してしまう。
そんな私を眺めて、ラウザーが言う。
「返事は明日聞こう……戦うつもりなら、オレも勝つ為の手段をとるしかなくなる。今日のことはゼロアに話してやるといい」
戦うのか降伏して妻になるか、ラウザーは明日まで待ってくれるようだ。
ラウザーはゼロアと別れる時間を与えて、明日の夜に迎えに来ると言って去って行く。
部屋で1人になった私は――今日の出来事を、ゼロアに話すべきか悩んでいた。
「ラウザー様。私が全力なら、貴方を倒せる可能性もあります」
私が忠告したけど、ラウザーは嬉しそうだ。
どうやら好戦的な私を更に気に入ったようで、ラウザーが話す。
「お互い全力を出せば互角だと思うが……オレには、ゼロアを人質にするという手もある」
「っっ……」
「シーラとオレに優劣があるとすれば、それは弱点の有無だ」
私はゼロアを弱点と思ったことは一度もないけど、ラウザーは断言した。
人質にすると言われて動揺した私に対して、ラウザーが話を続ける。
「オレとしても、頼んだ人間以外に迷惑をかけたくはないと思っているが……それ程までに、君が魅力的なのだ」
「……そう、ですか」
部屋から追い出そうと決意していたけど、ゼロアを人質にすると言われて私は困惑してしまう。
そんな私を眺めて、ラウザーが言う。
「返事は明日聞こう……戦うつもりなら、オレも勝つ為の手段をとるしかなくなる。今日のことはゼロアに話してやるといい」
戦うのか降伏して妻になるか、ラウザーは明日まで待ってくれるようだ。
ラウザーはゼロアと別れる時間を与えて、明日の夜に迎えに来ると言って去って行く。
部屋で1人になった私は――今日の出来事を、ゼロアに話すべきか悩んでいた。
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