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第31話
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ラドン視点
昼休みを終えて、俺とミレサは教室に向かう。
ミレサの姿はそのままにしていた方が、クラスメイトが同情する。
俺は乾かすべきと提案するも、ミレサの発言を尊重した。
先生が教室に入ったのを見計らって、俺とミレサが扉を開ける。
教室にいた全員が俺達を眺め、先生が尋ねる。
「ラドン殿下、そしてミレサ様……何があったのですか?」
「今日の昼休み、ルーナがミレサを魔法で攻撃した!」
俺の発言に先生が驚くも、弱っているミレサの姿を見れば察するだろう。
屋上で話し合っていた通りに、ミレサと俺は先生に説明して提案する。
「広場で魔法の練習をしていたら、急にルーナ様が水の魔法で攻撃してきました!」
「許可なく魔法を使うことは禁止されている! 先生はルーナが魔法を使っていないか調べて欲しい!」
この時点で、俺はルーナが処罰されると確信していた。
それなのに……冷静そうなルーナを見て、俺は恐怖するしかない。
「――私は平民でも、この学園の生徒……ルーナ様が公爵家の令嬢でも、魔法で攻撃していい理由にはなりません!」
ミレサが叫び、俺も同意見だ。
そして――ルーナは今日の出来事を、魔法道具で記録していたことを話す。
ルーナが所持していた魔法道具は、今まで見たことのない高性能な魔法道具だ。
魔法道具によって――悪いのは全てミレサだと、判明することになってしまった。
昼休みを終えて、俺とミレサは教室に向かう。
ミレサの姿はそのままにしていた方が、クラスメイトが同情する。
俺は乾かすべきと提案するも、ミレサの発言を尊重した。
先生が教室に入ったのを見計らって、俺とミレサが扉を開ける。
教室にいた全員が俺達を眺め、先生が尋ねる。
「ラドン殿下、そしてミレサ様……何があったのですか?」
「今日の昼休み、ルーナがミレサを魔法で攻撃した!」
俺の発言に先生が驚くも、弱っているミレサの姿を見れば察するだろう。
屋上で話し合っていた通りに、ミレサと俺は先生に説明して提案する。
「広場で魔法の練習をしていたら、急にルーナ様が水の魔法で攻撃してきました!」
「許可なく魔法を使うことは禁止されている! 先生はルーナが魔法を使っていないか調べて欲しい!」
この時点で、俺はルーナが処罰されると確信していた。
それなのに……冷静そうなルーナを見て、俺は恐怖するしかない。
「――私は平民でも、この学園の生徒……ルーナ様が公爵家の令嬢でも、魔法で攻撃していい理由にはなりません!」
ミレサが叫び、俺も同意見だ。
そして――ルーナは今日の出来事を、魔法道具で記録していたことを話す。
ルーナが所持していた魔法道具は、今まで見たことのない高性能な魔法道具だ。
魔法道具によって――悪いのは全てミレサだと、判明することになってしまった。
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