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第123話
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ダビルとの面会から、数日が経っていた。
今日はニコラスが屋敷に来てくれて、私達は応接室で現状を話し合っている。
ニコラスは冒険者ギルドに、ミレサとラドンのいる場所を教えたようだ。
冒険者達がこの国にある盗賊団の拠点へ向かったようで、その結果を話してくれる。
「間近まで行くと洞窟を視認できたようですけど、結界で守られて侵入できないようです」
「冒険者の人達は、結界を破壊することはできないのでしょうか?」
「結界は魔法を防ぐ力があるので、破壊に時間がかかると聞きました……洞窟内にミレサとラドンがいるのは、間違いないようです」
普通なら拠点に置かれている転移の魔法道で逃亡できるけど、その手段はとらないようだ。
結界によって洞窟内で何をしているのかわからないけど、魔法道具を使っていると推測しているらしい。
「ニコラス様の言うとおり、ミレサは諦めていないようです」
「はい。盗賊団の拠点の魔法道具について、ダビルに聞きに行こうと思っています」
ニコラスの提案を聞き、私も同行してダビルの元へ向かう。
ミレサはまだ諦めていないようで――それなら私は、迎え撃つまでだ。
今日はニコラスが屋敷に来てくれて、私達は応接室で現状を話し合っている。
ニコラスは冒険者ギルドに、ミレサとラドンのいる場所を教えたようだ。
冒険者達がこの国にある盗賊団の拠点へ向かったようで、その結果を話してくれる。
「間近まで行くと洞窟を視認できたようですけど、結界で守られて侵入できないようです」
「冒険者の人達は、結界を破壊することはできないのでしょうか?」
「結界は魔法を防ぐ力があるので、破壊に時間がかかると聞きました……洞窟内にミレサとラドンがいるのは、間違いないようです」
普通なら拠点に置かれている転移の魔法道で逃亡できるけど、その手段はとらないようだ。
結界によって洞窟内で何をしているのかわからないけど、魔法道具を使っていると推測しているらしい。
「ニコラス様の言うとおり、ミレサは諦めていないようです」
「はい。盗賊団の拠点の魔法道具について、ダビルに聞きに行こうと思っています」
ニコラスの提案を聞き、私も同行してダビルの元へ向かう。
ミレサはまだ諦めていないようで――それなら私は、迎え撃つまでだ。
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