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四年後の再会
3月のダーツ
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2月のボーリング以来またもや毎日今日食べた物など送ってくるようになった。正直どんなに仲のいい友達であろうと親子ではないのだから、食事を毎回送ってくる意味がわからなかった。でも、それ位で腹を立てた文を送って私の王子様とのやり取りを切りたくなかったため、
いいなー!おいしそう! とか
料理のセンス神がかってる。 とか
めっちゃ美味しそう!これを食べれる彼氏さんと変わりたい とか
思いつく限りの褒め言葉を返した。そうして二週間ぐらい経ったある日、
「来月は彼氏がダーツしたいって言ってる」
とメッセージが来た。毎度思うが中田さん連れてくるのは何だろう…私と2人で会いたくないのかな…とモヤモヤしていたが、聞けなかった。しかもダーツってチャラい男性が行くところという偏見が当時の私にはあった。でも、ここで提案してくれたのだから、乗っかっておいた方が良いかなと思い
「ダーツか!やったことないけど楽しそう♫」
とメッセージを送り、ダーツに行くことが決定した。
私以外の2人はマイダーツを持参していたが、菜乃華が通販で買ったダーツは回転して組み立てる式だったので、よく投げてる途中で分解されていたため、最初の方だけマイダーツを使い、あとはお店のダーツを使っていた。中田さんは終始マイダーツだったが台の上に乗っかって定員さんを菜乃華に呼びに行かせていた。その状況に疑問に思ったが、私が口出しすることではないし、と思った。だが、その間2人きりなので気まずかった。そこで、2月のボーリングの後の飲み屋代を払っていなかったのを思い出したので、
「あの、先月の飲み代私だけ払ってなかったと思うので今、払ってもいいですか?」
といい、三千円を渡した。割り勘だと三千五百円だったが、端数は中田さんが
「年上だし、男だから端数は俺が出すよ。」
と毎回言ってくれてるので用意するのが楽で、少しありがたかった。
そうしているうちに菜乃華が定員さんを連れて帰ってきた。
ダーツも終わり、居酒屋に向かった。
このメンツで飲むと、あの話されるからちょっとホッとするけど嫌なんだよなーと思いながら、案の定私の性癖な事を毎回触れられる。しかしその触れ方は
「未来ってバイセクシャルって聞いてもふーんとしか俺は思わない」
という触れ方をされるので、せめていじるなら、場の雰囲気を美味しくしてくれると思うぐらいである。そしてその日は菜乃華もお酒を飲んでいた。どうやら菜乃華は笑い上戸らしく、一杯目を半分飲んだあたりで菜乃華は自分の彼氏の顔を見て爆笑しだしたのである。
「海斗さんの鼻あの有名なネズミのシルエット逆にしたみたいになってる」
と反応が取りにくいことで爆笑していた彼女を見た中田さんは
「だから、菜乃華酒飲むなって言っただろう!意味わからんことで笑って俺ら困ってるじゃん!」
と中田さんは怒りだした。怒られた菜乃花は泣き出してしまった。
私はここのメンツ笑い上戸・泣き上戸・怒り上戸フルに揃っている。私はこのメンツで飲んでもアンテナを張ってキャラを作っているので側からみたら笑い上戸何だろう。
「よければこの後菜乃華を置いて2人で一緒に帰る?この酒癖悪いやつと2人で帰りたくないから未来を持ち帰りたい」
等と戯言を言われたが、私は男性に持ち帰りたい発言されたのにゾッとした。
そして2人は電車に乗って帰って行くので改札まで見送った。
2人と会うと疲れるなと思いながら、私も帰路につくのである。
いいなー!おいしそう! とか
料理のセンス神がかってる。 とか
めっちゃ美味しそう!これを食べれる彼氏さんと変わりたい とか
思いつく限りの褒め言葉を返した。そうして二週間ぐらい経ったある日、
「来月は彼氏がダーツしたいって言ってる」
とメッセージが来た。毎度思うが中田さん連れてくるのは何だろう…私と2人で会いたくないのかな…とモヤモヤしていたが、聞けなかった。しかもダーツってチャラい男性が行くところという偏見が当時の私にはあった。でも、ここで提案してくれたのだから、乗っかっておいた方が良いかなと思い
「ダーツか!やったことないけど楽しそう♫」
とメッセージを送り、ダーツに行くことが決定した。
私以外の2人はマイダーツを持参していたが、菜乃華が通販で買ったダーツは回転して組み立てる式だったので、よく投げてる途中で分解されていたため、最初の方だけマイダーツを使い、あとはお店のダーツを使っていた。中田さんは終始マイダーツだったが台の上に乗っかって定員さんを菜乃華に呼びに行かせていた。その状況に疑問に思ったが、私が口出しすることではないし、と思った。だが、その間2人きりなので気まずかった。そこで、2月のボーリングの後の飲み屋代を払っていなかったのを思い出したので、
「あの、先月の飲み代私だけ払ってなかったと思うので今、払ってもいいですか?」
といい、三千円を渡した。割り勘だと三千五百円だったが、端数は中田さんが
「年上だし、男だから端数は俺が出すよ。」
と毎回言ってくれてるので用意するのが楽で、少しありがたかった。
そうしているうちに菜乃華が定員さんを連れて帰ってきた。
ダーツも終わり、居酒屋に向かった。
このメンツで飲むと、あの話されるからちょっとホッとするけど嫌なんだよなーと思いながら、案の定私の性癖な事を毎回触れられる。しかしその触れ方は
「未来ってバイセクシャルって聞いてもふーんとしか俺は思わない」
という触れ方をされるので、せめていじるなら、場の雰囲気を美味しくしてくれると思うぐらいである。そしてその日は菜乃華もお酒を飲んでいた。どうやら菜乃華は笑い上戸らしく、一杯目を半分飲んだあたりで菜乃華は自分の彼氏の顔を見て爆笑しだしたのである。
「海斗さんの鼻あの有名なネズミのシルエット逆にしたみたいになってる」
と反応が取りにくいことで爆笑していた彼女を見た中田さんは
「だから、菜乃華酒飲むなって言っただろう!意味わからんことで笑って俺ら困ってるじゃん!」
と中田さんは怒りだした。怒られた菜乃花は泣き出してしまった。
私はここのメンツ笑い上戸・泣き上戸・怒り上戸フルに揃っている。私はこのメンツで飲んでもアンテナを張ってキャラを作っているので側からみたら笑い上戸何だろう。
「よければこの後菜乃華を置いて2人で一緒に帰る?この酒癖悪いやつと2人で帰りたくないから未来を持ち帰りたい」
等と戯言を言われたが、私は男性に持ち帰りたい発言されたのにゾッとした。
そして2人は電車に乗って帰って行くので改札まで見送った。
2人と会うと疲れるなと思いながら、私も帰路につくのである。
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