大人になっても断れない私

七瀬蓮

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変化する私

通話

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その送られてきたRINEに、

「夜だったら出れるかもしれないけど、確証はもてないなぁ。」

とひとまず返信した。

久しぶりも何も話した事ないのにと嘲笑ってる私がいた。

「分かった。」

と言い毎晩のように電話が1週間コール長めで一回なるようになった。



と私は蔑んだ冷ややかな目で見ていた。そして電話に気がついても、応答ボタンを押すことはなかった。しかし、私の中で小さな罪悪感が生まれて、

「今日も出れなくでごめんなさい。」

と毎日電話に出られなかったことへの詫びの文面を送っていた。しかし、毎晩鳴られるのは、流石にうざい。と思ったので、ある日の夜、友達とご飯を食べにいくために、夜外に出ていた時に、電話をかけてみたが、出なかった。すると、

「電話かけてくれてありがとう。出られなくてごめんね。明日の同じ時間に、電話かけるから出てね!」

と勝手に約束を取り付けられ、翌日電話に出ると、

「…未来?…久しぶりだし…。一回会わん?」

それが、雅人の第一声で、

「なんで?」

と心の声が、そのまま口に出ていた。しかし、

「…いや、、、ちょっと話したい事があって。未来にとっていい話だから!また少しでもいいから!来週の金曜日とか、時間ある?」

と聞かれ、勢いに負けて、

「うん。」

と答えてしまった。そしたら、

「じゃあ!また時間と場所送るからよろしくね!」

と言い電話は切られた。
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