次は幸せな結婚が出来るかな?

キルア犬

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限定の意味、威力を知る?

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マッドス「お元気ですかな?エメリアーナ王女」




王女「えぇ、元気ですわ!マッドス総師団長様、今日は魔法を教えて貰えますの?」



マッドス「はい、そうです、王女のスキルが上級限定の攻撃魔法でして、限定がついている者が今までに私の記憶ではいませんでしたので調べておりました」



王女「そう、、では、、結果は?」



マッドス「まだ調べております、、ですが
初級魔法も使えるかも知れませんので陛下と相談し、この場を設けました」



王女「魔法を試せるのは嬉しいですわ」



マッドス「その言葉は私も嬉しいですぞ」



それからマッドスから他の5人魔法師を紹介され、挨拶を済ませた。



魔法師団副団長 サイエン


魔法師団近衛団長 ティスター


魔法師団結界団長 サイコス・ホラード・メンタス



魔法師団の訓練場には王宮を囲う城壁の方に的が置いてあり、外しても魔導具で強力な大規模結界が張ってあるので大丈夫だと説明された。


マッドス「では、王女、火魔法の初級であるファイヤーボールを試しましょう」



マッドスが最初は見本を見せるので視た光景を想像と集中して再現するようと説明された。


マッドスがエメリアーナの目線の高さに手のひらを持って行き、火の玉を手のひらの上に現せた。


(うわぁ~!スゴッ!!前世で殺されたことがどうでも良くなったかも~!今世で楽しく良い男を見つけてやる!!)


レオニス「ダメだ!エメリー!!」


王女「えっ?」


エメリアーナは無意識に右手をマッドスが
現せたファイヤーボールに触れようとしてレオニスに手を掴まれ止められた。


マッドス「王女!!注意することを忘れておりましたが魔法を行使した者には熱さは感じませんし、火傷もしませんが他者が触ると熱いですし、火傷します!」


王女「ごめんなさい、、気をつけます」



マッドス「いえいえ、私も注意することを忘れておりました。では視ていて下さい」



マッドスが的に向かってファイヤーボールを放った。ファイヤーボールは的の中心に当たり、ボフッって音がした。



マッドスが狙った的を副師団長サイエンスが土魔法で消し、新たに土で先ほどの的より大きな的を作った。



(さっきのは前世のバス停の時刻表のやつと同じ位だったのデカくない?さっきのより5倍以上あるよね?厚さはわかんないけど、、、的まで20Mかな?目視だと)



マッドス「では王女、試して下さい」



王女「えぇ、、わかったわ」



(よし、、集中、集中、、ソフトボール位で熱くて、、火傷する温度だね、、、)


エメリアーナは集中していて周りの声が聞こえてはいなかった。



マッドス「ん?火の玉が青白いような?魔力も凝縮して、、いるのか?」



レオニス「止めますか?」



マッドス「いや、、急に止めるのは危ないですぞ!、、サイコス達よ!結界の準備だけはしといてくれ!」


結界師「「「はい!」」」



王女「ファイヤーボール!いけー!!」


エメリアーナの放ったファイヤーボールは
大きな的を木っ端微塵にした後、城壁に向かい、結界に当たり、ドゴォォーンと鳴り響かせ強力な結界を壊し、余波で爆風がエメリアーナ達を襲った。



レオニス「エメリー!!!」


王女「きゃぁぁーー!!」



「「「「「「うおぉー!!」」」」」」


「「「王女ー!!」」」


「「「団長ー!!」」」



「「「「「「うわぁー!」」」」」」


王宮の建物近くで待機していた男女の騎士達の所にも多少、弱くなった爆風が届き、建物にも届き、白い外壁を汚した。













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