次は幸せな結婚が出来るかな？

３人で

バレント王国、国王執務室には国王、宰相
そしてセルビド公爵の３人がいた。



セルビド公爵「エメリアーナ王女の魔法の威力は素晴らしかったですぞ！！」



国王「そうか、、、して其方の考えは？」



セルビド公爵「王女の遠征を賛同します」



宰相「兄上、、、セルビド公爵！本心ですか？私も陛下も報告は受けましたが、、」




セルビド公爵「陛下、宜しいですかな？」



国王「構わん！３人だけの場だ」



セルビド公爵「ありがとうございます！では、、、バクスタ！なぜ野営の必要もない
条件下の元に野営させ、王女が討伐する姿を私に視せたのだ？私に見極めて欲しかったのではないのか？陛下もその考えでしたのでは？」



国王「そうだ！」



宰相「兄上、、本当に王女の遠征を賛同されるのですか？」



セルビド公爵「そうだ！我が領都の冒険者ギルド、商業ギルドのギルドマスターなどは感謝していたぞ？大国３つの中心にある
魔の大森以外の森でもトレントのせいで冒険者が中々森に入れず、トレントがあまり
いない森の近くの街かダンジョンがある所に集中していて、治安が悪くなるのを恐れていたそうだ！」



宰相「それは、、私も懸念してはおりましたが、、」



セルビド公爵「現地の状況を報告書だけで判断するのは如何かな？」



国王「だが、、エメリアーナはまだ７歳なのだ、、」



セルビド公爵「私は王女が野営したことやトレントを実際、討伐した後の様子、会話で判断しました」



国王「私にも楽しかったとは報告してきたが、、、」



セルビド公爵「王女はまだ、学園に通われるまで５年もあります、、勉強などのことに不安なのですかな？」



国王「いや、、エメリアーナは勉強なども
真面目に頑張っているそうだ」



セルビド公爵「それは素晴らしいことですな！体も鍛えておられますし、、、陛下！
私はエメリアーナ王女が王国にとってなくては為らない存在だと大陸中に知らしめたいのです！王女のスキルにギフト、加護は
他国には渡せません！」



国王「ベレーザ帝国とオルガレ王国への対応を考えなくてなるまい」



宰相「すでに婚約の打診を受けております
、、他の国々からも、、」



セルビド公爵「ベレーザ帝国とオルガレ王国への対応は慎重にせねばなりませんが第１王女でもないですし、エメリアーナ王女の母でもある第２王妃ファミーノ様は我が国の侯爵令嬢でしたので血の繋がりで強くは言えないでしょう！コザレン国も！」



国王「そうだが、、、」



セルビド公爵「エメリアーナ王女を求めるならそれ相応のスキル、ギフト、加護を持っている王女を条件にされれば良いでしょう！今現在、大陸の国の王女では該当する
王女はいなかったはずでしょうし、、」



宰相「兄上、、対応するのは陛下と私なのですが、、、」



セルビド公爵「それが仕事であろう？」



国王「・・・・・」



宰相「・・・・・」



セルビド公爵「陛下と宰相には頑張って頂けるものと臣下であります私は思っておりますので、、、では、、失礼致します」



セルビド公爵は国王執務室を出て行った。



宰相「最後の私への宰相呼びは、、、」



国王「あぁ、、気持ちはわかる」