次は幸せな結婚が出来るかな？

ヘザレス公爵領から出発

トレント討伐とゴブリン全滅、森の調査を終えた後、ヘザレス公爵家に戻り、もう１泊することになっていた。


開拓予定地から馬車に乗る頃にはすでに昼を過ぎていて、中途半端な時間だったので
王宮の料理長から貰っていた大量のクッキーを出してちょっとした腹の足しにすることにした。


エメリアーナは遠征中にアース侯爵領に行くのを知らされていたので事情を話して、お菓子の補充を企んでいた。



ヘザレス公爵家に戻り、お風呂を借り、早めの晩餐を用意して貰った。



ヘザレス公爵「疲れてないですかな？」


王女「はい、大丈夫です」


ヘザレス夫人「ですが、、お腹は空いてますでしょう？たくさん、食べて下さいね」



王女「ありがとうございます、とっても、
美味しいです」



ヘザレス夫人「ふふふ、良かったわ！」



晩餐を美味しく食べたエメリアーナは客間に行き、寝間着に着替えて珍薬草図鑑の続きを読みながら眠りについた。


翌朝、朝食を食べた後、旅服に着替えて、玄関ホールに行き、公爵夫妻に感謝を伝えると、、、


ヘザレス公爵「お気を付けて、王女の活躍と無事を願っております」



ヘザレス夫人「王女、こちらをどうぞ！我が家の料理長の自慢のお菓子ですわ」



王女「わぁ～！ヘザレス公爵、夫人、お世話になりましたのに、、お菓子まで、、本当に嬉しいです！ありがとうございます」



ヘザレス夫人「喜んで頂けて嬉しいですわ
、、お気をつけて、、」



王女「はい！では、、行きます」



ヘザレス公爵夫妻、マーカス、公爵家の使用人達に見送られ、エメリアーナ達とレオニス遠征軍とダンレス王国軍は出発した。


昨日の討伐した森に近い街道でダンレス王国軍とは別れることになっていた。



ダンレス「では、お気をつけて、、無事のお戻りをお待ちしております」



王女「はい！ダンレス総団長様達もお気をつけて下さいね」



レオニス「ダンレス総団長！また王宮で」



ダンレス達と別れる前に彼らの昼食をアイテムボックスから出して、出発した。

倒したトレントや森の木は収納したままに
決まった。

エメリアーナ達は馬車に乗り、ダンレス達に見送られながら出発した。


街道を移動しながら街道近くの森でトレントがいた場合は馬の休憩がてら討伐しながらの移動になり、途中の街などに到着するのが夕方のぎりぎりの時間になることもあったが、、、


レオニス「疲れてないか？」


王女「いえ、大丈夫ですわ！魔法が使えるのは楽しいですもの！」


移動中に宿に泊まる時にエメリアーナに会いに来た伯爵や子爵などがいたが騎士達が
追い返していた。

宿の者に対応させることはレオニスの判断でさせなかった。


エメリアーナも今回の遠征出発前に国王と宰相から会う貴族を限定されていたので宿の前で待っていようが騎士達が追い払うまで馬車から降りず、白ローブを着て顔を隠して宿に入るように厳命されていた。


(良い男探しが出来ないけど、、今は魔法をぶっ放せるだけ良いと思おう！そのうち
学園に通うしね！どうせ学園でも魔法の訓練は出来ないだろうし、、、出来るかな？
いや、、出来るなら学園の訓練場を使うはずだし、、絶対無理だね！)