次は幸せな結婚が出来るかな?

キルア犬

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交渉は続くよどこまでも?

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バレント王国の国王執務室では、、、


宰相「エメリアーナ王女!ナイルド公爵家、モドナー侯爵家、ヤニスタ侯爵家、ダイス侯爵家の4家には事情は知らせております」


王女「そうですの?あらっ?でしたら謝罪の手紙を書かなくて良いのです?なら良かった!!」


宰相「いっ、いえ、、ご令嬢方には、、王女から書いて頂きたいのですが、、」


王女「えっ?書かないといけないのですか?帰ってからも大変ですのね、、頑張りましたのに、、ご褒美も貰えないなんて、、」


国王「いやいや、ドレスとかなら、、」


王女「ドレス?私がドレスに興味があると思われておられます?私が欲しいのは魔物図鑑です!」


国王「それはまだ早いと、、他の物で」


宰相「陛下!!お待ち下さい」


国王「なんだ?」


宰相「エメリアーナ王女!魔物図鑑、真剣、ダンジョンに入ること以外での欲しい物などありませんかな?」


国王「おぉっ!そうだな!どうだ?」


(ちっ!宰相、、手強い!!だが、、魔物図鑑は欲しい!知識は大事!だけど、、まだ策はある!)


王女「そうですね、、では、、討伐遠征先を1つだけ叶えて欲しいです!お会いしたいので、、」


国王「あぁ、アース侯爵家か?」


宰相「それでしたら、大丈夫ですよ!あちらもお会いしたいでしょう」


王女「えっ!叶えて下さいますの?本当に?」


国王「よいぞ!なぁ、バクスタ?」


宰相「えぇ、遠征先が増えましても大丈夫でございます」


(私、アース侯爵家に行きたいなんて言ってないよ?油断したね?言質はほぼ取ったよ!)


王女「嬉しいです!行ってお会いして見たかったので!長旅になりますけど、、行きも帰りも頑張りますのでお願いしますね!」


国王「ん?長旅?まぁ、、長旅ではあるが、、」


宰相「エメリアーナ王女、、希望先はアース侯爵家ですよね?」


王女「いいえ!違います!アース侯爵家とは言ってませんよ?言いました?」


宰相「そうですね、、陛下が言いましたね、、ではどちらに行かれたいのでしょうか?」



王女「ヘザレス公爵夫人の生家でもあるリドイド辺境伯領ですわ」


国王「はぁあ!?リドイド辺境伯領!?」


宰相「さすがにそちらには、、」


ダンレス「私からも発言させて頂きますが遠すぎますし、オルガレ王国との国境ですので、ライブレ辺境伯領も同様です」


国王「そうだ!辺境伯領は許可は出来ん!」


宰相「ベレーザ帝国、オルガレ王国などとの国境でもある辺境伯領は許可は出来ません!」


王女「なら国境でもないロマトス公爵領なら良いですよね?」



ロマトス公爵領は3つの大国の中心にある魔の大森と広範囲に接している領地であり、防壁の管理と大森からの魔物を討伐し、バレント王国への防波堤になっている領地だった。






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