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旅立ち11(過去編②)
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桃寿郎が30秒数えてと言うので、小太郎は言われた通り30秒数えて探し始めた。
応接室のような部屋へ来た小太郎。
「とうじゅろさーん。いないかな?」
後ろから近づく気配に振り向くと、縄を持った17~18の眼鏡の少年がいた。
小太郎が少年に爪で攻撃しようとすると、桃寿郎が小刀で斬りつけてきた。
腕を斬られた小太郎が怯んだ隙に、少年に縄で縛られてしまった。
「とうじゅろ…卑怯だぞ。かくれんぼに内緒で人を増やすなんて」
「…犬養助かったよ」
桃寿郎は小太郎を無視した。
「こんな縄…」
小太郎が縄を外そうと力を入れるが、思ったように力が入らない。
「無駄だ。その縄には鬼の苦手なイワシの血が塗ってある」
「またかよ」
小太郎がもがくと、縄は体を締め付けてきた。
「ぐっ…」
呼吸ができなくなって、鬼化が解かれ、倒れた。
応接室のような部屋へ来た小太郎。
「とうじゅろさーん。いないかな?」
後ろから近づく気配に振り向くと、縄を持った17~18の眼鏡の少年がいた。
小太郎が少年に爪で攻撃しようとすると、桃寿郎が小刀で斬りつけてきた。
腕を斬られた小太郎が怯んだ隙に、少年に縄で縛られてしまった。
「とうじゅろ…卑怯だぞ。かくれんぼに内緒で人を増やすなんて」
「…犬養助かったよ」
桃寿郎は小太郎を無視した。
「こんな縄…」
小太郎が縄を外そうと力を入れるが、思ったように力が入らない。
「無駄だ。その縄には鬼の苦手なイワシの血が塗ってある」
「またかよ」
小太郎がもがくと、縄は体を締め付けてきた。
「ぐっ…」
呼吸ができなくなって、鬼化が解かれ、倒れた。
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