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第二章 旦那様の様子が変です
変化
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次の日から、リーゲル様は突如別人へと変貌を遂げられた。それはもう、驚くほどに。
どういうことかと言うと、まず朝、「おはよう」の挨拶をしに私の部屋を訪れて下さった。
そんなことは初めてで、というか、そもそもリーゲル様が私の部屋を訪れること自体初めてだったから、驚いた私は目を擦ったりガン見したり。ポルテなんて口をぽかーんと開けて固まっていた。
「今まで冷たい態度をとってすまなかった。今後は心を入れ替えて、君と仲良くやっていこうと思っているから、よろしく頼む」
なんて言われた時には、嬉しすぎて屋根を突き破るかと思ったほどだ。
もしかしてそれは『君を愛することはない宣言』を撤回するということですか? と思ったけれど、先走って否定されると悲しいので、それは聞かないでおいた。
その後も、執務の合間に私の様子を見に部屋を訪れたり、朝の挨拶だけでなく就寝時の挨拶までしに来てくれたりと、至れり尽くせりで。
もしかしてこれは夢なのかもと、何度頬をつねったか分からない。しまいには、私の顔の形が変わることを心配したポルテによって、頬をつねるのを禁止されてしまったほどだ。
それぐらい、リーゲル様の豹変ぶりは凄まじかった。
「ねぇポルテ、リーゲル様に一体何があったと思う? いくら何でもいきなり変わりすぎだと思うんだけど……」
つねりすぎて痛む頬を押さえつつ、ポルテに尋ねる。
「う~ん……確かに変わりすぎだとは思いますが、もしかしたらお姫様抱っこを切っ掛けに恋心が芽生えたという可能性も……」
「うそっ!? 本当に?」
「可能性の話ではありますけど、あの日もなんとなく旦那様の様子がおかしかった様な気がしますし、あり得ないことではないかなと思うのですが」
もしそうなら、本当に嬉しい。
ずっと片想いしていたリーゲル様が、私のことを好きになってくれるだなんて。
「奥様、良かったですね」
ポルテがにっこり笑って祝福してくれる。
「ありがとうポルテ。私、これからもっともっとリーゲル様の妻に相応しくなれるよう頑張るわ」
そうと決まれば、すぐにでも領地経営についての勉強を始めなければ。
正直私は、最初から自分が妻としてまったく期待されていないことを結婚前から知っていた。
そもそも、逃げられた婚約者の代わりに急遽嫁ぐことになった相手になど、期待しろという方が無理な話だ。
私自身も、結婚までの期間が短かったこともあり、淑女教育以外に時間を割けなかったから、領地経営などについては追々勉強していけばいいと思っていた節がある。
ところが、蓋を開けてみたら政略結婚という名の契約結婚で、私はお飾りの妻で良いと書いてあったから、公爵夫人としての仕事を教わる機会はなく、今日まで自由に好きなことだけをして過ごして来たのだけれど。
「お飾りでなくなるのなら、内からも外からも、しっかりとリーゲル様をお支えしたいわ」
「殊勝な心がけだと思います。私に出来ることは何でもお手伝い致しますので、今後も今まで通り……いえ、それ以上に色々とこの私にお申し付け下さいませ」
深々と頭を下げてくるポルテの気持ちがとても有難くて、私は彼女の手をとった。
「いつもありがとう。これからは少し忙しくなると思うけど、あなたが助けてくれると思うと心強いわ」
「奥様のためでしたら、私は如何様にも」
手を取り合い、微笑み交わして頷き合う。
その後ポルテは部屋を出て行くと、暫くして分厚い本を何冊か持って戻って来た。
「図書室から領地経営についての本を幾つか見繕って参りました。こちらは旦那様も経営の勉強をなされる際に使用していた物なので、必ずや奥様にも有用だと思います」
「流石仕事が早いわね。どうせ捻挫で動けないのだもの。良い暇潰しになりそうで嬉しいわ」
「それでは私は邪魔にならないよう一旦席を外しますので、ご用の際はベルを鳴らしてお呼び下さいませ」
一礼して、ポルテが静かに退出する。
それを見送ってから、私は早速一番上に積まれた本へと手を伸ばした。
幼い頃から蔑まれ、友達と呼べる友達がほとんどいなかった私は、本が友達のようなものだった。
気分転換に刺繍や料理をすることもあったけれど、本当にたまにだけ。暇さえあれば本を読み耽り、自分の中に様々な知識が溜め込まれていくことに、無上の喜びを感じていた。
誰に何を言われても、本は私を馬鹿にしたりしない。ただ私に、いろんなことを教えてくれる。
気付けば勉強にのめり込み、貴族学院に入学して初めて受けた試験では、文句無しの満点を取っていた。
けれど、私のような令嬢が満点など取ったものだから、それはそれでカンニングをしたんじゃないか、などと周りから騒がれ、面倒だったから、その後は適当に間違えてわざと順位を落としたものだ。
そうした方が、平和に生活ができたから。
もし卒業後の目標なんてものが私にあったら、そんなことはしなかっただろう。
でも、私の未来は政略結婚による永久就職だと決まっていたから、卒業できさえすれば、成績なんてどうでも良かった。
だからこそ、実は私の頭が良いことを誰も知らない。両親も、お姉様も、公爵家の人達も、誰一人。
ずっとお飾りの妻でいるなら、いっそ刺繍を極めてやろうと思っていた。そうする時間は、有り余るほどにあったから。
結果、結婚してから刺繍入りのハンカチを数えきれないほど仕上げ、使用人達に配りまくったせいで、今ではすっかり刺繍好きの奥様として定着している。
だけど、お飾りでなくて良いのなら──領地経営をしっかり勉強して、リーゲル様をお支えしたい。
それから私は、足が治るまでの3日間、寝食を忘れて──忘れたところで食事は強制的に部屋へと運ばれてきたけれど──領地経営についての本を読み漁ったのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここまで読んでくださってありがとうございます!
たくさんの『いいね』も嬉しいです。
最近仕事が忙しくて頭が死んでるせいで、若干遅れがでています……。
楽しみにして下さってる皆様、ごめんなさい。
お気に入り登録もありがたくて嬉しくて感無量です。
これからも頑張ります!
どういうことかと言うと、まず朝、「おはよう」の挨拶をしに私の部屋を訪れて下さった。
そんなことは初めてで、というか、そもそもリーゲル様が私の部屋を訪れること自体初めてだったから、驚いた私は目を擦ったりガン見したり。ポルテなんて口をぽかーんと開けて固まっていた。
「今まで冷たい態度をとってすまなかった。今後は心を入れ替えて、君と仲良くやっていこうと思っているから、よろしく頼む」
なんて言われた時には、嬉しすぎて屋根を突き破るかと思ったほどだ。
もしかしてそれは『君を愛することはない宣言』を撤回するということですか? と思ったけれど、先走って否定されると悲しいので、それは聞かないでおいた。
その後も、執務の合間に私の様子を見に部屋を訪れたり、朝の挨拶だけでなく就寝時の挨拶までしに来てくれたりと、至れり尽くせりで。
もしかしてこれは夢なのかもと、何度頬をつねったか分からない。しまいには、私の顔の形が変わることを心配したポルテによって、頬をつねるのを禁止されてしまったほどだ。
それぐらい、リーゲル様の豹変ぶりは凄まじかった。
「ねぇポルテ、リーゲル様に一体何があったと思う? いくら何でもいきなり変わりすぎだと思うんだけど……」
つねりすぎて痛む頬を押さえつつ、ポルテに尋ねる。
「う~ん……確かに変わりすぎだとは思いますが、もしかしたらお姫様抱っこを切っ掛けに恋心が芽生えたという可能性も……」
「うそっ!? 本当に?」
「可能性の話ではありますけど、あの日もなんとなく旦那様の様子がおかしかった様な気がしますし、あり得ないことではないかなと思うのですが」
もしそうなら、本当に嬉しい。
ずっと片想いしていたリーゲル様が、私のことを好きになってくれるだなんて。
「奥様、良かったですね」
ポルテがにっこり笑って祝福してくれる。
「ありがとうポルテ。私、これからもっともっとリーゲル様の妻に相応しくなれるよう頑張るわ」
そうと決まれば、すぐにでも領地経営についての勉強を始めなければ。
正直私は、最初から自分が妻としてまったく期待されていないことを結婚前から知っていた。
そもそも、逃げられた婚約者の代わりに急遽嫁ぐことになった相手になど、期待しろという方が無理な話だ。
私自身も、結婚までの期間が短かったこともあり、淑女教育以外に時間を割けなかったから、領地経営などについては追々勉強していけばいいと思っていた節がある。
ところが、蓋を開けてみたら政略結婚という名の契約結婚で、私はお飾りの妻で良いと書いてあったから、公爵夫人としての仕事を教わる機会はなく、今日まで自由に好きなことだけをして過ごして来たのだけれど。
「お飾りでなくなるのなら、内からも外からも、しっかりとリーゲル様をお支えしたいわ」
「殊勝な心がけだと思います。私に出来ることは何でもお手伝い致しますので、今後も今まで通り……いえ、それ以上に色々とこの私にお申し付け下さいませ」
深々と頭を下げてくるポルテの気持ちがとても有難くて、私は彼女の手をとった。
「いつもありがとう。これからは少し忙しくなると思うけど、あなたが助けてくれると思うと心強いわ」
「奥様のためでしたら、私は如何様にも」
手を取り合い、微笑み交わして頷き合う。
その後ポルテは部屋を出て行くと、暫くして分厚い本を何冊か持って戻って来た。
「図書室から領地経営についての本を幾つか見繕って参りました。こちらは旦那様も経営の勉強をなされる際に使用していた物なので、必ずや奥様にも有用だと思います」
「流石仕事が早いわね。どうせ捻挫で動けないのだもの。良い暇潰しになりそうで嬉しいわ」
「それでは私は邪魔にならないよう一旦席を外しますので、ご用の際はベルを鳴らしてお呼び下さいませ」
一礼して、ポルテが静かに退出する。
それを見送ってから、私は早速一番上に積まれた本へと手を伸ばした。
幼い頃から蔑まれ、友達と呼べる友達がほとんどいなかった私は、本が友達のようなものだった。
気分転換に刺繍や料理をすることもあったけれど、本当にたまにだけ。暇さえあれば本を読み耽り、自分の中に様々な知識が溜め込まれていくことに、無上の喜びを感じていた。
誰に何を言われても、本は私を馬鹿にしたりしない。ただ私に、いろんなことを教えてくれる。
気付けば勉強にのめり込み、貴族学院に入学して初めて受けた試験では、文句無しの満点を取っていた。
けれど、私のような令嬢が満点など取ったものだから、それはそれでカンニングをしたんじゃないか、などと周りから騒がれ、面倒だったから、その後は適当に間違えてわざと順位を落としたものだ。
そうした方が、平和に生活ができたから。
もし卒業後の目標なんてものが私にあったら、そんなことはしなかっただろう。
でも、私の未来は政略結婚による永久就職だと決まっていたから、卒業できさえすれば、成績なんてどうでも良かった。
だからこそ、実は私の頭が良いことを誰も知らない。両親も、お姉様も、公爵家の人達も、誰一人。
ずっとお飾りの妻でいるなら、いっそ刺繍を極めてやろうと思っていた。そうする時間は、有り余るほどにあったから。
結果、結婚してから刺繍入りのハンカチを数えきれないほど仕上げ、使用人達に配りまくったせいで、今ではすっかり刺繍好きの奥様として定着している。
だけど、お飾りでなくて良いのなら──領地経営をしっかり勉強して、リーゲル様をお支えしたい。
それから私は、足が治るまでの3日間、寝食を忘れて──忘れたところで食事は強制的に部屋へと運ばれてきたけれど──領地経営についての本を読み漁ったのだった。
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ここまで読んでくださってありがとうございます!
たくさんの『いいね』も嬉しいです。
最近仕事が忙しくて頭が死んでるせいで、若干遅れがでています……。
楽しみにして下さってる皆様、ごめんなさい。
お気に入り登録もありがたくて嬉しくて感無量です。
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