28 / 363
犬コロの心配
しおりを挟む
「俺、先輩が来ないとはわかっていたけど、なんとなくあの日はいつものように、あの公園のベンチに座ってコーヒー飲んでたんです…
でもまあ、夜だし、そろそろ帰ろうかな、って、缶を捨てに行って、そしたら見えたんです、先輩たちが公園近くに歩いて来るのが…」
そうだったのか…俺はベンチあたりしか見なかったが、圭一、闇に紛れてどこかにいたんだな…
暗くて全然、気付かなかった…
「そしたら…遠目に、アイツが、先輩に触れるのが見えて…、先輩…ちょっと…」
ん?なんだなんだ…圭一が少し眉間にシワを寄せてこちらを見るというか、睨む?
…なんだよ~…もしかして、怒ってんのか?…
「先輩、ちょっと…アイツに対して、隙があり過ぎ、なんじゃないですか?…ちょっとアイツの先輩を見る目、ヤバくないですか?なんとなく…ですけど…」
はー!?…隙だとう…なんで俺が、年下のお前なんかにそんなこと言われなきゃなんないんだよ。
お前は、俺のなんだっていうんだ…まあ、キス…位は妥協で許しはしたが、それで、彼氏づら…いや?彼女づら?…すんなよな…
俺は、深い溜め息をつく。
「おいこら、お前、何言ってんだ…大体、寺崎は…友達だよ、隙があるとかないとか、関係ない…。あの時も、俺の髪についたゴミ屑、取ってくれただけだし…」
俺は圭一に説明しながらも、焼肉屋での少しの違和感を思い出し、一瞬、言葉に詰まる。
いや…やっぱそんなはずはない。
大体、俺を見る目がヤバイのは、寺崎じゃなく、完全におまえじゃないか
…俺は必死に、その言葉を抑え込む。
「とにかく大丈夫、お前の思い過ごしだよ。
それはともかくも、高校生が夜遅くに一人であんなとこにいたらだめだぞ、親が心配するわ」
圭一は、まだ何か言いたげだったが、もういいや、なんも考えず、早くDVD…見たいわ。
「な…もういいから、気にせずに、DVD観ようぜ。せっかく借りてきたんだし…ん?…痛っ!」
まだ、俺が話している最中なのに、圭一が俺の手首をつかむ。
痛いよ… なんなんだ、全く…
でもまあ、夜だし、そろそろ帰ろうかな、って、缶を捨てに行って、そしたら見えたんです、先輩たちが公園近くに歩いて来るのが…」
そうだったのか…俺はベンチあたりしか見なかったが、圭一、闇に紛れてどこかにいたんだな…
暗くて全然、気付かなかった…
「そしたら…遠目に、アイツが、先輩に触れるのが見えて…、先輩…ちょっと…」
ん?なんだなんだ…圭一が少し眉間にシワを寄せてこちらを見るというか、睨む?
…なんだよ~…もしかして、怒ってんのか?…
「先輩、ちょっと…アイツに対して、隙があり過ぎ、なんじゃないですか?…ちょっとアイツの先輩を見る目、ヤバくないですか?なんとなく…ですけど…」
はー!?…隙だとう…なんで俺が、年下のお前なんかにそんなこと言われなきゃなんないんだよ。
お前は、俺のなんだっていうんだ…まあ、キス…位は妥協で許しはしたが、それで、彼氏づら…いや?彼女づら?…すんなよな…
俺は、深い溜め息をつく。
「おいこら、お前、何言ってんだ…大体、寺崎は…友達だよ、隙があるとかないとか、関係ない…。あの時も、俺の髪についたゴミ屑、取ってくれただけだし…」
俺は圭一に説明しながらも、焼肉屋での少しの違和感を思い出し、一瞬、言葉に詰まる。
いや…やっぱそんなはずはない。
大体、俺を見る目がヤバイのは、寺崎じゃなく、完全におまえじゃないか
…俺は必死に、その言葉を抑え込む。
「とにかく大丈夫、お前の思い過ごしだよ。
それはともかくも、高校生が夜遅くに一人であんなとこにいたらだめだぞ、親が心配するわ」
圭一は、まだ何か言いたげだったが、もういいや、なんも考えず、早くDVD…見たいわ。
「な…もういいから、気にせずに、DVD観ようぜ。せっかく借りてきたんだし…ん?…痛っ!」
まだ、俺が話している最中なのに、圭一が俺の手首をつかむ。
痛いよ… なんなんだ、全く…
0
あなたにおすすめの小説
【完結】 男達の性宴
蔵屋
BL
僕が通う高校の学校医望月先生に
今夜8時に来るよう、青山のホテルに
誘われた。
ホテルに来れば会場に案内すると
言われ、会場案内図を渡された。
高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を
早くも社会人扱いする両親。
僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、
東京へ飛ばして行った。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる