【BL・R18】俺とシテみたいって・・・何をですか?

もえこ

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まとめ

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つまり、圭一の主張

端的に言えば、
俺が見た目、男らしくなくて弱々しいのに、能天気で危機感がなく無防備過ぎると。

だから一度襲われて、怖い思いをしたらいいんだと…そんな感じか。
まあ、タチは悪いが警告みたいな…感じ…?

ちょっと色々言われ過ぎて納得いかない部分もあるが、本当に悪気はなかったんだろうな…
  
圭一はそんな奴だと、俺は信じたい。

もしも圭一が、本当に最低の男なら、あの日、俺はベルトで拘束されたまま、圭一に…好きにされていたに違いない。だってきっと…それは可能だったから。
 
あの状態では、俺はもはや抵抗のしようがなかった…だから、結果的に、無理矢理にそうしなかった圭一の言うことにはある程度、説得力がある。

ふと、圭一を見る。

膝の上で握り締めた自分の拳を、まっすぐに見つめているが、心なしか震えているように見える。でかい犬コロが情けなく、うなだれている…

もう、いいや…俺は内心、そう思っていた。

あの時は、自分に起こったことがあまりに衝撃的過ぎて、圭一に対して憤りしかなかったが、どんな理由があるにしろないにしろ、奴が踏みとどまってくれたのは、事実だ。

「もういいよ、圭一、許す…」

俺の言葉を聞いて圭一が、俺を見る。

「あとさ、寺崎は本当にただの友達ではあるけど…わかったよ、お前がそんな風に言うなら少しだけ、気を付けてみるよ。多分、勘違いだろうから、奴にへんに思われない程度にな」

そう言うと、圭一はホッとしたのか深い溜め息をつく。


その瞬間…
 
ぐーきゅるるる… っと、奴のお腹がなる。

二人で顔を見合わせて、笑う。

実は俺も、かなりお腹が空いていた。
「なんか、食べよっか?俺もお腹すいたわ…」
俺が笑いながら言うと、圭一は屈託ない笑顔で「はい、実はかなり腹ペコでした…」と答える。

 
メニューを眺める圭一を盗み見る。
 
図体はでかいが、普通の可愛い年下男子だ。
高校の学生服が眩しい…。
奴が女の子にモテるのがよくわかる。恐らく、街ですれ違うと、振り向かれる位のレベルだ。

こんな奴がなんで…俺なんかに…
いまだに不思議で仕方がない。

でも、俺はやっぱり、コイツのことを好きだと思った。男だとか、女とかじゃなく、人として好きだと。

その感情が友情なのか愛情なのか、はたまた、これは多分違うと思うが、少しの同情なのか…
この時の俺は、まだ何もわかっていなかった。

俺と圭一は、数日間の空白を埋めるように雑談をめいっぱいしながら、食事を心から楽しんだ。やっぱりコイツといると、なんか楽しいんだ。

それと、この一件から考えると随分先のことではあるが、のちに俺は、圭一のヒトを見る目が正しかったことを、この身をもって知ることになる。

     …俺が馬鹿だった。

俺はやっぱり能天気で、無防備だったんだ。

せっかく、圭一が心配してアドバイスしてくれていたのに、もう少し、ちゃんと考えて行動すべきだったと、
俺は後に、死ぬほど後悔することになる…。

                 
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