【完結】人妻の危険な誘い

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　　　リリリリリ…　リリリリリ…

ん…　　…　　ここは、どこだ…　？？

俺は目を開く…

何か、聞こえる…　　　
なんだ、この音…　

ああ、　携帯か…

俺は周りを見渡す。

ん…　　あれ…　　
ここは、どこだ…　　

気付けば俺は、なぜか、
車の運転席に座っていた…

あれ…？　　
俺は今日、確か…　あれ　…

夕方、田代美穂の車に乗って…　
あれ…　

なんでだ…俺は、確か…
助手席にいたはず、なのに…なぜ今、

運転席に座って、いるんだ…　　

リリリリリ…　リリリリリ…　　

なり続く電話…

俺は助手席の自分の鞄から携帯を取り出し、状況が飲み込めず慌てて電話に出る。

「はい！？」

「…　こんばんは…　松本さん…」
小さな声…女の声…　美穂か

「　こ…　こんばんは…　あの、田代さん…ですか？」

「…　…　はい…　…美穂です。」

「あの…　俺…記憶がないんですけど…　あの、今どんな状況なのか…店は…あれから俺…どのくらい、寝てしまって、ましたか…」

「…　…　…　…」
無言の美穂…　　沈黙が不気味だ…　

「あの…　ここは、…　真っ暗で、よく見えない…ですが…　ここは…」

「……どこだと、お思いですか…？」
クスクスと笑う声…
　
　俺は、夢でも見ているんだろうか…。