101 / 538
〜戸惑いの日々〜
抑制
しおりを挟む
「は~…ごちそうさま。すごく、美味しかったよ、水無月さん…今日は本当にありがとう…」
杉崎さんが私に微笑みかける。
「いえ…でしたら、良かったですけど…悪化したりはしてないですか…?私が来たことで無理させてないですか…」
…ついでに、あなたが寝てる間に、こっそりキスしちゃいましたけど、…怒ってないですか…と心の中だけで聞いてみる。
「いや、全然…お粥も完食したし、この分だと明日は普通に出勤できると思うよ。本当にありがとう…なんにもお構いできなかったけど、今度必ず、お礼するから…」
杉崎さんはそう言って、笑顔で私を玄関に送り出す。
「お邪魔しました。では、おやすみなさい」
お辞儀をして、家を出る。
本当は、もう少しの間…部屋にいたかった。
もう少し…杉崎さんと話していたかった…。
もっと…キスを…何度もしたかった…。
私はもう…完全におかしい、杉崎さんのことを…どんどん好きになっているのが自分でもわかる…
綺麗な、流れるような黒髪… 眼鏡の奥の、綺麗な目…
甘い…優しくてセクシーな低い声…。
あの…白くて逞しい腕に…包まれたい…彼になら…強引にキスされたい。
もう…隠しようがない…
でも、杉崎さんには林さんがいるし、私にだって…
どうしようもないし…
杉崎さんにとっては、私は単なる小娘に違いない…。
あの夜の激しいキスだって…私から先に彼の頬にふざけてキスをしたから、きっとちょっと魔が差しただけだ…私は所詮…大人な彼からしたら、子供のようなものだから…。
私は自分の部屋について、暗闇の中で座り込んだ。
この気持ちは…絶対に、抑え込むしかない…
自分のために… そして、彼のためにも…
そう、心に決めて、疲れた体をベッドの上へ投げ出した…。
杉崎さんが私に微笑みかける。
「いえ…でしたら、良かったですけど…悪化したりはしてないですか…?私が来たことで無理させてないですか…」
…ついでに、あなたが寝てる間に、こっそりキスしちゃいましたけど、…怒ってないですか…と心の中だけで聞いてみる。
「いや、全然…お粥も完食したし、この分だと明日は普通に出勤できると思うよ。本当にありがとう…なんにもお構いできなかったけど、今度必ず、お礼するから…」
杉崎さんはそう言って、笑顔で私を玄関に送り出す。
「お邪魔しました。では、おやすみなさい」
お辞儀をして、家を出る。
本当は、もう少しの間…部屋にいたかった。
もう少し…杉崎さんと話していたかった…。
もっと…キスを…何度もしたかった…。
私はもう…完全におかしい、杉崎さんのことを…どんどん好きになっているのが自分でもわかる…
綺麗な、流れるような黒髪… 眼鏡の奥の、綺麗な目…
甘い…優しくてセクシーな低い声…。
あの…白くて逞しい腕に…包まれたい…彼になら…強引にキスされたい。
もう…隠しようがない…
でも、杉崎さんには林さんがいるし、私にだって…
どうしようもないし…
杉崎さんにとっては、私は単なる小娘に違いない…。
あの夜の激しいキスだって…私から先に彼の頬にふざけてキスをしたから、きっとちょっと魔が差しただけだ…私は所詮…大人な彼からしたら、子供のようなものだから…。
私は自分の部屋について、暗闇の中で座り込んだ。
この気持ちは…絶対に、抑え込むしかない…
自分のために… そして、彼のためにも…
そう、心に決めて、疲れた体をベッドの上へ投げ出した…。
0
あなたにおすすめの小説
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。
ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。
「案外、本当に君以外いないかも」
「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」
「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」
そのドクターの甘さは手加減を知らない。
【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?
田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?
【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる