【完結 R18】ほかに相手がいるのに

もえこ

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〜二人〜

一糸まとわず

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「あン…あ… ん … ん…」

私は身体を駆け抜けていくうねるような快感に…
杉崎さんの片腕にしがみついたまま、淫らな声を上げ続けた…。

「… 可愛い …」そう…独り言のように杉崎さんが呟く。

その…少し後に、やっと、ずるりと指が引き抜かれ…「あっ、…ん…」思わず声が出る…。
杉崎さんが私から身体を離し、そばのティッシュで…指を拭う姿が、やけに生々しくて、思わず目を逸らす…。

まだ…ショーツも中途半端に身に着けたままの…淫らな格好で、
私は杉崎さんにいとも簡単に…イかされて…しまった…。

「…ごめんね…嫌だって言ってたのに… 止められなくて… 」

「… … …」杉崎さんの謝罪に…
いいんですと言えばいいのか、嫌だと言えばいいのか、もはや…言葉も出てこない…。

「もう、…我慢できない…これも…脱がすよ…?」

「… … 」

やはり、私の返事を待たずに、…ショーツに手を触れようとする杉崎さん…

「あ…っ…やめ…」私が止めようと手を重ねると、

「んっ…うっ…んーっ…」
また…杉崎さんに唇を塞がれて舌を…絡められ… 頭が… …ぼうっと…してきて、…身体から…力が抜けていく…。

その間に…ショーツは杉崎さんの手で素早く取り去られ、ベッドの端に…ぱさりと置かれ…

私は瞬く間に、…本当に、生まれたままの姿を…杉崎さんの前に、さらけ出すことになった…。

「いや… そんな…に、見ないで… 」

片方の腕で胸を… もう片方の手で…さっき…おかしくなるほどにいじられた場所を…覆い隠すようにして、
必死に、顔を背ける…。

頭の先から…脚の先…指先まで…じっくりと品定めするかのように…見られている…のが、わかる…

   熱い…熱過ぎる…杉崎さんの視線…

いつもは優しい…杉崎さんの眼が…眼光が…ゆらゆらと黒光りするように揺れていて…ドキリと心臓が鳴る…。

「…綺麗…可愛い… もう…俺 少し…、抑えるのが…難しいな…」
杉崎さんが私に馬乗りになる…ギシリとベッドが音を立てる、私の鼓動が早くなる…。

「いい…?もう…俺の好きにして… …いい…?好きにさせて… 」

いい… もう、好きにして… 

好きにして欲しい… 
早く… 抱き締めて… 欲しい…

杉崎さんの…逞しいもの… 堅い… 男性の象徴それ…で、私を… 早く…滅茶苦茶に…して…
突いて…かき回して… 杉崎さんになら…ひどくされたって…いい… 

「は…い… 、して… …ください…」

心中で…どんなに淫らな…女の欲望が渦巻いていたとしても…

杉崎さんに対しては…
それだけ…言うのが、やっとだった…。



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