【完結 R18】ほかに相手がいるのに

もえこ

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~拓海~

爆弾

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頭で考えるより先に、舌が瑠衣の唇に入りこみ…何度も、いやらしく舌を絡めた…。

「んっ… う…んっ…」甘い、瑠衣の声…
くちゅくちゅと、執拗に絡めた後、いったん唇を離すと、

「拓海くん… キス、上手だね…私、溶けちゃいそ…」
瑠衣が、恍惚とした表情で俺を見上げる…

キスが上手いとか…葉月には言われたこともない…
今までにないことばかりで…俺は段々と自分を見失いそうになる。

「は…馬鹿… 瑠衣… も、黙って…」

俺は瑠衣に巻かれたバスタオルをゆっくりと取り去る。
腕の下にいる、生まれたままの瑠衣を見下ろす。

直接見たことがなかったが、
やっぱり弾けんばかりの丸い柔らかそうな胸と、きゅっとしまったウエスト…
その下に、…生では、葉月以外見たこともなかった女のそこが…露わになる。

「… … … …」

葉月とは違う、そこ… 色も…見た目も、全然違う… 
思わず、…   無言になる…。

「… ん…や、だ…拓海くん…そんなじっと、見ないで…先生もさすがに、患者さんにこんな風にされるの、想定してなくて、恥ずかし…あっ…ん、…ん…たく…みっ… く…」

「…何、さっきの設定、続いてんの…?」
俺は瑠衣のおかしな医者と患者の設定の話を笑って受け流し、おもむろにその豊満な片方の胸に触れる。
ぷるんと弾けそうな、その感触…

ヤバい… 
頭に一気に、血が上りそうだ… 

「…いいよ…胸でもどこでも…拓海くんの…好きにしていい… 彼女にできないことでも、なんでも…して… 好き…早く欲しい…拓海くんのそれ… ね…   きて…激しく、して…  」


甘い…男にとって爆弾…とも言える、ヤバい、台詞が…
瑠衣の濡れた唇から、だらだらとこぼれ出る…。
もしかして煽ってる…?わざと言ってる…、のか…? 

ささやきながらも、瑠衣が俺に向かって…
まるで、子供を抱き留めるかのように、両手を広げる。


ああ…

「馬鹿…そんなこと言われたら、俺… もう、…無理…」

もう、駄目だ    ああ・・・

   きっと、優しくなんて、できない…
   
     馬鹿な俺…

      初めて抱くのに… 

瑠衣を、
    
   めちゃくちゃにしたいと、思った…

    
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