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~答え~
自己嫌悪
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私は恐る恐る、携帯の画面に並ぶ小さな文字を目で追う。
『こんばんは、俺も実はまだ寝てないんだ。なんだか眠れなくてね…水無月さんも?』
そう… 一言だけ書いてあった。
ああ…まだ、起きていた…
杉崎さんも私と同様に、眠れないと…
とにかく、まだ起きている…
私はベッドから起き上がり、再び文字を打ち込む。
もう、迷わない…
さっきの慌てたような様子からすると、きっと杉崎さんは、私の反応のせいで、かなり恥ずかしい思いをしたに違いない…
杉崎さんが、軽い冗談であんなことを言うはずがない。
その申し出を私はとても、曖昧な…おかしな態度で断った…
ハッキリ嫌だと口にしてはいないが、今思い出しても拒否同然の失礼な態度だったと思う…。
今度は私の番だ…
今から私がする連絡で、もし仮に杉崎さんに断られたとしても、全く傷付かない…
そんな、心の準備をした状態で、私は文面を作成した。
『そうなんです…私も全然、眠れなくて…あの、さっきはすみませんでした…今更、なんですが…少しだけこちらの部屋に来ませんか?少し時間いただけたら片付けますので…』
再び文面を読み返してしまうことで、また色々頭だけで考えてしまい、躊躇してしまう…そんな事態だけは避けたくて、文面の誤字脱字の確認すらせずに…私はいつになく思い切って、勢いに任せて送信ボタンを押した。
すぐに、既読になる…。
ああ… 遂に送信してしまった… 杉崎さんに内容を、読まれた…。
自分で送信しておきながら、心臓がドクドクと音を立てるようだ…。
だけど、どこまでもやっぱり、私は私だった…
すぐに、逃げ道を作りたい気持ちに駆られた…。
『あの、でももう、こんな遅い時間ですし…寝なきゃいけない時間ですし、無理なら無理で全然大丈夫です。すみません、失礼しました。』
二度目の送信ボタンを押す。
さっきと同様、すぐに既読になる…。
ああ… 私は何をやっているのか…
そもそも何度も連絡をすること自体が、うざいかもしれない…
杉崎さんが横になっていたとしたら完全に、睡眠妨害ではないか…
私は自己嫌悪に陥りながら、ベッドの上にスマホを放る…。
どんな返事が来ても…杉崎さんに従おう…
そう、考えながら…
『こんばんは、俺も実はまだ寝てないんだ。なんだか眠れなくてね…水無月さんも?』
そう… 一言だけ書いてあった。
ああ…まだ、起きていた…
杉崎さんも私と同様に、眠れないと…
とにかく、まだ起きている…
私はベッドから起き上がり、再び文字を打ち込む。
もう、迷わない…
さっきの慌てたような様子からすると、きっと杉崎さんは、私の反応のせいで、かなり恥ずかしい思いをしたに違いない…
杉崎さんが、軽い冗談であんなことを言うはずがない。
その申し出を私はとても、曖昧な…おかしな態度で断った…
ハッキリ嫌だと口にしてはいないが、今思い出しても拒否同然の失礼な態度だったと思う…。
今度は私の番だ…
今から私がする連絡で、もし仮に杉崎さんに断られたとしても、全く傷付かない…
そんな、心の準備をした状態で、私は文面を作成した。
『そうなんです…私も全然、眠れなくて…あの、さっきはすみませんでした…今更、なんですが…少しだけこちらの部屋に来ませんか?少し時間いただけたら片付けますので…』
再び文面を読み返してしまうことで、また色々頭だけで考えてしまい、躊躇してしまう…そんな事態だけは避けたくて、文面の誤字脱字の確認すらせずに…私はいつになく思い切って、勢いに任せて送信ボタンを押した。
すぐに、既読になる…。
ああ… 遂に送信してしまった… 杉崎さんに内容を、読まれた…。
自分で送信しておきながら、心臓がドクドクと音を立てるようだ…。
だけど、どこまでもやっぱり、私は私だった…
すぐに、逃げ道を作りたい気持ちに駆られた…。
『あの、でももう、こんな遅い時間ですし…寝なきゃいけない時間ですし、無理なら無理で全然大丈夫です。すみません、失礼しました。』
二度目の送信ボタンを押す。
さっきと同様、すぐに既読になる…。
ああ… 私は何をやっているのか…
そもそも何度も連絡をすること自体が、うざいかもしれない…
杉崎さんが横になっていたとしたら完全に、睡眠妨害ではないか…
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どんな返事が来ても…杉崎さんに従おう…
そう、考えながら…
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