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明里
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その日以来…
私と斗真君は、時々一緒に図書館で読書をするようになった。
もともと私は、放課後に時々図書館に寄っていたんだけど、
そこに後から斗真君がやってきて合流するという、そんな感じ…。
だから別に約束をしたわけでもなく…たまたま…。
なのに、斗真君は必ず私が座っている前の席にやってきて、決まり文句のように、「ここ、いいか…?」と、はにかむような笑顔で聞いてくる。
当然私は断るはずもなく、「うん…もちろん、どうぞ…」と答える。
正面に座った斗真君の柔らかそうな髪が、窓からの隙間風で、ふるりと震える…。
斗真君の本を読むときの真剣な目…
意外に長い睫毛…真っすぐに伸びた鼻梁…薄いしっとりとした唇…
斗真君の全てが、私を魅了する…。
ドキドキドキドキ… …
どうしても、彼が近くに来ると私の鼓動は勝手に激しくなる…。
「…ん?…どーしたん、明里…? なんか、俺の顔に、ついてる…?」
「ううん…なんでも、ない…ぼっとしてただけ…」
図書館で一緒に過ごすことが多くなり、家が偶然にもご近所さんになったことで話す機会が増えたことで…いつしか斗真君は私のことを、安達さんではなく…明里と呼び捨てで、呼ぶようになっていた…。
「変な奴… ああ…それにしても面白いわ…この本…前にテレビで紹介されてたミステリー…マジ、最高だわ…今度、明里も読んでみろよ。」
斗真君が興奮気味にその本を差し出す。
「う…うん、斗真君が読み終えたら借りてみるよ…」
斗真君が私のことを明里と呼ぶのと同じく、私も彼を斗真君と呼ぶようになっていた…まあ、彼の場合、クラスのみんなが名前で呼ぶので私が名前で彼を読んでも違和感がないのが救いだった…。
でなければ、加奈たちの反応が気になって、とても彼を、下の名前で呼ぶことなんてできなかったに違いない…。
一番助かったのが、斗真君の学校での、私に対する態度だ…。
私と斗真君は、時々一緒に図書館で読書をするようになった。
もともと私は、放課後に時々図書館に寄っていたんだけど、
そこに後から斗真君がやってきて合流するという、そんな感じ…。
だから別に約束をしたわけでもなく…たまたま…。
なのに、斗真君は必ず私が座っている前の席にやってきて、決まり文句のように、「ここ、いいか…?」と、はにかむような笑顔で聞いてくる。
当然私は断るはずもなく、「うん…もちろん、どうぞ…」と答える。
正面に座った斗真君の柔らかそうな髪が、窓からの隙間風で、ふるりと震える…。
斗真君の本を読むときの真剣な目…
意外に長い睫毛…真っすぐに伸びた鼻梁…薄いしっとりとした唇…
斗真君の全てが、私を魅了する…。
ドキドキドキドキ… …
どうしても、彼が近くに来ると私の鼓動は勝手に激しくなる…。
「…ん?…どーしたん、明里…? なんか、俺の顔に、ついてる…?」
「ううん…なんでも、ない…ぼっとしてただけ…」
図書館で一緒に過ごすことが多くなり、家が偶然にもご近所さんになったことで話す機会が増えたことで…いつしか斗真君は私のことを、安達さんではなく…明里と呼び捨てで、呼ぶようになっていた…。
「変な奴… ああ…それにしても面白いわ…この本…前にテレビで紹介されてたミステリー…マジ、最高だわ…今度、明里も読んでみろよ。」
斗真君が興奮気味にその本を差し出す。
「う…うん、斗真君が読み終えたら借りてみるよ…」
斗真君が私のことを明里と呼ぶのと同じく、私も彼を斗真君と呼ぶようになっていた…まあ、彼の場合、クラスのみんなが名前で呼ぶので私が名前で彼を読んでも違和感がないのが救いだった…。
でなければ、加奈たちの反応が気になって、とても彼を、下の名前で呼ぶことなんてできなかったに違いない…。
一番助かったのが、斗真君の学校での、私に対する態度だ…。
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