36 / 43
大浴場
しおりを挟む
私は最初、女性の入浴時間の長さに驚き、辟易した。
最初に党首である悠子さんが一番風呂に入浴する。
次にその側近である聡子さんが入浴する。
そして、最後に新参で下っ端で歳下である私が最後に残り湯を頂く。
その事には何の文句もない。
だが、二人の長湯の後だと入浴時間が深夜を大きく回ってしまうのだ。
私は大きく睡眠時間を削らざるを得なくなった。
その事で私は文句は一切言わなかった。
ただ、眠そうにしている私を見て聡子さんは悠子さんに相談した。
「眠そうな早は可愛すぎます。
『うにゅ~むにゃむにゃって言ってごらんなさい』と何度早に言ったかわかりません。
ですがこのままでは早は体調を崩してしまいます。
早の部屋にシャワールームを設置しましょう!」
ただ悠子さんは首を縦にふらなかった。
「果たして早ちゃんはシャワー室を付けて喜ぶかしら?
早ちゃんは特別扱いを嫌うわ。
私には早ちゃんがその特別扱いを喜ぶとは思えないわ」
こうして悠子さん発案のもと、三人で一緒に入浴するようになったのだ。
最初、私は挙動不審だったという。
「あ、あの!俺、目かくししてた方が良いですか?」当時の私は今自分で考えても変な事を言っていたと思う。
「何で女の子同士で一緒にお風呂に入るだけなのに目かくしが必要なのよ。
あなた、何か変な物でもついているの?」悠子さんは笑いながら言った。
「『ついてる』・・・と言うよりは『ついていない』とでも申しましょうか?」当時の私は本当に煮え切らない事を言っていたと思う。
こうしてみんなで大浴場で入浴するようになった。
最初、恥ずかしくて悠子さんと聡子さんの裸を直視出来なかった私もいつしか二人のプロポーションに目を奪われるようになる。
いつか私も幼児体型を卒業して二人のようなプロポーションになれるのかしら?特に胸のあたり・・・。
三人ならまだどうにか順番に入浴する事も可能だったが、そこに晶さんが加わり由美が一緒に泊まるとなると、五人一緒に大浴場で入浴するのが効率的で当たり前の話になってくる。
だが・・・
「バカじゃないの!?
何で私が早くんと一緒にお風呂に入らなきゃいけないの!?」由美が叫ぶ。
「傷つくわね~。
何で由美は私と一緒にお風呂に入りたくないのよ!
私、別に何も変な病気は持ってないわよ!」私はプリプリと怒りながら言う。
「石川さんに他意はありません。
『由美さんと一緒に大浴場で裸の付き合いをして親睦を深めたい』と思っているだけで、いやらしい感情は一切ありません。
もしかしてやましい感情を抱いているのは由美さんじゃないですか?
大欲情してるんじゃないですか?」晶さんがいかにも面白い事を言ったように肩を震わせて笑っているが、誰も笑っていない。
「あなた、そのオヤジギャグが言いたかっただけでしょ!?
何が『大欲情』よ!?
私は一緒にお風呂なんて入りませんからね!?」と由美。
「そこまで強く嫌がらなくても良いじゃない・・・」私は半べそをかきながら落ち込みつつ呟く。
「あーあー泣かせたー」
「いーけないんだいけないんだー、先生に言ってやろうー」口々に悠子さん達は騒ぎ立てた。
「わかったわよ!一緒にお風呂入れば良いんでしょ!?」由美は勢いで言ってしまった。
最初に党首である悠子さんが一番風呂に入浴する。
次にその側近である聡子さんが入浴する。
そして、最後に新参で下っ端で歳下である私が最後に残り湯を頂く。
その事には何の文句もない。
だが、二人の長湯の後だと入浴時間が深夜を大きく回ってしまうのだ。
私は大きく睡眠時間を削らざるを得なくなった。
その事で私は文句は一切言わなかった。
ただ、眠そうにしている私を見て聡子さんは悠子さんに相談した。
「眠そうな早は可愛すぎます。
『うにゅ~むにゃむにゃって言ってごらんなさい』と何度早に言ったかわかりません。
ですがこのままでは早は体調を崩してしまいます。
早の部屋にシャワールームを設置しましょう!」
ただ悠子さんは首を縦にふらなかった。
「果たして早ちゃんはシャワー室を付けて喜ぶかしら?
早ちゃんは特別扱いを嫌うわ。
私には早ちゃんがその特別扱いを喜ぶとは思えないわ」
こうして悠子さん発案のもと、三人で一緒に入浴するようになったのだ。
最初、私は挙動不審だったという。
「あ、あの!俺、目かくししてた方が良いですか?」当時の私は今自分で考えても変な事を言っていたと思う。
「何で女の子同士で一緒にお風呂に入るだけなのに目かくしが必要なのよ。
あなた、何か変な物でもついているの?」悠子さんは笑いながら言った。
「『ついてる』・・・と言うよりは『ついていない』とでも申しましょうか?」当時の私は本当に煮え切らない事を言っていたと思う。
こうしてみんなで大浴場で入浴するようになった。
最初、恥ずかしくて悠子さんと聡子さんの裸を直視出来なかった私もいつしか二人のプロポーションに目を奪われるようになる。
いつか私も幼児体型を卒業して二人のようなプロポーションになれるのかしら?特に胸のあたり・・・。
三人ならまだどうにか順番に入浴する事も可能だったが、そこに晶さんが加わり由美が一緒に泊まるとなると、五人一緒に大浴場で入浴するのが効率的で当たり前の話になってくる。
だが・・・
「バカじゃないの!?
何で私が早くんと一緒にお風呂に入らなきゃいけないの!?」由美が叫ぶ。
「傷つくわね~。
何で由美は私と一緒にお風呂に入りたくないのよ!
私、別に何も変な病気は持ってないわよ!」私はプリプリと怒りながら言う。
「石川さんに他意はありません。
『由美さんと一緒に大浴場で裸の付き合いをして親睦を深めたい』と思っているだけで、いやらしい感情は一切ありません。
もしかしてやましい感情を抱いているのは由美さんじゃないですか?
大欲情してるんじゃないですか?」晶さんがいかにも面白い事を言ったように肩を震わせて笑っているが、誰も笑っていない。
「あなた、そのオヤジギャグが言いたかっただけでしょ!?
何が『大欲情』よ!?
私は一緒にお風呂なんて入りませんからね!?」と由美。
「そこまで強く嫌がらなくても良いじゃない・・・」私は半べそをかきながら落ち込みつつ呟く。
「あーあー泣かせたー」
「いーけないんだいけないんだー、先生に言ってやろうー」口々に悠子さん達は騒ぎ立てた。
「わかったわよ!一緒にお風呂入れば良いんでしょ!?」由美は勢いで言ってしまった。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる