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私タイイイイッム!!!
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イケメン四人が口を大きく開けて、こちらを凝視する。
何だ、どうしたってんだ。
ナルシストが喋る。
「お、お前本気で言っているのか?」
はい?
君達が先に言ったのに、な~にを言っているのだね。ホントに。
私は大きく頷く。
「当たり前です。冗談でこんな事言いませんよ。」
「し、しかし、お前が私と婚約したいと言いだした事ではないか!」
それは私の預かり知らぬことである。
「そうですが、それは以前の私が言い出した事ですね。
今の私は、どうやら記憶と共に、王子の気持ちまで消えてしまったみたいでなんですよねぇ。」
ナルシストの瞳が大きく見開く。
何故か、顔色が青い。赤くなったり、青くなったり忙しいね。
「わ、私への気持ちがき、消え去った・・・?」
「はい、綺麗さっぱり。」
「綺麗さっぱり・・・。」
オウム返しのように私の言葉を繰り返す。
構わずに、私は部屋を歩き回り、まるでどこぞの探偵の様に
語り始める。
「この婚約は以前の私が無理矢理に結び付けた物。
王子は全く本意では無いと伺いました。
つまり、王子は婚約を破棄したかった。
そして今まさに、私に婚約破棄を仰られた。
更に今の私は、記憶も王子への気持ちも無い。」
念押しで言う。
ナルシストは顔色が青から白色になる。
「で、あるのならば、婚約を結ぶ理由も無い。
という事は、婚約破棄が二人の共通の意思である事が明示されます。
なので、婚約破棄を私は快諾します。」
よし、言い切った。
すっきりした顔で周りを見渡すと、
ナルシストはもう顔が何故か死んでいる。
その他の三人は口を開けたままから、石化している。
父親は床で白目を剥いて気絶している。
カオスな状況に疑問を隠せない。
父親は分かるが、何故この四人がこんな事になっているのか理解できない。
まぁ、放っておいて、話を進めるか。
「あの、ナ、違う。王子様。
婚約破棄の承認書をお願いします。」
ノロノロとした足取りでナルシストは大広間を退出した。
残りの三人も石化が解けて、慌てて後を追う。
私はというと、気絶している父親が覚醒するのをに呑気に待ちながら、城を後にした。
帰りの馬車の中で父親がさめざめと泣くのを、宥めながら帰った。
部屋に戻った。
「うおっしゃああああらああああああ!」
と雄叫びを上げながら、ベッドへダイヴした。
そしてそのまま寝落ちした。
翌日、上機嫌で朝食を食べて、部屋でごろごろしていたら、
リリィちゃんが入ってきた。
「お嬢様、お客様がいらっしゃっています。」
「ん?誰?」
リリィちゃんがにっこり笑う。
「お嬢様のお会いしたい方です。」
お会いしたい方は夫なのですが、そうではないだろう。
はあ、と言って、応接室へ行く。
扉を開けると、そこには
「遅いぞ!私をいつまで待たせる気だ!」
ナルシストが居た。
私はふっと笑みを零し、一言。
「チェンジ!!!!!」
バタンッ、勢い良く扉を閉めた。
何だ、どうしたってんだ。
ナルシストが喋る。
「お、お前本気で言っているのか?」
はい?
君達が先に言ったのに、な~にを言っているのだね。ホントに。
私は大きく頷く。
「当たり前です。冗談でこんな事言いませんよ。」
「し、しかし、お前が私と婚約したいと言いだした事ではないか!」
それは私の預かり知らぬことである。
「そうですが、それは以前の私が言い出した事ですね。
今の私は、どうやら記憶と共に、王子の気持ちまで消えてしまったみたいでなんですよねぇ。」
ナルシストの瞳が大きく見開く。
何故か、顔色が青い。赤くなったり、青くなったり忙しいね。
「わ、私への気持ちがき、消え去った・・・?」
「はい、綺麗さっぱり。」
「綺麗さっぱり・・・。」
オウム返しのように私の言葉を繰り返す。
構わずに、私は部屋を歩き回り、まるでどこぞの探偵の様に
語り始める。
「この婚約は以前の私が無理矢理に結び付けた物。
王子は全く本意では無いと伺いました。
つまり、王子は婚約を破棄したかった。
そして今まさに、私に婚約破棄を仰られた。
更に今の私は、記憶も王子への気持ちも無い。」
念押しで言う。
ナルシストは顔色が青から白色になる。
「で、あるのならば、婚約を結ぶ理由も無い。
という事は、婚約破棄が二人の共通の意思である事が明示されます。
なので、婚約破棄を私は快諾します。」
よし、言い切った。
すっきりした顔で周りを見渡すと、
ナルシストはもう顔が何故か死んでいる。
その他の三人は口を開けたままから、石化している。
父親は床で白目を剥いて気絶している。
カオスな状況に疑問を隠せない。
父親は分かるが、何故この四人がこんな事になっているのか理解できない。
まぁ、放っておいて、話を進めるか。
「あの、ナ、違う。王子様。
婚約破棄の承認書をお願いします。」
ノロノロとした足取りでナルシストは大広間を退出した。
残りの三人も石化が解けて、慌てて後を追う。
私はというと、気絶している父親が覚醒するのをに呑気に待ちながら、城を後にした。
帰りの馬車の中で父親がさめざめと泣くのを、宥めながら帰った。
部屋に戻った。
「うおっしゃああああらああああああ!」
と雄叫びを上げながら、ベッドへダイヴした。
そしてそのまま寝落ちした。
翌日、上機嫌で朝食を食べて、部屋でごろごろしていたら、
リリィちゃんが入ってきた。
「お嬢様、お客様がいらっしゃっています。」
「ん?誰?」
リリィちゃんがにっこり笑う。
「お嬢様のお会いしたい方です。」
お会いしたい方は夫なのですが、そうではないだろう。
はあ、と言って、応接室へ行く。
扉を開けると、そこには
「遅いぞ!私をいつまで待たせる気だ!」
ナルシストが居た。
私はふっと笑みを零し、一言。
「チェンジ!!!!!」
バタンッ、勢い良く扉を閉めた。
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