【本編完結済】ヤリチンノンケをメス堕ちさせてみた

さかい 濱

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春日部④

 
「今日だけ、特別、だからな。」

    そんなことを言ったのは自分なのに、あの日から俺は毎日のように町屋に手コキをしちまってる。

    触ると、アイツが嬉しそうな顔をするから。なんてのは言い訳かもしれねぇ。


「もっと、触って?」
「気持ちいいよッ、春日部」
「ハァッ、僕、もう、……出そう」
「っ、――イクッ」

    町屋が、俺の手の動きに反応して切ねぇ声を上げるのを聞くと、ザワザワする。脳が震える、つーのか?そんで自分のチンチンも弾けそうになる。

    その快感が病みつきになっちまった。

    手の中でビクビクと震えるチンチンに嫌悪感なんてなくて、むしろ、ちょっと何考えてるかわかんねぇ町屋本人よりも、ずっと素直な反応をするチンチンを可愛らしいな、って思う。

    そんな自分に危機感を覚える。
    このままズルズル最後までしちまうんじゃねぇかって。

    実際、俺の手コキでこんなに気持ちよくなってんだから、チンチン入れてやったらどんな反応すんだろうって、想像しちまうことも正直、ある。


    現に今も、自分の部屋でチンチンを触りながら想像してる。

『春日部のチンポ、ちょうだい?』
『もっと、グリグリしてッ』
『僕のアナル気持ちいい?』
『春日部の、チンポ硬いッ』
『んっ、気持ちいいッ』
『いいよ、いっぱい出してッ』
『あ、出てるッ、っ、……好きだよ、春日部ッ』

    ……!!
    おい、最後のは何だ。

    止まらない妄想をそのまま脳内で垂れ流していたら、町屋にあり得ないことを言わせちまった。

    手についたザーメンをティシュで拭いながら、舌打ちをする。

    いくらなんでも『好きだよ』はねぇだろう。

    セックスの時、女が俺に『好き』って言ってくることがたまにあって、そういうのは嫌だってちゃんと言ってあんのに、コイツ面倒臭ぇって萎えてただろーが。

    そもそも、俺は堀田の代わりで、町屋の寂しさを埋めてやってるだけだから、そんなこと言われるはずがねぇのに何故だ。


    あー、くそっ。
    町屋が、悪い。

    あれだ。多分、ギャップ萌え?ってヤツだ。
    普段は穏やかで飄々としてる町屋が、無邪気に笑いかけてくると思ったら、堀田のことで悲しい顔して、そんで、手コキすると妖艶、――って男に使う言葉じゃねぇのはわかってんだけど、それ以外例えようの無い顔して、俺に縋ってくるワケで。

    感情を揺さぶられたせいで混乱して、こんな妄想まがいの想像をしちまうんだ。


    マジで、堀田のこと諦めろって言っといて良かった。
    俺でこうなんだから、アイツはもっとやべぇ。
    多分、本命にはもっとえげつなく迫るんだろうから、堀田は秒で堕ちるだろう。
    ケツの穴に入れて童貞喪失なんてことさせる訳にはいかねぇ。

    ――だったら、何も失うもんがねぇ、俺のチンチンは、入れてやってもいい、のか…?

    俺はしたことねぇけど、女とだってアナル使ってセックスすることがあんだろ。それと何にも変わりねぇじゃねーか。

    待て待て。

    なに考えてんだ。
    入れたらアウトだろ?

    俺はゲイじゃない。

    一月近く女とやってねぇから、頭がバグってるだけだ。

    部屋の隅に置いてある、女の連絡先が書かれた紙の束を取りに行こうとして、足が止まった。

    女とやることは、今は考えられねぇ。

    町屋との行為の方が気持ちいいことはもう認めざるを得ない事実だ。それに、セックス中、間違いなく俺は女と町屋を重ねちまうだろう。果てる時うっかり『町屋』なんて、呟いちまえば、やべぇことになる。



    スマホを見て時刻を確かめる。
    そろそろシャワーを浴びる時間だ。


    ――コンコン。

「春日部、風呂に入ろ?」

    扉の向こうから声を掛けられて、俺は「ああ」と上ずった返事を返した。

    さっき出したばかりなのに、チンチンが期待で膨らむ。このことに罪悪感や嫌悪感を抱いていたのはとっくの昔の話で、今はそれを隠しもしねぇ。


    そればかりか、シャワーを浴びながら「今日はバイト忙しかった?」と世間話を始めた町屋に苛ついて、お前も早くエロい気分になれよ、って舌で唇をこじ開けた。

    キスの合間に囁かれる言葉。

「触って欲しいの?」
「触りたいの?」

    どっちもイエスだ。

    町屋に気持ち良くされてぇし、気持ち良くしてぇ。
    今『僕に入れたい?』って町屋が聞いてきたら、多分、俺は頷いちまう。

    つーか、そんなこと言われてねぇのに、妄想の町屋に挑発されて手が勝手に町屋のケツを掴んじまった。

    大丈夫だ。
    俺はゲイじゃない。
    ただ、友人を慰めてやりてぇだけだ。

    つるりと肌触りのいい引き締まったケツを揉むように撫でてやれば、町屋は居心地悪そうに体を捻った。それを追いかけるようにして割れ目に指を這わせると、町屋は俺を引き剥がすように、胸に手を置き突っ張って、キスを止めた。

「春日部、そこは、触られたく、ない。」

    初めての拒絶に頭が真っ白になる。

「……は?何で、だよ?」

    気付けば、責めるような口調でそう口にしてた。
    町屋は眉を下げて困った顔をしていて、それがとても癪に障った。

「っ、俺に抱かれたい女は五万といるっつーのにっ。お前っ、何なんだよ!」

    ただ悔しくて。
    俺をこんな気持ちにさせたくせに、そこで堀田に操を立てんのかと思ったら、ついでかい声を出しちまった。

「春日部、ごめん。」

    謝られてハッとする。
    悪いのは俺だ。

「っ、わりぃ。俺、頭冷やしてくる。」

    マジでカッコ悪い。

    散々「入れない」って自分で言ってきたくせに、その気になって『慰めてやる』って理由付けて迫って、断られたら町屋を怒鳴って。

    何をやってんだ俺は。

    情けなくなって、町屋と一緒にいるのがキツくて、浴室から出て行こうとした。

    けど、町屋は俺の腕を掴んで止めた。

「離せ、よ。」
「春日部。」

    やっぱり町屋は困った顔をしてて、いたたまれねぇ気分になる。

「頼む、離してくれ。今日の俺はおかしいんだ。」
「えっと、聞いて、春日部。」
「勘弁してくれ。今のは、俺が、全部悪いから。」

    逃げてぇのに、町屋の力はマジで強くて、腕を振り払えねぇ。

「春日部は、僕と、セックス、したくなったんだよね?」
「っ。」
「それは、凄く嬉しいんだけど。」
「もういいって!」
「良くないよ。だって、僕もしたいから。」
「は?だってお前っ、――んっ。」

    言葉を遮られるようにキスをされた。混乱したけど、いつものように愛撫されて、やがて『キモチイイ』に頭が支配されて体の力が抜けちまった。

    でも、あるところを撫でられてギクリと体が強張った。


「ごめんね、僕、バリタチ、なんだよね。」


    町屋の両手は、俺のケツを掴んでいた。


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