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第14話:密室の給仕
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お姫様抱っこのまま、車に押し込まれて15分。
お屋敷の自室に連れ込まれた私は、ベッドの上にそっと降ろされた。まだメイド服のフリルが揺れている。蓮は私の前に膝をつき、スカートの裾をぎゅっと握りしめた。
「……蓮、怒ってる?」
「怒っているどころじゃない。……あのまま、クラスの男全員を退学させてやろうかと思った」
顔を上げた蓮の瞳は、潤んでいるのに、独占欲でドロリと濁っていた。彼は私の膝に顔を埋め、まるで自分の匂いを上書きするように、ぐいぐいと頭を押し付けてくる。
「ひまり、お前は俺だけのメイドだろう? なのに、あんなに見せびらかして……。俺、おかしくなりそうだったんだぞ」
「……ごめんなさい。でも、ただの出し物だよ?」
「関係ない。お前が笑いかける相手は、俺だけでいい」
蓮は私の腰に腕を回し、そのまま這い上がるようにして私をベッドに押し倒した。重なり合う体温。メイド服の白いエプロンと、彼の黒いジャケットが重なり、視界が蓮だけでいっぱいになる。
「……ひまり、言ってみろ」
「え……?」
「『お帰りなさいませ、ご主人様』って……。俺だけに。お前の言葉で、俺を甘やかしてくれ」
耳元で低く囁かれた言葉に、心臓が跳ねる。
さっきまで学園でみんなを威圧していた蓮が、今は私の腕の中で、必死に愛を乞う子犬のようになっている。
そのギャップが、たまらなく愛おしくて、少しだけ怖い。
「……お帰りなさい、ませ……ご主人様」
私が観念して呟くと、蓮の表情が一気に溶けた。
彼は私の首筋に鼻を押し当て、深い吐息を漏らす。
「……あぁ、最高だ。……もう二度と、こんな格好で外に出るな。……この服は、俺の前だけで着ていろ」
蓮の唇が、私の鎖骨に、首筋に、そして唇に、何度も何度も甘く吸い付く。
それはお仕置きという名の、狂おしいほどの愛の証明。
「……もっと、俺を甘やかして。……ひまりがいないと、俺、死んじゃうから」
そう言って私のブラウスのボタンに手をかける彼の指は、少しだけ震えていた。俺様で、傲慢で、でも私がいなければ壊れてしまいそうな王子様。
私は、彼の深い愛という名の迷宮に、今日もまた、深く沈んでいくのだった。
お屋敷の自室に連れ込まれた私は、ベッドの上にそっと降ろされた。まだメイド服のフリルが揺れている。蓮は私の前に膝をつき、スカートの裾をぎゅっと握りしめた。
「……蓮、怒ってる?」
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顔を上げた蓮の瞳は、潤んでいるのに、独占欲でドロリと濁っていた。彼は私の膝に顔を埋め、まるで自分の匂いを上書きするように、ぐいぐいと頭を押し付けてくる。
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「……ごめんなさい。でも、ただの出し物だよ?」
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「……ひまり、言ってみろ」
「え……?」
「『お帰りなさいませ、ご主人様』って……。俺だけに。お前の言葉で、俺を甘やかしてくれ」
耳元で低く囁かれた言葉に、心臓が跳ねる。
さっきまで学園でみんなを威圧していた蓮が、今は私の腕の中で、必死に愛を乞う子犬のようになっている。
そのギャップが、たまらなく愛おしくて、少しだけ怖い。
「……お帰りなさい、ませ……ご主人様」
私が観念して呟くと、蓮の表情が一気に溶けた。
彼は私の首筋に鼻を押し当て、深い吐息を漏らす。
「……あぁ、最高だ。……もう二度と、こんな格好で外に出るな。……この服は、俺の前だけで着ていろ」
蓮の唇が、私の鎖骨に、首筋に、そして唇に、何度も何度も甘く吸い付く。
それはお仕置きという名の、狂おしいほどの愛の証明。
「……もっと、俺を甘やかして。……ひまりがいないと、俺、死んじゃうから」
そう言って私のブラウスのボタンに手をかける彼の指は、少しだけ震えていた。俺様で、傲慢で、でも私がいなければ壊れてしまいそうな王子様。
私は、彼の深い愛という名の迷宮に、今日もまた、深く沈んでいくのだった。
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