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3.あなたのおかげで今、わたしは幸せです
3.
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「ダニエル様、見てください。昨日まで蕾だった花が咲いてますよ。綺麗ですね」
それからさらに数日後のこと、フィオナはダニエルを連れ、日課の散歩に出かけていた。公爵家の庭園は広く、いろんな花が咲いている。花や蝶を見て満面の笑みを浮かべるダニエルを見つめながら、フィオナは目を細めた。
「――君がダニエルの新しい世話係か?」
と、背後から声がかけられる。振り返ると、そこにはフィオナと同じ年頃の美しい男性が立っていた。
色素の薄い金の髪に、彫刻作品のように整った目鼻立ち、瞳はサファイアのような深い紫色で、見るからに高貴なオーラが漂っている。彼がこの屋敷の主――アシェルなのだろう。フィオナはダニエルをいったん他の世話役に預けると、深々と頭を下げた。
「ご挨拶が遅れて申し訳ございません。フィオナと申します。先日からお世話になっております」
「いや。私こそ、もっと早くに会いに来るべきだったのだが……」
アシェルが返事をしているとダニエルが「んっ! んっ!」と声を上げる。見れば彼はフィオナに向かって必死に手を伸ばしているではないか。
「ああ、ダニエル様! お待たせしてすみません」
フィオナはダニエルを他の世話係から受け取ると、ふわりとやわらかな笑みを浮かべた。
「……この子は随分君に懐いているのだな」
アシェルはそう言ってダニエルとフィオナとをじっと見る。フィオナは目を丸くすると、クスクスと笑い声を上げた。
「懐いているだなんて、そんな大層なものではございません。だけど、わたしはいつでもダニエル様のお側にいたいと思っておりますので、こうして機会をいただけてとても嬉しく思っております」
嬉しくてたまらないといったフィオナの表情に、今度はアシェルが目を丸くする。それから彼は頬を紅く染めつつ、ふいと顔をそらした。
「そうか……それはよかった。これからもダニエルを頼む」
「はい! 精一杯務めさせていただきます」
***
はじめて会った日以降、アシェルは頻繁にダニエルの部屋に顔を出すようになった。
「なにかかわりはないか?」
「まあ、アシェル様! ダニエル様はつい先程、寝返りに成功なさったんですよ! 首もしっかりと据わっていらっしゃいますし、そろそろ離乳食にチャレンジできそうなんです。目覚ましい成長でしょう?」
赤ん坊にとっての一日はとても大きい。昨日できなかったことがいきなりできるようになったりするし、体もぐんぐん大きくなる。もったいなくて一秒たりとも目が離せないし、アシェルにも同じように思ってほしいとフィオナは願う。
(よかった。アシェル様もきっと、ダニエル様の愛らしさに気づいたのね)
こんなふうに様子を見に来てくれることがとても嬉しい。フィオナはそっと目を細める。
「そうか。それは……よかったな、ダニエル」
「……う?」
アシェルがぎこちなくダニエルを撫でる。が、ダニエルは不思議そうな表情でアシェルを見上げ、むっと唇を尖らせた。
(あらあら)
「なっ……私では不服か?」
ショックを受けるアシェルがなんだかかわいくて、フィオナはふふっと口角を上げる。
「大丈夫ですよ、まだ慣れていないだけです。ね、ダニエル様」
フィオナが笑いかけると、ダニエルはキャッキャッと声を上げて笑った。アシェルはそんなふたりの様子を見つめた後、そっと自身の口元を隠す。それから「だといいのだが」と口にした。
「せっかくの機会です。アシェル様、ダニエル様を抱っこしてくださいませんか?」
「え? だが、私は……」
困ったように視線を彷徨わせるアシェルだが、表情はまんざらでもない。フィオナは目を細めつつ、アシェルとの距離をずいと詰めた。
「大丈夫です。わたしも隣で支えますから。こうして――おしりを腕で支えてあげるんです。ダニエル様の背中がアシェル様の体にそうようにして」
「こう、か?」
おそらく、これがはじめての経験なのだろう。アシェルはビクビクしながらダニエルに手を伸ばす。
ダニエルは少しだけ不安そうな表情を浮かべていたが、アシェルのぬくもりを確認すると、キャッキャッと声を上げた。
「まあ! ダニエル様、とっても嬉しそう! よかった! よかったですね、ダニエル様」
フィオナがとても嬉しそうに笑う。すると、アシェルは目を見開き「かわいいな……」とつぶやく。
「そうなんです! 旦那様、ダニエル様は本当にかわいいんですよ!」
「――君のことだよ」
フィオナに聞こえないようささやきつつ、アシェルは目元を和らげた。
そうこうしているうちに、アシェルの訪れはどんどん増え、気づけば二日おきに顔を合わせるようになっていた。
公爵というのは領地の経営や王族絡みの仕事など、かなり忙しいらしい。アシェルはまだ若い上、爵位を継いで間もないからなおさらだ。けれど、彼は相当な努力をして時間を作ってくれている。
(アシェル様は素晴らしい男性だわ)
短い付き合いだが、真面目で誠実な人だということは間違いない。
それだけに、どうしてダニエルの母親が彼のそばを離れてしまったのか、フィオナには解せなかった。
「――ダニエルが離乳食をはじめたそうだな」
「はい。パンや野菜をすりおろしたものを召し上がってます。現状好き嫌いもなく、よく食べていらっしゃいますよ」
きっと、仕事の合間にも、使用人たちにダニエルの様子を尋ねているのだろう。質問の内容が少しずつ父親らしくなっていくアシェルの様子が微笑ましく、フィオナは胸が温かくなる。
「――そろそろ、私と一緒に食事ができないだろうか?」
アシェルはそう言って、ダニエルの手をギュッと握る。
「よかったら君も……」
アシェルの言葉はそんなふうに続く。それから彼は、フィオナのことをじっと見つめた。ほんのりと頬が赤い。……が、フィオナはそれには気づかず「いい考えです!」と手を叩いて喜んだ。
「ダニエル様はまだ一日に一回しかお食事をなさりませんが、きっとお喜びになりますよ。早速手配をしてもらいましょう」
その日から、ダニエルとアシェルは毎日食卓を共にするようになった。
もちろん、食べているものは全く違うし、ただ同じ空間にいるというだけだ。けれど、ふたりの距離が近づいたようでフィオナは嬉しくてたまらない。
「……赤ん坊の食事とは、そのようなものなのだな」
「そのようなもの、とは?」
「思ったよりもドロドロしているし、そんなふうにつきっきりで食べさせねばならないとは思わなかった」
ひとさじひとさじ、丁寧に離乳食を口に運ぶフィオナを見つめつつ、アシェルは本気で驚いている様子だ。
「そうですね……まだ上手に飲み込めないので、見守りが必要な状態です。だけど、もう少ししたらご自分でスプーンを持っていただいて、お食事の練習をはじめようと思ってます。たくさんこぼして、途中から飽きて遊んでしまうでしょうね……。スプーンじゃなく、手づかみで食べることもあると思います」
「……なんだか嬉しそうだな」
大変だろうに、とつぶやきつつ、アシェルはフィオナをじっと見る。
「ええ! わたしはダニエル様の成長が見られるのが本当に楽しくて、嬉しいのです。心の底から幸せだと思います」
「――ずっと前から気になっていたんだが、フィオナはどうして、他人の子供にそこまで親身になれるんだ?」
「どうして……?」
フィオナの表情から明るさが消える。ややして、フィオナの瞳に涙が滲んだ。
「す、すまない! 君を傷つける気はなかったんだ。私はただ、君をすごいと思って……」
予想外の反応にアシェルが慌てふためく。フィオナは「いえ」と相槌を打ってから、ゆっくりと顔を上げた。
「理由がなければダメでしょうか? 誰かに親身になること――愛することに、理由がないといけませんか?」
亡くなった自分の子のかわり――はじめはそんなふうに思っていたのかもしれない。少なくとも、フィオナが抱えていた悲しさ、寂しさ、苦しさを埋めてくれる存在だったことは間違いないだろう。
けれど今、フィオナはダニエルに対してそれ以上のなにかを感じている。自分の子供だからとか、他人の子供だからとか、そんなことは関係ない。ただただかわいくて、愛しくて、大切でたまらないのだ。
「……いや、君の言うとおりだ」
ややしてアシェルがそうこたえた。その表情は今にも泣きだしそうな笑顔で、フィオナは思わず目を見開く。
「ありがとう、フィオナ。君のおかげでようやく決心がついた。これからは私も、ダニエルの父親として、きちんとこの子と向き合おうと思う」
温かく優しい表情のアシェルに、フィオナは満面の笑みを浮かべた。
それからさらに数日後のこと、フィオナはダニエルを連れ、日課の散歩に出かけていた。公爵家の庭園は広く、いろんな花が咲いている。花や蝶を見て満面の笑みを浮かべるダニエルを見つめながら、フィオナは目を細めた。
「――君がダニエルの新しい世話係か?」
と、背後から声がかけられる。振り返ると、そこにはフィオナと同じ年頃の美しい男性が立っていた。
色素の薄い金の髪に、彫刻作品のように整った目鼻立ち、瞳はサファイアのような深い紫色で、見るからに高貴なオーラが漂っている。彼がこの屋敷の主――アシェルなのだろう。フィオナはダニエルをいったん他の世話役に預けると、深々と頭を下げた。
「ご挨拶が遅れて申し訳ございません。フィオナと申します。先日からお世話になっております」
「いや。私こそ、もっと早くに会いに来るべきだったのだが……」
アシェルが返事をしているとダニエルが「んっ! んっ!」と声を上げる。見れば彼はフィオナに向かって必死に手を伸ばしているではないか。
「ああ、ダニエル様! お待たせしてすみません」
フィオナはダニエルを他の世話係から受け取ると、ふわりとやわらかな笑みを浮かべた。
「……この子は随分君に懐いているのだな」
アシェルはそう言ってダニエルとフィオナとをじっと見る。フィオナは目を丸くすると、クスクスと笑い声を上げた。
「懐いているだなんて、そんな大層なものではございません。だけど、わたしはいつでもダニエル様のお側にいたいと思っておりますので、こうして機会をいただけてとても嬉しく思っております」
嬉しくてたまらないといったフィオナの表情に、今度はアシェルが目を丸くする。それから彼は頬を紅く染めつつ、ふいと顔をそらした。
「そうか……それはよかった。これからもダニエルを頼む」
「はい! 精一杯務めさせていただきます」
***
はじめて会った日以降、アシェルは頻繁にダニエルの部屋に顔を出すようになった。
「なにかかわりはないか?」
「まあ、アシェル様! ダニエル様はつい先程、寝返りに成功なさったんですよ! 首もしっかりと据わっていらっしゃいますし、そろそろ離乳食にチャレンジできそうなんです。目覚ましい成長でしょう?」
赤ん坊にとっての一日はとても大きい。昨日できなかったことがいきなりできるようになったりするし、体もぐんぐん大きくなる。もったいなくて一秒たりとも目が離せないし、アシェルにも同じように思ってほしいとフィオナは願う。
(よかった。アシェル様もきっと、ダニエル様の愛らしさに気づいたのね)
こんなふうに様子を見に来てくれることがとても嬉しい。フィオナはそっと目を細める。
「そうか。それは……よかったな、ダニエル」
「……う?」
アシェルがぎこちなくダニエルを撫でる。が、ダニエルは不思議そうな表情でアシェルを見上げ、むっと唇を尖らせた。
(あらあら)
「なっ……私では不服か?」
ショックを受けるアシェルがなんだかかわいくて、フィオナはふふっと口角を上げる。
「大丈夫ですよ、まだ慣れていないだけです。ね、ダニエル様」
フィオナが笑いかけると、ダニエルはキャッキャッと声を上げて笑った。アシェルはそんなふたりの様子を見つめた後、そっと自身の口元を隠す。それから「だといいのだが」と口にした。
「せっかくの機会です。アシェル様、ダニエル様を抱っこしてくださいませんか?」
「え? だが、私は……」
困ったように視線を彷徨わせるアシェルだが、表情はまんざらでもない。フィオナは目を細めつつ、アシェルとの距離をずいと詰めた。
「大丈夫です。わたしも隣で支えますから。こうして――おしりを腕で支えてあげるんです。ダニエル様の背中がアシェル様の体にそうようにして」
「こう、か?」
おそらく、これがはじめての経験なのだろう。アシェルはビクビクしながらダニエルに手を伸ばす。
ダニエルは少しだけ不安そうな表情を浮かべていたが、アシェルのぬくもりを確認すると、キャッキャッと声を上げた。
「まあ! ダニエル様、とっても嬉しそう! よかった! よかったですね、ダニエル様」
フィオナがとても嬉しそうに笑う。すると、アシェルは目を見開き「かわいいな……」とつぶやく。
「そうなんです! 旦那様、ダニエル様は本当にかわいいんですよ!」
「――君のことだよ」
フィオナに聞こえないようささやきつつ、アシェルは目元を和らげた。
そうこうしているうちに、アシェルの訪れはどんどん増え、気づけば二日おきに顔を合わせるようになっていた。
公爵というのは領地の経営や王族絡みの仕事など、かなり忙しいらしい。アシェルはまだ若い上、爵位を継いで間もないからなおさらだ。けれど、彼は相当な努力をして時間を作ってくれている。
(アシェル様は素晴らしい男性だわ)
短い付き合いだが、真面目で誠実な人だということは間違いない。
それだけに、どうしてダニエルの母親が彼のそばを離れてしまったのか、フィオナには解せなかった。
「――ダニエルが離乳食をはじめたそうだな」
「はい。パンや野菜をすりおろしたものを召し上がってます。現状好き嫌いもなく、よく食べていらっしゃいますよ」
きっと、仕事の合間にも、使用人たちにダニエルの様子を尋ねているのだろう。質問の内容が少しずつ父親らしくなっていくアシェルの様子が微笑ましく、フィオナは胸が温かくなる。
「――そろそろ、私と一緒に食事ができないだろうか?」
アシェルはそう言って、ダニエルの手をギュッと握る。
「よかったら君も……」
アシェルの言葉はそんなふうに続く。それから彼は、フィオナのことをじっと見つめた。ほんのりと頬が赤い。……が、フィオナはそれには気づかず「いい考えです!」と手を叩いて喜んだ。
「ダニエル様はまだ一日に一回しかお食事をなさりませんが、きっとお喜びになりますよ。早速手配をしてもらいましょう」
その日から、ダニエルとアシェルは毎日食卓を共にするようになった。
もちろん、食べているものは全く違うし、ただ同じ空間にいるというだけだ。けれど、ふたりの距離が近づいたようでフィオナは嬉しくてたまらない。
「……赤ん坊の食事とは、そのようなものなのだな」
「そのようなもの、とは?」
「思ったよりもドロドロしているし、そんなふうにつきっきりで食べさせねばならないとは思わなかった」
ひとさじひとさじ、丁寧に離乳食を口に運ぶフィオナを見つめつつ、アシェルは本気で驚いている様子だ。
「そうですね……まだ上手に飲み込めないので、見守りが必要な状態です。だけど、もう少ししたらご自分でスプーンを持っていただいて、お食事の練習をはじめようと思ってます。たくさんこぼして、途中から飽きて遊んでしまうでしょうね……。スプーンじゃなく、手づかみで食べることもあると思います」
「……なんだか嬉しそうだな」
大変だろうに、とつぶやきつつ、アシェルはフィオナをじっと見る。
「ええ! わたしはダニエル様の成長が見られるのが本当に楽しくて、嬉しいのです。心の底から幸せだと思います」
「――ずっと前から気になっていたんだが、フィオナはどうして、他人の子供にそこまで親身になれるんだ?」
「どうして……?」
フィオナの表情から明るさが消える。ややして、フィオナの瞳に涙が滲んだ。
「す、すまない! 君を傷つける気はなかったんだ。私はただ、君をすごいと思って……」
予想外の反応にアシェルが慌てふためく。フィオナは「いえ」と相槌を打ってから、ゆっくりと顔を上げた。
「理由がなければダメでしょうか? 誰かに親身になること――愛することに、理由がないといけませんか?」
亡くなった自分の子のかわり――はじめはそんなふうに思っていたのかもしれない。少なくとも、フィオナが抱えていた悲しさ、寂しさ、苦しさを埋めてくれる存在だったことは間違いないだろう。
けれど今、フィオナはダニエルに対してそれ以上のなにかを感じている。自分の子供だからとか、他人の子供だからとか、そんなことは関係ない。ただただかわいくて、愛しくて、大切でたまらないのだ。
「……いや、君の言うとおりだ」
ややしてアシェルがそうこたえた。その表情は今にも泣きだしそうな笑顔で、フィオナは思わず目を見開く。
「ありがとう、フィオナ。君のおかげでようやく決心がついた。これからは私も、ダニエルの父親として、きちんとこの子と向き合おうと思う」
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