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春間近、でも頭春は来ないで欲しい
#271 放置も楽なのデス
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SIDEシアン
「これはこれは、新しい女王陛下、本日は御日柄も‥‥‥」
「ああ、新たなる女王となられた方に、一度目を‥‥」
「おお、何となく予想できていましたが、やはり貴女様が女王になられるとは‥‥‥」
「本気でめでたいと思われます。いえいえ、本心から、本当にっ、ものすごく嬉しいというか、貴女様がなってくれて‥‥‥」
‥‥‥即位式後の、パーティ会場。
新しくボラーン王国の女王になったミスティアに対し、招待客たちは面識目当てで近づくなどして紹介しているようであり、人が絶えない。
まぁ、新しい女王であるだけに、国同士の付き合いなどを考えると必要なのかもしれないが‥‥‥
「…やっぱりというか、こちらの方にも目を向けてくるか」
【今さらですが、私たちって素顔で良いんでしょうかね?シアンが今代の魔王という事で、何かしら厄介事を吹っ掛けてくるような輩がいそうな‥‥‥】
「まぁ、大丈夫でしょウ。今の新しい女王、ミスティア様の伴侶でありつつ、魔王の情報を手に入れたいのはどこも同じゆえに、牽制しあっているようですからネ」
会場中からちょっとこちらの方に集まる視線を感じながらも、僕らはミスティアの周りについていく。
新国王となったミスティアに対しての情報は各国も色々と入手しているのだろうけれども、その中で重要視されている可能性があるのは、その伴侶の方。
今代の魔王でもあり、実力的にも国とも渡り合える人物…‥‥中立の立場ゆえに攻め入られることは無さそうだが、繋がりを持ちたい人物でもあるらしい。
うん、まぁソレ僕。そういう話があっても、なんか関わりは持ちたくいないなぁ。
とはいえ、他国からすれば放っては置けない事のようで、ボラーン王国の女王の相手に魔王がいるという事は、その分国の戦力バランスから見れば桁違いのレベルになるらしい。
ゆえに、万が一にでもまずは戦争を起こさないように、友好的にする必要性があるようで、低い姿勢で相手をしている人も多いようだ。
個人的には、自分よりもワゼの方が桁違いのような気がしなくもなんだけどな…‥‥魔王以上の脅威ってこのメイドしかないでしょ。
何にしても、現状特に変わりもなく、荒れることは無さそうであったが…‥‥ここで少々、風向きが変わった。
「ん?あれは‥‥‥」
ふと、会場の端の方を見れば、そこにはヒルドの婚約者となったトパーズがいたが‥‥何やら誰かととともに移動していた。
二人組の男だが‥‥‥なんか、妙な感じがするな。
「‥‥‥ワゼ、監視頼む」
「了解デス」
都合のいい馬鹿たちを連れてきたのかもしれない予感がしたので、ひとまずワゼに監視させてみるのであった‥‥‥
――――――――――――――――
SIDEトパーズ
‥‥‥城内のパーティ会場から離れ、人気のない中庭。
そこに、トパーズたちは入り、話し合うことにした。
「‥‥‥で、何故この場にいたのでしょうか、兄上たち。本国で謹慎中だったのでは?」
「ふふふふ、その程度の謹慎が何だというのかね、愚弟よ」
「そうそう、こういう大事な場にこそ、商国の王になるであろう我々がでなければいけないだろう?」
トパーズのジト目に対して答えるのは、カルパッチョ商国の第1,2王子のゲイリー、ラダン。
先日の使節団でやらかしたという報告から、商国の国王によって、今回は国にに留めさせられていたはずなのだが‥‥‥何故かこの会場にいたことに、トパーズは嫌な予感を覚えた。
「‥‥‥この即位式の場に出るようにとは父上に言われていたが‥‥‥肝心の父が出ていない中で、兄上たちが出るのはどうかと思います」
「く、くはははは!!まだ聞いてないのかトパーズは!」
「何をでしょうか?」
「我らが父は、既に亡くなっているんだよ!!娼館で心臓発作を起こしたという情報が、既にあるんでな!!」
トパーズの問いかけに対して、笑いながら答えるゲイリーとラダン。
「そうか、国の上に立つ我々よりも情報は遅かったのか」
「ははははは!!本来であれば喪に服すために帰国するが、この国の新国王が誕生した時に、そのような訃報を話すことはできん!そこで代理として我々が出席し、帰国後に葬儀を行うのだ!!」
「…‥‥なるほど」
そこまで聞き、トパーズは兄たち出席の謎を理解した。
まぁ、兄たちならそこまでやってもおかしくはないとは思う。
だが、そのある点に関して以外であればの話ではあったが…‥‥。
「兄上たち、父上の死因を今何と」
「ん?娼館で心臓発作と言ったが?聞いてなかったのかな?」
「おかしいですね…‥‥兄たちは確かに情報を得たのでしょう?」
「ああ、何度も言わせ、」
「セバスジャンが、既に情報を得て、本国への連絡は帰国後になるようにと手を回しているのに?」
「「…‥‥」」
その言葉に、二人は笑いを止めた。
そう、トパーズは既に、彼の父であった国王の死の話は手に入れていた。
だが、その情報が先に洩れてしまうと、兄たちの耳に入ったら速攻で暴れまくり、やらかす未来が見えている。
そこで、出来る限りの手を尽くして情報が、関係者以外には情報を規制したのだ。
なので、本来であれば国にいるはずであった兄たちへその情報が飛び込むのはまだ先の事。
いや、そもそも商国とここボラーン王国はそれなりに距離があるので、国に居てもすぐに情報を得られるはずがないのだ。
そこから導き出せることは‥‥‥‥
「‥‥‥セバスジャンの鑑識では、父の死因は確かに心臓発作。ただし、毒物が原因のもの。情報が規制されている中で、何故死因を詳しく…‥‥」
「‥‥‥なるほど、いらないところで頭が働いたか、愚弟よ」
「ああ、本当にこんな奴にも王位継承権があるのが癪だが…‥‥でも、ここで終わらせれば問題ないよな?」
トパーズの言葉に対して、笑みを変えて憎々しげな表情に変え、ゲイリーとラダンは隠してあった短刀をそっと懐から取り出し、構える。
愚かにも、この兄たちが自分に口封じを仕掛けようとしていることをトパーズは理解した。
「そう言えば、お前の御付きの執事セバスジャンがいないのは、その規制のためか?あちこち行っているだろうし、そうすぐにはこれまい」
「ああ、出来る限り早めに楽にしてやるから、大人しく……な」
じりじりと迫る兄たちに対して、トパーズは身構える。
逃げるのは容易くないが、ある程度の近接戦であれば‥‥‥実は武器無しのトパーズの方が上。
王位継承権争いの中で、刺客たちが来てもセバスジャンが撃退する中で自身も撃退するために少々鍛えており、この怠惰な兄二人にはそう負けるわけはないと思ったのだ。
‥‥‥まぁ、この二人だけであったらの話だが。
「ふふふふ、我々二人に勝つ気か?」
「真正面からであれば、確かに可能かもしれないが…‥‥生憎、こちらも準備をしていてね」
パチンっとラダンが指を鳴らすと、中庭の草陰から、全身黒づくめの者たちが現れ始める。
「‥‥‥既に、用意周到でしたか」
「ああ、このぐらいはしないといけないと、そのぐらいは理解しているからな」
「ここで大人しく捕まってくれれば、亡き者にするまでもないな。ここで新女王と面識を持って、帰国後に何処かへ幽閉する程度に済まそう」
にやりと下種な笑みを浮かべる二人に対して、トパーズは冷静に見渡し、両手を上げる。
「はぁ、流石にこの人数相手だと、無事では済まないのは分かりましたよ。それじゃ、さっさと適当なところへ幽閉でもどうぞ」
「‥‥‥意外にも、速攻で決めたな」
「まぁ、楽だからいいか。おい、お前たち、この愚弟を何処かへ閉じ込めておけ」
あっさりと降伏したトパーズに、ゲイリーとラダンはあっけにとられつつも、すぐにそう命じてトパーズを幽閉させに行かせる。
「ふははは、後は新女王へ改めて会いに向かうか」
「ああ、できるだけ、その女王の伴侶になれるようにしておきたいが…‥‥あの愚弟を幽閉すれば、後は王位継承は我々だけだ」
「そうなるとどちらかが王になり、もう一人が女王の婿になれれば‥‥‥国の権力を握れるか」
「ああ、相手は女だし、こちらのいう事を聞かせることもできるだろう。そうすれば、二人そろって両国を牛耳れるなぁ」
ぐえふふふふふふ、と不気味な笑みと笑いをして、両王子は野心を燃え上がらせる。
‥‥‥人を用意するだけの知能があれば、その野望も無理がある処に普通は気が付けそうなのだが‥‥‥底が抜けている当たり、愚者であったか。
そして、この光景を見ている者がいる事には気が付くことは無かった。
「…‥‥記録完了。わざと作った警備の穴にも見事にはまってくれたようデス。都合のいい愚者は、こういう方法で取りやすいですネ」
そうつぶやく声があったが‥‥‥意気揚々と会場へ改めて向かう彼らの耳に入る事はなく、野望しか見えない二人は、自分達の成り上がりを確信しまくっているのであった…‥‥
「これはこれは、新しい女王陛下、本日は御日柄も‥‥‥」
「ああ、新たなる女王となられた方に、一度目を‥‥」
「おお、何となく予想できていましたが、やはり貴女様が女王になられるとは‥‥‥」
「本気でめでたいと思われます。いえいえ、本心から、本当にっ、ものすごく嬉しいというか、貴女様がなってくれて‥‥‥」
‥‥‥即位式後の、パーティ会場。
新しくボラーン王国の女王になったミスティアに対し、招待客たちは面識目当てで近づくなどして紹介しているようであり、人が絶えない。
まぁ、新しい女王であるだけに、国同士の付き合いなどを考えると必要なのかもしれないが‥‥‥
「…やっぱりというか、こちらの方にも目を向けてくるか」
【今さらですが、私たちって素顔で良いんでしょうかね?シアンが今代の魔王という事で、何かしら厄介事を吹っ掛けてくるような輩がいそうな‥‥‥】
「まぁ、大丈夫でしょウ。今の新しい女王、ミスティア様の伴侶でありつつ、魔王の情報を手に入れたいのはどこも同じゆえに、牽制しあっているようですからネ」
会場中からちょっとこちらの方に集まる視線を感じながらも、僕らはミスティアの周りについていく。
新国王となったミスティアに対しての情報は各国も色々と入手しているのだろうけれども、その中で重要視されている可能性があるのは、その伴侶の方。
今代の魔王でもあり、実力的にも国とも渡り合える人物…‥‥中立の立場ゆえに攻め入られることは無さそうだが、繋がりを持ちたい人物でもあるらしい。
うん、まぁソレ僕。そういう話があっても、なんか関わりは持ちたくいないなぁ。
とはいえ、他国からすれば放っては置けない事のようで、ボラーン王国の女王の相手に魔王がいるという事は、その分国の戦力バランスから見れば桁違いのレベルになるらしい。
ゆえに、万が一にでもまずは戦争を起こさないように、友好的にする必要性があるようで、低い姿勢で相手をしている人も多いようだ。
個人的には、自分よりもワゼの方が桁違いのような気がしなくもなんだけどな…‥‥魔王以上の脅威ってこのメイドしかないでしょ。
何にしても、現状特に変わりもなく、荒れることは無さそうであったが…‥‥ここで少々、風向きが変わった。
「ん?あれは‥‥‥」
ふと、会場の端の方を見れば、そこにはヒルドの婚約者となったトパーズがいたが‥‥何やら誰かととともに移動していた。
二人組の男だが‥‥‥なんか、妙な感じがするな。
「‥‥‥ワゼ、監視頼む」
「了解デス」
都合のいい馬鹿たちを連れてきたのかもしれない予感がしたので、ひとまずワゼに監視させてみるのであった‥‥‥
――――――――――――――――
SIDEトパーズ
‥‥‥城内のパーティ会場から離れ、人気のない中庭。
そこに、トパーズたちは入り、話し合うことにした。
「‥‥‥で、何故この場にいたのでしょうか、兄上たち。本国で謹慎中だったのでは?」
「ふふふふ、その程度の謹慎が何だというのかね、愚弟よ」
「そうそう、こういう大事な場にこそ、商国の王になるであろう我々がでなければいけないだろう?」
トパーズのジト目に対して答えるのは、カルパッチョ商国の第1,2王子のゲイリー、ラダン。
先日の使節団でやらかしたという報告から、商国の国王によって、今回は国にに留めさせられていたはずなのだが‥‥‥何故かこの会場にいたことに、トパーズは嫌な予感を覚えた。
「‥‥‥この即位式の場に出るようにとは父上に言われていたが‥‥‥肝心の父が出ていない中で、兄上たちが出るのはどうかと思います」
「く、くはははは!!まだ聞いてないのかトパーズは!」
「何をでしょうか?」
「我らが父は、既に亡くなっているんだよ!!娼館で心臓発作を起こしたという情報が、既にあるんでな!!」
トパーズの問いかけに対して、笑いながら答えるゲイリーとラダン。
「そうか、国の上に立つ我々よりも情報は遅かったのか」
「ははははは!!本来であれば喪に服すために帰国するが、この国の新国王が誕生した時に、そのような訃報を話すことはできん!そこで代理として我々が出席し、帰国後に葬儀を行うのだ!!」
「…‥‥なるほど」
そこまで聞き、トパーズは兄たち出席の謎を理解した。
まぁ、兄たちならそこまでやってもおかしくはないとは思う。
だが、そのある点に関して以外であればの話ではあったが…‥‥。
「兄上たち、父上の死因を今何と」
「ん?娼館で心臓発作と言ったが?聞いてなかったのかな?」
「おかしいですね…‥‥兄たちは確かに情報を得たのでしょう?」
「ああ、何度も言わせ、」
「セバスジャンが、既に情報を得て、本国への連絡は帰国後になるようにと手を回しているのに?」
「「…‥‥」」
その言葉に、二人は笑いを止めた。
そう、トパーズは既に、彼の父であった国王の死の話は手に入れていた。
だが、その情報が先に洩れてしまうと、兄たちの耳に入ったら速攻で暴れまくり、やらかす未来が見えている。
そこで、出来る限りの手を尽くして情報が、関係者以外には情報を規制したのだ。
なので、本来であれば国にいるはずであった兄たちへその情報が飛び込むのはまだ先の事。
いや、そもそも商国とここボラーン王国はそれなりに距離があるので、国に居てもすぐに情報を得られるはずがないのだ。
そこから導き出せることは‥‥‥‥
「‥‥‥セバスジャンの鑑識では、父の死因は確かに心臓発作。ただし、毒物が原因のもの。情報が規制されている中で、何故死因を詳しく…‥‥」
「‥‥‥なるほど、いらないところで頭が働いたか、愚弟よ」
「ああ、本当にこんな奴にも王位継承権があるのが癪だが…‥‥でも、ここで終わらせれば問題ないよな?」
トパーズの言葉に対して、笑みを変えて憎々しげな表情に変え、ゲイリーとラダンは隠してあった短刀をそっと懐から取り出し、構える。
愚かにも、この兄たちが自分に口封じを仕掛けようとしていることをトパーズは理解した。
「そう言えば、お前の御付きの執事セバスジャンがいないのは、その規制のためか?あちこち行っているだろうし、そうすぐにはこれまい」
「ああ、出来る限り早めに楽にしてやるから、大人しく……な」
じりじりと迫る兄たちに対して、トパーズは身構える。
逃げるのは容易くないが、ある程度の近接戦であれば‥‥‥実は武器無しのトパーズの方が上。
王位継承権争いの中で、刺客たちが来てもセバスジャンが撃退する中で自身も撃退するために少々鍛えており、この怠惰な兄二人にはそう負けるわけはないと思ったのだ。
‥‥‥まぁ、この二人だけであったらの話だが。
「ふふふふ、我々二人に勝つ気か?」
「真正面からであれば、確かに可能かもしれないが…‥‥生憎、こちらも準備をしていてね」
パチンっとラダンが指を鳴らすと、中庭の草陰から、全身黒づくめの者たちが現れ始める。
「‥‥‥既に、用意周到でしたか」
「ああ、このぐらいはしないといけないと、そのぐらいは理解しているからな」
「ここで大人しく捕まってくれれば、亡き者にするまでもないな。ここで新女王と面識を持って、帰国後に何処かへ幽閉する程度に済まそう」
にやりと下種な笑みを浮かべる二人に対して、トパーズは冷静に見渡し、両手を上げる。
「はぁ、流石にこの人数相手だと、無事では済まないのは分かりましたよ。それじゃ、さっさと適当なところへ幽閉でもどうぞ」
「‥‥‥意外にも、速攻で決めたな」
「まぁ、楽だからいいか。おい、お前たち、この愚弟を何処かへ閉じ込めておけ」
あっさりと降伏したトパーズに、ゲイリーとラダンはあっけにとられつつも、すぐにそう命じてトパーズを幽閉させに行かせる。
「ふははは、後は新女王へ改めて会いに向かうか」
「ああ、できるだけ、その女王の伴侶になれるようにしておきたいが…‥‥あの愚弟を幽閉すれば、後は王位継承は我々だけだ」
「そうなるとどちらかが王になり、もう一人が女王の婿になれれば‥‥‥国の権力を握れるか」
「ああ、相手は女だし、こちらのいう事を聞かせることもできるだろう。そうすれば、二人そろって両国を牛耳れるなぁ」
ぐえふふふふふふ、と不気味な笑みと笑いをして、両王子は野心を燃え上がらせる。
‥‥‥人を用意するだけの知能があれば、その野望も無理がある処に普通は気が付けそうなのだが‥‥‥底が抜けている当たり、愚者であったか。
そして、この光景を見ている者がいる事には気が付くことは無かった。
「…‥‥記録完了。わざと作った警備の穴にも見事にはまってくれたようデス。都合のいい愚者は、こういう方法で取りやすいですネ」
そうつぶやく声があったが‥‥‥意気揚々と会場へ改めて向かう彼らの耳に入る事はなく、野望しか見えない二人は、自分達の成り上がりを確信しまくっているのであった…‥‥
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