スローライフは、この手で掴み取りたい!! ~でも騒動は、押しかけて来るらしい~

志位斗 茂家波

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第1章:幼少期~少年期前編

7話 少し、年月が進み始め

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‥‥‥森の中で、スライムにエロ同人がごとく襲われていたハクロを助けて、一緒に過ごす家族になってから5年が経過した。

 村の中で過ごし続けていたが、森の中で木の実の幸を取ったり、またスライムが出てきてトラウマを思い出したハクロが全速力で逃亡することなどがあったが、それもここでの良い思い出となっただろう。
 数日前に僕は誕生日を迎えて10歳となり、いよいよこのハウドリア村から旅立つ時が来たのである。


 まぁ、旅立つと言ってもRPGとかでよくあるような魔王の城への旅立ちとかではなく、きちんとしたこの国の小学校のような教育機関へ通うことになっただけなんだけどね。5年間もあれば村から出る機会はあっただろうけれども、村内で寺子屋みたいな授業もあったのでそこで学ぶことが多く、熱心にこの世界の文字とか歴史とかを学んでいたら、時間が過ぎてしまっただけだったりする。

 最終的な目標はスローライフではあるが…目標があるにしても、それを達成するためには色々と課題があるだろうからね。その課題に対応できるだけの力は必要だろうし、その為にもまずは学業をしっかりと納めるべきだと思ったのである。
 ついでに言えば、前世の日本の義務教育に近い形のものがあるらしく、この村が所属しているゴルスリア王国には10歳を超えた者たちはきちんと教育を受けるべきという王命が下っており、貧富の差なども関係なく学習の機会を得られるように、国の教育機関で数年間は確実に無償で通う事が出来るそうだ。

 ただ、その教育機関ってどうも転生物にありがちというべきか、平民・貴族・王族などがごったごたに混ざっているそうで、何かしらのトラブルが起こる可能性もあるらしい。そういう問題としては選民主義・貴族至上主義などの思想を持つ人が大抵やらかしたりするらしいことが多いらしい。
 そんな問題が起きるぐらいなら、身分で別ければ良い様に思うのだが…上に立つ者も下にいる者も平等に、お互いにどういうものか学ぶ必要があり、意見交換などを交えて発展的にお互いに栄えることができないかという取り組みもあるのが原因らしい。

 一応、教育機関内では基本的に平等とされ、身分の格差は暗黙の了解でもあるそうだけどね。取り組みでいい結果が出なかったら意味はないとは思うのだが、大問題すぎるのが一部なだけで、後はその目論見が当たっていい方向になっている人もいるようで、難しい問題になっているらしい。うーん、圧倒的にやばい人だけどうにか別ければ良いと思うのに、中々うまいこと行かないものなんだろうな。

 とりあえず、そんな難しい事は大人に任せるとして、学ぶ子供の身としては村では学べないことを得られるのが楽しみでもある。
 それにもう一つ、10歳から解禁されることで、非常に楽しみなものもあるのだ。

「そこで魔法が教えてもらえるというのが一番いいかもね!」
「生活に役立つ魔法があれば便利ですものね」

 僕の言葉に、ハクロうんうんと頷きながらそう答えた。

 年月を経てだいぶ流暢な人の言葉を彼女が喋れるようになったのも喜ばしいが、10歳になるとついに魔法に関しての知識に触れることが出来るようになるのだ。
 魔法と言えばチートみたいなものとかもちょっとは気になるが、大規模な類でなくともちょっとだけポンッと火を出したり雷を出したりするようなものが、一番ワクワクするだろう。

 それに、将来的な目標はスローライフなので、可能であれば生活に滅茶苦茶役立つような便利な魔法があると嬉しい所だ。
 洗濯とか、掃除とか、料理とか、家の補修などかゆそうな部分に細かく手が届くような魔法もあれば学んでおきたい。水道代とかを水の魔法で安くするなどの手もできそうだしね。


‥‥‥ちなみに、色合い的にハクロは癒しとか浄化の魔法が使えそうなものだが、いまいち魔法が使えないらしい。
 糸にその性質を持たせることはできるようで、泥とかで汚れてもすぐに真っ白にできたり、包帯代わりに巻くと普通よりも怪我の直りがかなり早くなるけどね。

「そもそも、そんな不思議な事が出来る糸を生み出せるという事自体、魔法っぽいような」
「そうですかね?うーん、でも、私も魔法が習えるなら習って、使って見たいですよ」

 魔法ではないとハクロは言うけど、魔法みたいなものだろう。
 というか、着るだけで癒されて体力回復・治療も兼ねる衣服を作れるような糸を出せている時点で、相当なものじゃないかな?ゲームとかでよくあるような白魔導士みたいだというか、癒しの力としてはかなり突出しているとは思う。


 そんな事も思いつつも、今はまだその教育機関へ向かうまで、待つ状態。
 向かうためには、わざわざ国から村に馬車がやってくるようで、それに乗っていけばいいようだ。

「でも、ハクロも一緒に行けないのかな?」
「できれば一緒に行きたいですよ!私だってエルと一緒にいたいですもん!」
 
 ハクロはアラクネというモンスターであり、人間ではない。今年10歳を迎えた子供でもないし、そもそも年齢が幾つなのか不明なところもある。
 明らかに子供の見た目でもないしなぁ…仮保護者枠とかで、いけないだろうか。



「あらあら?5年も過ごしていると、かなり仲良くなったわね」

 夕食の準備をしている中、そう言いあっていたエルたちを見て、母のルインはそう笑う。

「だって母さん、学校へ行くってことはハクロと離れることになるからね。一人にしたら、ちょっと不安なんだよなぁ」
「いや、私も成長はしてますし、一人は大丈夫ですよ。でも、寂しいですし、エルがいたほうが、もっといいのですが」
「成長云々とかよりも、またスライムに襲われたらちょっと大変かなって」
「‥‥‥スライムは嫌ですぅ」
「ふふふふ、スライムのトラウマは治ってないようねぇ」

 スライムの事を思い出して頭を抱えて震えるハクロに、微笑ましく笑う。
 5年前、ハクロが村にやって来た時からいつの間にか家族として一緒に過ごしてきており、両親も受け入れていた。
 ずっと一緒にいた相手であり、離れるのも寂しいのはそれだけ一緒にいた時間が原因であろう。
 家の中で新しく養子に入ったような、そんな形ながらも家族として迎え入れられているのである。

 なお、村の中でハクロの立ち位置としては、最初こそモンスターだからという事で不安視もされていたが、年月を経てそのあたりは解消されていた。
 しいて言うのであれば、風呂を除こうとする輩が出たぐらいだが‥‥‥そこはしっかり対策もしたし、そもそも人の家の風呂に入ってやらかされないようにしておくのは防犯として大事な事。
 でも、いつの間にかいなくはなったんだよね。父さんが軽く出て行って、帰って来て服が真っ赤だった時があるけど、その時からかな?なんか説得したらしいけど、どういう話し合いがされたのかは謎である。

「そうねぇ、ハクロちゃんもエルのように通えればいいのにねぇ」

 そう笑いながら、ルインは夕食の献立を並べていく。
 と、ここでちょっと影が薄かった父ヘルンがぽつりとつぶやいた。

「‥‥ならば、通えるようにお願いをしてみようか?」
「え?父さんそんなことができるの?」
「ああ、ちょっと父さんには伝手があってだな、そもそも向こうでは基本的に寮暮らしになるはずだ。個室が与えられるわけだが、それでも寂しいものならばペットなどの持ち込みは可能になっているからな。寮はモンスター禁止でもなかっただろうし、多少はどうにかできるはずだ」
「伝手って‥‥‥何かあるのでしょうか?」
「勿論!何しろ父さんにはバックにというか血縁者としてこ、ゴホンゴホン!!こ、広大な領地を持つ貴族家にも対応できる人がいてな、そこに話をすれば大丈夫だろう」

・・・・・今、明らかに何か言いかけたよね?
 まぁ、そのあたりは良いとして、それをやればハクロも一緒に行けそうではある。

「やったねハクロ!一緒に通えそうだよ!」
「ええ!!よかったですね!」

 互いにうれしくて、ハイタッチを交わし合い、喜び合う。
 そんな様子を見て、両親はにこにこと笑顔を見せるのであった。

――――――――――――
SIDEヘルン


‥‥‥その日の晩、エルたちが寝静まったころ、夫婦の寝室にて、ルインとヘルンは話していた。

「ねぇあなた、本当にエルのためにお願いしに行くの?」
「ああ、学校行きの馬車は3日後のはずだが、それまでには何とか出来るはずだ」

 ごそごそと手紙を書き、明日着ていく服のポケットに入れて忘れないようにするヘルン。

「まぁ、私たちの息子や義理の娘のような子が滅多に言わないようなお願いだからな。父親としていいところを見せるチャンスだろう」
「ふふふふ、そういう所は昔から変わらないわね。でも、一ついいかしら?」
「なんだ?」
「ハクロちゃんが喜ぶとき、ちょっとは寝る時に一緒に弾む胸‥‥‥それを見たいがためにとかないわよね?」

 ルインの冷たい視線に、ヘルンは恐縮した。

「い、いやそんなわけはないだろう!!私は今も、お前一筋であり、義理の娘っぽくなっているモンスターに対して、そんな目を向けるようなことはない!!」
「やましいことがないならば、まっすぐみてほしいわね」
「‥‥‥」
「目をそらさないの。‥まぁいいわね」

 非常に分かりやすく行動に出ていたヘルンに対して、ルインは溜息を吐きつつ、苦笑した。

「どうせハクロちゃんはエル一筋でしょう?見ていて分かりやすいし、時間をかけての恋愛なんて素敵じゃない」

 話をかえ、ルインはそう言った。
 いつのまにか家族としててハクロが紛れ込んでいたのだが、それは難なく受け入れられた。
 邪気もなく、本当に優しいモンスターであると彼女たちは分かっているのだ。
 ゆえに、今でこそ義理の娘のように思えているのだが‥‥‥出来れば、本当の娘にもしたいところではある。
 そして、母親としては息子であるエルに‥‥‥

「正直言って、彼女はいいお嫁さんになるはずよ。今のうちにエルともっと親密になってくれれば、将来的に優しい嫁になって、そして老後も安泰間違いなさそうね」
「本当に昔からそういう所はしっかりしているよなぁ。相手はモンスターではあるが‥‥まぁ、そのあたりの法律も難しいことはあるまい。」

 ルインの言葉に、ヘルンは思わずそうつぶやいた。

「何にせよ、明日仕事に行く際に真っ先に頼み、そしてかなえてもらうさ。そもそもこの私がいなかったらあの兄もまともには動けないだろうし、この話に乗らないはずはないよなぁ。もちろん、聞きいられなかったらちょっとばかりお話物理的説得をするだけだろう」
「あなたも大概だと思うわね」

 ヘルンの言葉に、ルインは思わず笑った。
 そして、ふと寝間着を脱ぎ始める。

「ねぇ、貴方。そろそろエルやハクロちゃんにも弟か妹をあげたくないかしら?姉兼将来の嫁としてはハクロちゃんがいるけど、そのうち一人立ちしちゃうだろうし、まだまだ子を育てたいのよね」
「‥‥‥お手柔らかに頼むよ」

 艶っぽく浮かべるルインの笑みに、冷や汗を流しながらヘルンは覚悟を決めた。
 夫婦としての立場で言うと、既に妻である彼女の方が上なので、少しあきらめの境地に入っているのも合った。
 その日の晩、夫婦の寝室はそれなりに激しい音を立て‥‥

ばきぃぃぃっつ!!

 ベットの足が耐え切れず、壊れたのであった。

「‥‥‥あらあら?激しかったわね」
「こりゃ、明日、兄に会う前にまずは家具屋に行かないとダメそうだな‥‥‥
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