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2章 光が輝き、空へ上がり始め
2-16 単純ゆえに、ごり押しで
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要は落とし穴を掘ってそこに追い詰め、爆発で千切れさせ、最後に止めを刺すだけという単純な作戦。
だが、その一番最初の落とし穴を作る方が、準備として一番大変だろう。
「追われ続けているアルフレッドさんや国王が囮になっている間に、十分な大穴をあける必要があるんだけど‥‥このペースでいけるかな?」
【でも、やらないといけませんし、やり切るしかないですよ!といううわけで、あっちこっちにまずは大穴をあけるために、『ハクロボンバー』大連発!!】
ポウポウポウっと光弾を作り、ハクロがあっちこっちに投げて周囲に爆発が鳴り響き、穴が開く。
今さらスコップやシャベルで地道に掘っても時間がかかり過ぎるので、工期短縮のために爆破で盛大に大穴をあけまくって繋げて、より大きな落とし穴を作り上げようという事で、利用しているハクロの使える必殺技の一つ、ハクロボンバー。
本来アラクネの使う攻撃手段の光線だが、彼女の場合何故か光弾になってしまうけれども、爆発力だけは目を見張るものがあり、こうやって人の手で掘るよりも素早く周囲を穴ぼこにできてしまう。
もちろん、爆発ですべて消し飛ぶわけでもなく、周囲に土が飛び散ったりするのだが、そちらはそちらで落とし穴の蓋にする際に利用したいので、改修を行っておく。
【グラグラグラ!!】
「いいぞー、ラナ!!そのまま全部、回収しておいてくれ!!」
ハクロがあっちこっちに爆破して飛び散らせた土片を、うまいこと収納して良くラナ。
連携して掘削と収納を行うことで、出来る限り短い間に大穴を作り上げる。
エディアの方は、限界まで最大出力を出せるように準備をしてもらっているので作業に参加してもらえないが、それでもこの人数だけで大穴を掘ることはできているだろう。
【『ハクロボンバー』!!あそこにもそこにもボンバーボンバー!!もう一つオマケでボンバー!!‥‥ふぅ、流石にこれ、疲れてきますね】
「でもまだ。大きさや深さでは足りないかな。もっとやらないといけないけど、大丈夫?」
【むぅ…だったらいっそ、より大きな爆発力で!!『ギガ・ハクロボンバー』!!】
小さな光弾をちまちま打つのに疲れたのか、手間をちょっと省くためにまとめて爆破を試みる。
巨大な光弾を作り上げて、地面にたたきつけるように投げては、より大きな爆発を引き起こし、穴をどんどん作り上げる。
【『ギガ・ハクロボンバー』!!『テラ・ハクロボンバー』!!えっと、『なんかもっとすごい感じのスーパーハクロボンバー』!!もう名前とかどうでもいいかも『ウルトラデリシャス・ハクロボンバー』!!】
まとめて爆破し、さらに大きくまとめてより広範囲の爆発を引き起こし、次第に巨大な大穴が出来上がっていく。
正直言ってここまでボッカンドッカンやり過ぎると、相手を倒せたとしても国土を滅茶苦茶ボロボロにしていることには変わりがないので後が怖いが‥‥うん、まぁそこは国のトップに責任をきちんと取ってもらえばいいだろう。
スライムに喰われまくっているせいで、既に国として成り立っていないような気もしなくはないが、気にしない方が良いか。
とにもかくにもあちこち爆破しまくり、大きな穴が繋がり、巨大な落とし穴へと変貌を遂げていく。
後はこの下の方に爆薬や、ショックで爆発するように調整したハクロボンバーを敷き詰め、蓋をすることで準備を終えるのであった‥‥‥
「…問題は、囮になったアルフレッドさんたちが、無事に戻ってこれるかかな」
【後は、どれだけこの罠が効くかですよね…むぅ、国滅ぼしの魔物カテゴリですが、規模的に負けるのがちょっと悔しいかもしれません】
【グラグラァ】
‥‥‥方向性が違うから、そこはしょうがないと思う。国の滅ぼし方も、色々あるだろうしね。聞いた話だと暴力とか力づくでの滅ぼし方から、搦め手や自爆サンバなどの、種類もあるって聞くし、案外歴史の中で葬られた国も多いんだろうなぁ。
だが、その一番最初の落とし穴を作る方が、準備として一番大変だろう。
「追われ続けているアルフレッドさんや国王が囮になっている間に、十分な大穴をあける必要があるんだけど‥‥このペースでいけるかな?」
【でも、やらないといけませんし、やり切るしかないですよ!といううわけで、あっちこっちにまずは大穴をあけるために、『ハクロボンバー』大連発!!】
ポウポウポウっと光弾を作り、ハクロがあっちこっちに投げて周囲に爆発が鳴り響き、穴が開く。
今さらスコップやシャベルで地道に掘っても時間がかかり過ぎるので、工期短縮のために爆破で盛大に大穴をあけまくって繋げて、より大きな落とし穴を作り上げようという事で、利用しているハクロの使える必殺技の一つ、ハクロボンバー。
本来アラクネの使う攻撃手段の光線だが、彼女の場合何故か光弾になってしまうけれども、爆発力だけは目を見張るものがあり、こうやって人の手で掘るよりも素早く周囲を穴ぼこにできてしまう。
もちろん、爆発ですべて消し飛ぶわけでもなく、周囲に土が飛び散ったりするのだが、そちらはそちらで落とし穴の蓋にする際に利用したいので、改修を行っておく。
【グラグラグラ!!】
「いいぞー、ラナ!!そのまま全部、回収しておいてくれ!!」
ハクロがあっちこっちに爆破して飛び散らせた土片を、うまいこと収納して良くラナ。
連携して掘削と収納を行うことで、出来る限り短い間に大穴を作り上げる。
エディアの方は、限界まで最大出力を出せるように準備をしてもらっているので作業に参加してもらえないが、それでもこの人数だけで大穴を掘ることはできているだろう。
【『ハクロボンバー』!!あそこにもそこにもボンバーボンバー!!もう一つオマケでボンバー!!‥‥ふぅ、流石にこれ、疲れてきますね】
「でもまだ。大きさや深さでは足りないかな。もっとやらないといけないけど、大丈夫?」
【むぅ…だったらいっそ、より大きな爆発力で!!『ギガ・ハクロボンバー』!!】
小さな光弾をちまちま打つのに疲れたのか、手間をちょっと省くためにまとめて爆破を試みる。
巨大な光弾を作り上げて、地面にたたきつけるように投げては、より大きな爆発を引き起こし、穴をどんどん作り上げる。
【『ギガ・ハクロボンバー』!!『テラ・ハクロボンバー』!!えっと、『なんかもっとすごい感じのスーパーハクロボンバー』!!もう名前とかどうでもいいかも『ウルトラデリシャス・ハクロボンバー』!!】
まとめて爆破し、さらに大きくまとめてより広範囲の爆発を引き起こし、次第に巨大な大穴が出来上がっていく。
正直言ってここまでボッカンドッカンやり過ぎると、相手を倒せたとしても国土を滅茶苦茶ボロボロにしていることには変わりがないので後が怖いが‥‥うん、まぁそこは国のトップに責任をきちんと取ってもらえばいいだろう。
スライムに喰われまくっているせいで、既に国として成り立っていないような気もしなくはないが、気にしない方が良いか。
とにもかくにもあちこち爆破しまくり、大きな穴が繋がり、巨大な落とし穴へと変貌を遂げていく。
後はこの下の方に爆薬や、ショックで爆発するように調整したハクロボンバーを敷き詰め、蓋をすることで準備を終えるのであった‥‥‥
「…問題は、囮になったアルフレッドさんたちが、無事に戻ってこれるかかな」
【後は、どれだけこの罠が効くかですよね…むぅ、国滅ぼしの魔物カテゴリですが、規模的に負けるのがちょっと悔しいかもしれません】
【グラグラァ】
‥‥‥方向性が違うから、そこはしょうがないと思う。国の滅ぼし方も、色々あるだろうしね。聞いた話だと暴力とか力づくでの滅ぼし方から、搦め手や自爆サンバなどの、種類もあるって聞くし、案外歴史の中で葬られた国も多いんだろうなぁ。
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