61 / 204
4章 そして悪意の嵐は、吹き始める
4-1 休みは早くも過ぎ去り、季節も変わろうと
しおりを挟む
‥‥‥夏季休暇ももう間もなく終わり、本来であればそろそろ馬車に乗って王都の学園へ戻る頃合い。
けれども今回は少し試したいこともあり、もし成功すればもっと余裕をもって帰還できるのだが、万が一に備えて早めに動くことにした。
「モードチェンジ、『ウイングソード』モード!!」
「了解デス!!」
背中に生えたドラゴンの翼を広げつつ、合図とともにゼナが刃の翼へと切り替わり、4枚羽の状態になる。
「おー!!フィー兄ちゃんなんかすげー!!」
「ゼナねーちゃんが翼になるって、どういうことなのか分からないけど、とりあえず凄そうなのは分かるー!!」
うん、その意見は同意である。魔剣が翼になるのは確かに意味が分からないところもあるが、気にしたら負けなのだろう。
今はとりあえずそんなことは気にせず、変える用意をするだけだ。
「まぁ、これで早く帰れたら次の休暇にも利用するが‥‥‥弟や妹たち、次の休みまでちょっとの別れだけど、元気にしていろよ!!」
「分かっているよ、フィー兄ちゃん!!」
「出来ればゼナねーちゃんの方が早く帰ってきてほしい!!」
「だから一生懸命、早く帰っていいよ!!」
‥‥‥何だろうなぁ、この言いよう。悪気はないのだろうけれども、受け止め方次第ではなんか俺よりゼナの方ばかり重点を置かれている気にしかならず、ちょっとへこみそうかもしれない。
とにもかくにも、慣れ親しんだ故郷を離れ、学園へ向けて飛翔する。
「それじゃ、ゼナ飛ぶぞ!!」
「分かってマス!」
ぶわっと翼を羽ばたかせた次の瞬間、跳躍よりもはるかに素早く上空に俺たちは到達し、学園のある方角へ体を向ける。
「…‥‥使っておいてなんだけど、何だろうこのぶっ飛んだ飛行速度。学園まで秒で済みそう」
「流石にまだ無理ですネ。未開拓なルートや飛行技術でちょっとリスクがありますので、安全航行速度で行くほうが良いでしょウ。途中で何かに激突して、爆発四散なのは避けたいですからネ」
それは確かに避けたいところ。大空で何にぶつかるのだというツッコミもありそうだが、未知の空飛ぶ魔獣に激突する危険性も考えると、航路の整備・安全なルートの開拓を先にしたほうが良い。
そう思いつつ、直線距離で進めるように調整しつつ、俺たちは安全な速度を守って大空を駆け抜け始めるのであった。
ビュゴォォォォォォォォォォ!!
「思った以上に、風の抵抗も切り裂いていけるな…‥‥羽ばたきをあまりしないのに、この速度になるのはちょっと不思議だ」
「飛翔している時に、前進するための力が働いているようですからネ。ドラゴンの翼自体、鳥と比較してみても大きく違いますし、航空力学では測れない力が自動的に作用するのでしょウ。また、私自身が補助翼として安定性を保つために働いているので、より空を飛ぶ力をつかみやすいのかもしれまセン」
正直言って安全な速度と言いつつかなりとばしている気がしなくもないが、こうやって風を切って大空を飛ぶのは中々心地が良い。
問題としては前からすっごい風が吹いてくるので裸眼だと確実に物凄く目が乾いて前方が見にくくなるが、刃の翼の状態でもゼナが前を見ているし、対策として飛行用ゴーグルとやらをゼナが作ってくれたの装着しており、気にするようなことも無い。
それに、もう一押しするものとしては‥‥‥
「高速で移動しているのに、何となく角で分かるのはどういうことなのやら」
「聴覚や視覚、触覚などを併せ持つ様な感覚器官なのでしょウ。ドラゴンの角に関する話は物語で何かとありますし、何かあってもおかしくはありませんヨ」
そう、頭に生えている角が案外この空を飛ぶ時の周囲の状況を把握するのに何かと具合が良い。
なんとなくというような感覚としか言いようがないが、それでもどこに何があって、どのルートで行くと不味いのか把握しやすいのだ。
そしてある程度ふっ飛ばして飛べば、いつの間にか半分の距離も過ぎ去っており、ここまでまだそんなに時間が経っていないことに驚かされる。
馬車で行くと結構かかる道のりなのに、休憩や障害物無し、直線距離で向かうとここまで違うのか。
どのぐらい早く帰れるかと思って試したのだが、これは想定以上に効率のいい移動方法だろう。問題としては周囲の景色を楽しむ前に過ぎ去ってしまうのでちょっと面白みが少ないことぐらいか?
後は荷物などに関しても、ゼナがどこかにしまうことで持つ必要もなくなるし、お手軽にあちこち飛んでいきやすい。
「こうなってくると、何処かで魔獣が発生しても即座に駆け付けやすくなったな。竜化による恩恵で、寝にくい翼が生えたとはいえ、移動に革命を起こしてくれたから悪くはない」
「他のモードも空中で扱いやすくなりましたからネ。大空からガトリング掃射や、暴風による吹き飛ばしなど、やりようが増えたので良い事なのデス」
とは言え、流石に連続で飛んでいるとちょっと休憩したくはなるもので、大分近くになってきたところで一旦降り立つことにした。
この高速での移動方法をより洗練すれば、休暇関係なく戻りやすくなるだろうし、魔獣が出現しても即座に叩き潰しに行ける…‥‥うん、悪くはない。
上々な結果に満足しつつ、休息をしっかりと取るのであった…‥‥
「‥‥‥でも、風がすごいから髪型がすんごいぼっさぼさに。帽子とかあったほうが良いんだろうけれども、角が邪魔に…‥‥」
「穴の開いた帽子を作ったほうが良さそうですネ」
…‥‥近くにあった小川の水で滅茶苦茶すさまじい事になった髪型をフィーが整えていた丁度その頃、とある屋敷の中では密談が交わされていた。
「…‥‥本当に、やってくれるのだな?」
「ああ、嘘偽りなく、しっかりとなぁ。とは言え、タダでやるわけでもないのだが…‥‥万が一、駄目になってもそのリスクを背負う覚悟があるのならば、手を取ろう」
確認のために問いかけて、出てきた返答につばを飲み込みつつ、彼らは考え、即座に手を取った。
どうせ公爵家に対して敵対するような真似をしている時点で、万が一のことがあれば潰れるのだと分かっているのであれば、いっそ開き直って徹底的にしたほうが良いという判断をしたのである。
「おやおやぁ、結構速い判断だねぇ。まぁそれはそれで良いが、成功した暁には報酬をしっかりと貰うと同時に‥‥‥ターゲットの血肉も、確保して良いよねぇ?」
「それは構わない。死体の処理が出来るのであれば手間が省けるが…‥‥そんなもので良いのか?」
「そんなもの?いやいや、馬鹿言っちゃいけないよぉ。人間とドラゴンの混ざった血肉って、本当に色々と使い処が多そうだものねぇ」
にやぁっとした笑みに対して、彼らはぞっと何か悪寒を感じ取ったが、今更引き返すこともできない。
愚者だからこそ撤退の視野は無かったが、愚者だからこそ誰よりも愚かな道を進んでいる可能性を感じ取り、覚悟を決めさせてもらう。
「それなら、任せよう。ただ、失敗も考えず…‥‥本当に、成功させてくれ」
「ああ、ああ、間違いなく成功させよう。いや、させなければ命の灯が軽く消えるから、失うつもりが無ければさくっとやらないとねぇ。ひとまずは…‥‥」
答えつつ、目の前の相手が何かを懐から取り出し、見せるようにその場に置く。
「これで、まずはちょっとだけ実力を計らせてもらおうかぁ。研究成果の一部で作ったとは言え、こういう時に相手の実力を測るものとしては最適だ。で、これをやるにはなんかこう、都合の良い生贄が欲しいがそっちは?」
「準備済みだ」
「OK♪手が早い事で♪」
‥‥‥愚者の歩む道は、既に破滅の道。
けれどもその道に対して、多くの巻き添えが出るのは確実だろう。
誰も彼も巻き添えになりたくはないのだが、愚者だからこそ愚かな方法で引きずり込んでいくのである‥‥‥
「…‥‥しかしな、引き受けてくれた相手にいうものなんだが…‥‥もうちょっと、格好はどうにかならなかったのか?」
「いや~どうにもならなかった。だって得られた金を衣服に回さないものだし、もっと大胆に裸でもよかったかもねぇ」
…‥‥本当にこんなずぼらそうな奴で大丈夫なのだろうか。愚者であっても、かなりの不安を覚えさせられるのであった。
けれども今回は少し試したいこともあり、もし成功すればもっと余裕をもって帰還できるのだが、万が一に備えて早めに動くことにした。
「モードチェンジ、『ウイングソード』モード!!」
「了解デス!!」
背中に生えたドラゴンの翼を広げつつ、合図とともにゼナが刃の翼へと切り替わり、4枚羽の状態になる。
「おー!!フィー兄ちゃんなんかすげー!!」
「ゼナねーちゃんが翼になるって、どういうことなのか分からないけど、とりあえず凄そうなのは分かるー!!」
うん、その意見は同意である。魔剣が翼になるのは確かに意味が分からないところもあるが、気にしたら負けなのだろう。
今はとりあえずそんなことは気にせず、変える用意をするだけだ。
「まぁ、これで早く帰れたら次の休暇にも利用するが‥‥‥弟や妹たち、次の休みまでちょっとの別れだけど、元気にしていろよ!!」
「分かっているよ、フィー兄ちゃん!!」
「出来ればゼナねーちゃんの方が早く帰ってきてほしい!!」
「だから一生懸命、早く帰っていいよ!!」
‥‥‥何だろうなぁ、この言いよう。悪気はないのだろうけれども、受け止め方次第ではなんか俺よりゼナの方ばかり重点を置かれている気にしかならず、ちょっとへこみそうかもしれない。
とにもかくにも、慣れ親しんだ故郷を離れ、学園へ向けて飛翔する。
「それじゃ、ゼナ飛ぶぞ!!」
「分かってマス!」
ぶわっと翼を羽ばたかせた次の瞬間、跳躍よりもはるかに素早く上空に俺たちは到達し、学園のある方角へ体を向ける。
「…‥‥使っておいてなんだけど、何だろうこのぶっ飛んだ飛行速度。学園まで秒で済みそう」
「流石にまだ無理ですネ。未開拓なルートや飛行技術でちょっとリスクがありますので、安全航行速度で行くほうが良いでしょウ。途中で何かに激突して、爆発四散なのは避けたいですからネ」
それは確かに避けたいところ。大空で何にぶつかるのだというツッコミもありそうだが、未知の空飛ぶ魔獣に激突する危険性も考えると、航路の整備・安全なルートの開拓を先にしたほうが良い。
そう思いつつ、直線距離で進めるように調整しつつ、俺たちは安全な速度を守って大空を駆け抜け始めるのであった。
ビュゴォォォォォォォォォォ!!
「思った以上に、風の抵抗も切り裂いていけるな…‥‥羽ばたきをあまりしないのに、この速度になるのはちょっと不思議だ」
「飛翔している時に、前進するための力が働いているようですからネ。ドラゴンの翼自体、鳥と比較してみても大きく違いますし、航空力学では測れない力が自動的に作用するのでしょウ。また、私自身が補助翼として安定性を保つために働いているので、より空を飛ぶ力をつかみやすいのかもしれまセン」
正直言って安全な速度と言いつつかなりとばしている気がしなくもないが、こうやって風を切って大空を飛ぶのは中々心地が良い。
問題としては前からすっごい風が吹いてくるので裸眼だと確実に物凄く目が乾いて前方が見にくくなるが、刃の翼の状態でもゼナが前を見ているし、対策として飛行用ゴーグルとやらをゼナが作ってくれたの装着しており、気にするようなことも無い。
それに、もう一押しするものとしては‥‥‥
「高速で移動しているのに、何となく角で分かるのはどういうことなのやら」
「聴覚や視覚、触覚などを併せ持つ様な感覚器官なのでしょウ。ドラゴンの角に関する話は物語で何かとありますし、何かあってもおかしくはありませんヨ」
そう、頭に生えている角が案外この空を飛ぶ時の周囲の状況を把握するのに何かと具合が良い。
なんとなくというような感覚としか言いようがないが、それでもどこに何があって、どのルートで行くと不味いのか把握しやすいのだ。
そしてある程度ふっ飛ばして飛べば、いつの間にか半分の距離も過ぎ去っており、ここまでまだそんなに時間が経っていないことに驚かされる。
馬車で行くと結構かかる道のりなのに、休憩や障害物無し、直線距離で向かうとここまで違うのか。
どのぐらい早く帰れるかと思って試したのだが、これは想定以上に効率のいい移動方法だろう。問題としては周囲の景色を楽しむ前に過ぎ去ってしまうのでちょっと面白みが少ないことぐらいか?
後は荷物などに関しても、ゼナがどこかにしまうことで持つ必要もなくなるし、お手軽にあちこち飛んでいきやすい。
「こうなってくると、何処かで魔獣が発生しても即座に駆け付けやすくなったな。竜化による恩恵で、寝にくい翼が生えたとはいえ、移動に革命を起こしてくれたから悪くはない」
「他のモードも空中で扱いやすくなりましたからネ。大空からガトリング掃射や、暴風による吹き飛ばしなど、やりようが増えたので良い事なのデス」
とは言え、流石に連続で飛んでいるとちょっと休憩したくはなるもので、大分近くになってきたところで一旦降り立つことにした。
この高速での移動方法をより洗練すれば、休暇関係なく戻りやすくなるだろうし、魔獣が出現しても即座に叩き潰しに行ける…‥‥うん、悪くはない。
上々な結果に満足しつつ、休息をしっかりと取るのであった…‥‥
「‥‥‥でも、風がすごいから髪型がすんごいぼっさぼさに。帽子とかあったほうが良いんだろうけれども、角が邪魔に…‥‥」
「穴の開いた帽子を作ったほうが良さそうですネ」
…‥‥近くにあった小川の水で滅茶苦茶すさまじい事になった髪型をフィーが整えていた丁度その頃、とある屋敷の中では密談が交わされていた。
「…‥‥本当に、やってくれるのだな?」
「ああ、嘘偽りなく、しっかりとなぁ。とは言え、タダでやるわけでもないのだが…‥‥万が一、駄目になってもそのリスクを背負う覚悟があるのならば、手を取ろう」
確認のために問いかけて、出てきた返答につばを飲み込みつつ、彼らは考え、即座に手を取った。
どうせ公爵家に対して敵対するような真似をしている時点で、万が一のことがあれば潰れるのだと分かっているのであれば、いっそ開き直って徹底的にしたほうが良いという判断をしたのである。
「おやおやぁ、結構速い判断だねぇ。まぁそれはそれで良いが、成功した暁には報酬をしっかりと貰うと同時に‥‥‥ターゲットの血肉も、確保して良いよねぇ?」
「それは構わない。死体の処理が出来るのであれば手間が省けるが…‥‥そんなもので良いのか?」
「そんなもの?いやいや、馬鹿言っちゃいけないよぉ。人間とドラゴンの混ざった血肉って、本当に色々と使い処が多そうだものねぇ」
にやぁっとした笑みに対して、彼らはぞっと何か悪寒を感じ取ったが、今更引き返すこともできない。
愚者だからこそ撤退の視野は無かったが、愚者だからこそ誰よりも愚かな道を進んでいる可能性を感じ取り、覚悟を決めさせてもらう。
「それなら、任せよう。ただ、失敗も考えず…‥‥本当に、成功させてくれ」
「ああ、ああ、間違いなく成功させよう。いや、させなければ命の灯が軽く消えるから、失うつもりが無ければさくっとやらないとねぇ。ひとまずは…‥‥」
答えつつ、目の前の相手が何かを懐から取り出し、見せるようにその場に置く。
「これで、まずはちょっとだけ実力を計らせてもらおうかぁ。研究成果の一部で作ったとは言え、こういう時に相手の実力を測るものとしては最適だ。で、これをやるにはなんかこう、都合の良い生贄が欲しいがそっちは?」
「準備済みだ」
「OK♪手が早い事で♪」
‥‥‥愚者の歩む道は、既に破滅の道。
けれどもその道に対して、多くの巻き添えが出るのは確実だろう。
誰も彼も巻き添えになりたくはないのだが、愚者だからこそ愚かな方法で引きずり込んでいくのである‥‥‥
「…‥‥しかしな、引き受けてくれた相手にいうものなんだが…‥‥もうちょっと、格好はどうにかならなかったのか?」
「いや~どうにもならなかった。だって得られた金を衣服に回さないものだし、もっと大胆に裸でもよかったかもねぇ」
…‥‥本当にこんなずぼらそうな奴で大丈夫なのだろうか。愚者であっても、かなりの不安を覚えさせられるのであった。
0
あなたにおすすめの小説
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
神眼のカードマスター 〜パーティーを追放されてから人生の大逆転が始まった件。今さら戻って来いと言われてももう遅い〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「いいかい? 君と僕じゃ最初から住む世界が違うんだよ。これからは惨めな人生を送って一生後悔しながら過ごすんだね」
Fランク冒険者のアルディンは領主の息子であるザネリにそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
父親から譲り受けた大切なカードも奪われ、アルディンは失意のどん底に。
しばらくは冒険者稼業をやめて田舎でのんびり暮らそうと街を離れることにしたアルディンは、その道中、メイド姉妹が賊に襲われている光景を目撃する。
彼女たちを救い出す最中、突如として【神眼】が覚醒してしまう。
それはこのカード世界における掟すらもぶち壊してしまうほどの才能だった。
無事にメイド姉妹を助けたアルディンは、大きな屋敷で彼女たちと一緒に楽しく暮らすようになる。
【神眼】を使って楽々とカードを集めてまわり、召喚獣の万能スライムとも仲良くなって、やがて天災級ドラゴンを討伐するまでに成長し、アルディンはどんどん強くなっていく。
一方その頃、ザネリのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
ダンジョン攻略も思うようにいかなくなり、ザネリはそこでようやくアルディンの重要さに気づく。
なんとか引き戻したいザネリは、アルディンにパーティーへ戻って来るように頼み込むのだったが……。
これは、かつてFランク冒険者だった青年が、チート能力を駆使してカード無双で成り上がり、やがて神話級改変者〈ルールブレイカー〉と呼ばれるようになるまでの人生逆転譚である。
【完結】海外在住だったので、異世界転移なんてなんともありません
ソニエッタ
ファンタジー
言葉が通じない? それ、日常でした。
文化が違う? 慣れてます。
命の危機? まあ、それはちょっと驚きましたけど。
NGO調整員として、砂漠の難民キャンプから、宗教対立がくすぶる交渉の現場まで――。
いろんな修羅場をくぐってきた私が、今度は魔族の村に“神託の者”として召喚されました。
スーツケース一つで、どこにでも行ける体質なんです。
今回の目的地が、たまたま魔王のいる世界だっただけ。
「聖剣? 魔法? それよりまず、水と食糧と、宗教的禁忌の確認ですね」
ちょっとズレてて、でもやたらと現場慣れしてる。
そんな“救世主”、エミリの異世界ロジカル生活、はじまります。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる