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5章 復讐は我にあり
5-32 理由が無ければ、移せない者もある
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‥‥‥婚約者候補。それは正式な婚約者という立場ではなく、何人かいる候補の一人になった事である。
それも、ミルガンド帝国の皇帝陛下の娘の、ルルシアの相手と言うのは…‥‥
『‥‥これはこれでありねぇ。流石、私の息子だわ♪』
「喜んでいい事なのかと問いたいのですガ、大丈夫なのでしょうカ?」
ベッドで熟睡しているフィーの下から離れて出られるようになってきたのか、自身の寮室に入って来た青葉ら姫に対して問いかけるゼナ。
もう何と言うか幽霊のような相手ではあるが、この芸当ぐらいならやってしまうのだろうと納得はしている。
『問題ないわよ。息子の中から見ていたけれども、性格や実力的にも良いわね。私が認める、息子の嫁候補としても最適だわ♪』
ゼナの問いかけに対して、にこやかに答える青薔薇姫。
親公認となれば問題もないのだろうが、何となく面白くはない。
「それを答えるだけで、もういいデス。さっさとご主人様の奥深くで眠っていてくだサイ。塩撒いておきマス」
『悪霊扱い?無理ねぇ、悪霊でもないし、幽霊のようになってても違うようなものだし、意味ないわよ。今の私を直接どうこうできるとすれば。死者の国の王ぐらいかしらね』
実際、本当にこの目の前の青い悪魔もとい青薔薇姫をどうにかする手段に関しては、今のゼナにはない。
実体のないものに触れる技術程度ならばどうにかなるのだが、青薔薇姫に関しては少々ややこしい状態になっており、通用しないのである。
「もしもまともに触れれば、最終調整中の魔装モードのエンジンに縛り上げて、月まで打ち上げるのですガネ」
『それはそれで面白いけど、触れられないなら駄目ねぇ。私からはこうやって触れるけどね』
もみぃっもみぃ
「ひゃっ!?---ッ!!何をするんですカ!!」
メイド服の下にある豊満なものをいきなり揉まれ、思わず手を出すゼナ。
ガントレットに変えて殴りかかるも、残念ながら空振りに終わる。
『こっちだけなら、圧倒何だけれどね。でもまぁ、貴女は貴女で候補のままよ?素直になれないのが、まだまだかもしれないけれどね』
「余計なお世話デス!!次やってきたら、39万6589番当たりの姉に頼んで盛大に除霊してもらいマスヨ!!」
『どれだけいるのかしら…‥‥不思議ねぇ』
ゼナが真っ赤になって叫ぶのを見て笑いつつ、ふっと消える青薔薇姫。
何もできずしてやられてしまい、行き場のない気持ち。
「ああもう!!調子を狂わさせられるのデス!!」
ピーっと音がなるほど蒸気を出して怒るも、どうしようもない状況。
なんとなくだが、青薔薇姫が存命していた時に周囲にいた人々の気持ちが理解できてしまい、眠る必要はないはずだが、行き場のない怒りを抑えるために、珍しく部屋にあるベッドに寝転がり、ふて寝を決め込むのであった‥‥‥‥
‥‥一振りのメイド魔剣が怒りをどうにかして鎮めようとしているその頃、王城の方では家族会議が開かれていた。
「‥‥‥それでお父様、その話は本当ですの?」
「妹の、ルルシアの婚約者候補に‥」
「ゴポゴポゴポ(王国の留学生を置いたというのは)」
ルルシア、カイゼル…‥‥そして最近帝国に出てきた商会の方で販売されていた最新式の治療機器に浸かりつつ発言する第1皇子デュールカ。
そして彼らの目の先には、このミルガンド帝国の皇帝であるアデューがいた。
「ああ、本当の話だ。ルルシア、お前の婚約者候補の一人として、王国からの留学生フィーを置いたぞ」
「「「…‥‥」」」
堂々と隠さずに言うアデュー皇帝に対して、あっけにとられる皇子たちと皇女。
いつのまに家族に黙ってと言いたいが、一応彼らも貴族の中で育っていたので、政略的な意味合いの婚約などは理解できる。
けれども、そうであっても今は家族としての話がある。
「父上が勝手にやるのは、普段のことかもしれないけれども」
「婚約者候補にって‥‥‥勝手すぎますわよ」
「だが娘よ、まんざらでもあるまい?」
「っ‥‥‥」
にやっと笑う皇帝に、何も言えなくなるルルシア。
フィーが相手ならば、他の婚約者候補と比べると文句はないが、それでも勝手にやるのは問題がある。
「まぁ、落ち着け子供たちよ。これは特に考えなしにやったわけではない。むしろいくつかきちんとした理由が存在しているからこそやったのだ」
「理由?」
「そうだ‥‥‥まず一つは、彼の血筋にある。既に知っているだろうが、彼の親は片親がドラゴンだが母親の方は青薔薇姫‥‥‥アルガン公爵家だ。まだ公表はしていないが、身分的な問題はないはずだ」
公爵家の一人娘が、市井で産みつつも孤児になった存在。
それでも公爵家が正式に発表すれば、公爵家の孫としての立場は確立が可能であり、偽りがないかと疑う輩がいても、血筋を証明できる道具はあるので問題はない。
「とは言え、公爵は発表せずにこのまま領地を隠居と共に返還しそうだが‥‥‥かの公爵家の領地は、青薔薇姫がいたせいで実は色々と滅茶苦茶なところもあり、国としては治めにくい。そこで、その地の正統な後継者に任せたいのだ」
ルルシアがフィーの婿となれば、分家して新しい公爵家を起こしやすく、治める領地を今のアルガン公爵家のものにしやすい。
フィー自身は平民として過ごしていたからこそ、貴族としての治め方は分からないところが多いだろうが、ルルシアとて皇女の身分にあり、それなりの帝王学などを学んでいるので治めることはできる。
また、彼の魔剣に関しての調査もすでに行っており、魔剣自身に領地を治めるだけの手段があることは予想できているのだ・
「それと次にあげられるのは、家の血としての問題だ。今のところはデュールカ、お前に帝位を渡すことを決めているが、その体の弱さゆえに血を残せるか不安なところがある。ならばカイゼルやルルシアに帝位をと言いたいが、二人とも継ぐ気はないだろう?」
「無いな。生憎、人の上に立つ器ではないと思っているからな」
「無いですわね。お兄様なら確実に治められると思ってますもの」
「「だからこそ、兄上(お兄様)に任せたい」」
仲が良いようだが、自分達のやれる限界が分かっているので、押し付けているような形になっている。
一応、第1皇子自身としては継ぐのは問題が、今の婚約者と子を成せるかと言えば‥‥‥正直、不安しかない。
「そこで、ルルシアと彼の間に子が出来れば問題ないだろう。帝国の皇家の血に、公爵家の血筋、さらに言えばドラゴンの血も混ざれば…‥‥文句言う輩は出ないはずだ。カイゼルが子を成してそちらが万が一に備えても良いが、今は婚約者が‥‥‥いや、それは後にしておこう」
「ああ、そうしてほしい。自分の欲しいものはこの手でつかみたい。ようやく最近、ちょっとどうにかなりかけているがかなりかかるからな」
「だったらわたくしも自由にしたかったけれど‥‥でもまぁ、文句はないかしら?」
色々と言いたいこともあるかもしれないが、理由としては納得もできるし、この縁に関して言えば特にない。
しいて言うのであれば、まだまだ問題しかないように見えることぐらいか。
「他にも王国とのつながりや、胃痛の分けあい、戦力バランスの分散に、軍部の方で押さえ込み‥‥‥色々と理由はあるだろう。あげていくときりはないが、デメリットはそんなにない。ゆえに、現段階では彼を候補に置きつつ、正当なものにしていく。ここで文句を言いたいなら、行ってみるがよい」
「「「‥‥‥ありません」」」
正論ばかり告げられれば、黙るしかないだろう。
いう事が無くなった子供たちに対して、皇帝は無事に話を切り上げるのであった‥‥‥‥
「…‥‥ところでデュールカよ。それに浸かっているなら、病院で休んでいても良いんだぞ?しばらくの間、仕事話で良いんだが」
「ごぼごぼごぼ(いや、仕事はしっかり、全部やっておかねば‥‥‥)」
「‥‥‥ルルシアに婚約者を作るより、兄上にきちんとした医師を配属したほうが良い気がしてきた」
「この仕事への熱意、帝位を継ぐのに良いですけれども‥‥‥歴代過労死皇帝に加わりそうですわ」
‥‥‥まずはしっかりと面倒を見て、仕事を忘れさせる相手を求めたほうが良いのかもしれないと、全員思うのであった。
それも、ミルガンド帝国の皇帝陛下の娘の、ルルシアの相手と言うのは…‥‥
『‥‥これはこれでありねぇ。流石、私の息子だわ♪』
「喜んでいい事なのかと問いたいのですガ、大丈夫なのでしょうカ?」
ベッドで熟睡しているフィーの下から離れて出られるようになってきたのか、自身の寮室に入って来た青葉ら姫に対して問いかけるゼナ。
もう何と言うか幽霊のような相手ではあるが、この芸当ぐらいならやってしまうのだろうと納得はしている。
『問題ないわよ。息子の中から見ていたけれども、性格や実力的にも良いわね。私が認める、息子の嫁候補としても最適だわ♪』
ゼナの問いかけに対して、にこやかに答える青薔薇姫。
親公認となれば問題もないのだろうが、何となく面白くはない。
「それを答えるだけで、もういいデス。さっさとご主人様の奥深くで眠っていてくだサイ。塩撒いておきマス」
『悪霊扱い?無理ねぇ、悪霊でもないし、幽霊のようになってても違うようなものだし、意味ないわよ。今の私を直接どうこうできるとすれば。死者の国の王ぐらいかしらね』
実際、本当にこの目の前の青い悪魔もとい青薔薇姫をどうにかする手段に関しては、今のゼナにはない。
実体のないものに触れる技術程度ならばどうにかなるのだが、青薔薇姫に関しては少々ややこしい状態になっており、通用しないのである。
「もしもまともに触れれば、最終調整中の魔装モードのエンジンに縛り上げて、月まで打ち上げるのですガネ」
『それはそれで面白いけど、触れられないなら駄目ねぇ。私からはこうやって触れるけどね』
もみぃっもみぃ
「ひゃっ!?---ッ!!何をするんですカ!!」
メイド服の下にある豊満なものをいきなり揉まれ、思わず手を出すゼナ。
ガントレットに変えて殴りかかるも、残念ながら空振りに終わる。
『こっちだけなら、圧倒何だけれどね。でもまぁ、貴女は貴女で候補のままよ?素直になれないのが、まだまだかもしれないけれどね』
「余計なお世話デス!!次やってきたら、39万6589番当たりの姉に頼んで盛大に除霊してもらいマスヨ!!」
『どれだけいるのかしら…‥‥不思議ねぇ』
ゼナが真っ赤になって叫ぶのを見て笑いつつ、ふっと消える青薔薇姫。
何もできずしてやられてしまい、行き場のない気持ち。
「ああもう!!調子を狂わさせられるのデス!!」
ピーっと音がなるほど蒸気を出して怒るも、どうしようもない状況。
なんとなくだが、青薔薇姫が存命していた時に周囲にいた人々の気持ちが理解できてしまい、眠る必要はないはずだが、行き場のない怒りを抑えるために、珍しく部屋にあるベッドに寝転がり、ふて寝を決め込むのであった‥‥‥‥
‥‥一振りのメイド魔剣が怒りをどうにかして鎮めようとしているその頃、王城の方では家族会議が開かれていた。
「‥‥‥それでお父様、その話は本当ですの?」
「妹の、ルルシアの婚約者候補に‥」
「ゴポゴポゴポ(王国の留学生を置いたというのは)」
ルルシア、カイゼル…‥‥そして最近帝国に出てきた商会の方で販売されていた最新式の治療機器に浸かりつつ発言する第1皇子デュールカ。
そして彼らの目の先には、このミルガンド帝国の皇帝であるアデューがいた。
「ああ、本当の話だ。ルルシア、お前の婚約者候補の一人として、王国からの留学生フィーを置いたぞ」
「「「…‥‥」」」
堂々と隠さずに言うアデュー皇帝に対して、あっけにとられる皇子たちと皇女。
いつのまに家族に黙ってと言いたいが、一応彼らも貴族の中で育っていたので、政略的な意味合いの婚約などは理解できる。
けれども、そうであっても今は家族としての話がある。
「父上が勝手にやるのは、普段のことかもしれないけれども」
「婚約者候補にって‥‥‥勝手すぎますわよ」
「だが娘よ、まんざらでもあるまい?」
「っ‥‥‥」
にやっと笑う皇帝に、何も言えなくなるルルシア。
フィーが相手ならば、他の婚約者候補と比べると文句はないが、それでも勝手にやるのは問題がある。
「まぁ、落ち着け子供たちよ。これは特に考えなしにやったわけではない。むしろいくつかきちんとした理由が存在しているからこそやったのだ」
「理由?」
「そうだ‥‥‥まず一つは、彼の血筋にある。既に知っているだろうが、彼の親は片親がドラゴンだが母親の方は青薔薇姫‥‥‥アルガン公爵家だ。まだ公表はしていないが、身分的な問題はないはずだ」
公爵家の一人娘が、市井で産みつつも孤児になった存在。
それでも公爵家が正式に発表すれば、公爵家の孫としての立場は確立が可能であり、偽りがないかと疑う輩がいても、血筋を証明できる道具はあるので問題はない。
「とは言え、公爵は発表せずにこのまま領地を隠居と共に返還しそうだが‥‥‥かの公爵家の領地は、青薔薇姫がいたせいで実は色々と滅茶苦茶なところもあり、国としては治めにくい。そこで、その地の正統な後継者に任せたいのだ」
ルルシアがフィーの婿となれば、分家して新しい公爵家を起こしやすく、治める領地を今のアルガン公爵家のものにしやすい。
フィー自身は平民として過ごしていたからこそ、貴族としての治め方は分からないところが多いだろうが、ルルシアとて皇女の身分にあり、それなりの帝王学などを学んでいるので治めることはできる。
また、彼の魔剣に関しての調査もすでに行っており、魔剣自身に領地を治めるだけの手段があることは予想できているのだ・
「それと次にあげられるのは、家の血としての問題だ。今のところはデュールカ、お前に帝位を渡すことを決めているが、その体の弱さゆえに血を残せるか不安なところがある。ならばカイゼルやルルシアに帝位をと言いたいが、二人とも継ぐ気はないだろう?」
「無いな。生憎、人の上に立つ器ではないと思っているからな」
「無いですわね。お兄様なら確実に治められると思ってますもの」
「「だからこそ、兄上(お兄様)に任せたい」」
仲が良いようだが、自分達のやれる限界が分かっているので、押し付けているような形になっている。
一応、第1皇子自身としては継ぐのは問題が、今の婚約者と子を成せるかと言えば‥‥‥正直、不安しかない。
「そこで、ルルシアと彼の間に子が出来れば問題ないだろう。帝国の皇家の血に、公爵家の血筋、さらに言えばドラゴンの血も混ざれば…‥‥文句言う輩は出ないはずだ。カイゼルが子を成してそちらが万が一に備えても良いが、今は婚約者が‥‥‥いや、それは後にしておこう」
「ああ、そうしてほしい。自分の欲しいものはこの手でつかみたい。ようやく最近、ちょっとどうにかなりかけているがかなりかかるからな」
「だったらわたくしも自由にしたかったけれど‥‥でもまぁ、文句はないかしら?」
色々と言いたいこともあるかもしれないが、理由としては納得もできるし、この縁に関して言えば特にない。
しいて言うのであれば、まだまだ問題しかないように見えることぐらいか。
「他にも王国とのつながりや、胃痛の分けあい、戦力バランスの分散に、軍部の方で押さえ込み‥‥‥色々と理由はあるだろう。あげていくときりはないが、デメリットはそんなにない。ゆえに、現段階では彼を候補に置きつつ、正当なものにしていく。ここで文句を言いたいなら、行ってみるがよい」
「「「‥‥‥ありません」」」
正論ばかり告げられれば、黙るしかないだろう。
いう事が無くなった子供たちに対して、皇帝は無事に話を切り上げるのであった‥‥‥‥
「…‥‥ところでデュールカよ。それに浸かっているなら、病院で休んでいても良いんだぞ?しばらくの間、仕事話で良いんだが」
「ごぼごぼごぼ(いや、仕事はしっかり、全部やっておかねば‥‥‥)」
「‥‥‥ルルシアに婚約者を作るより、兄上にきちんとした医師を配属したほうが良い気がしてきた」
「この仕事への熱意、帝位を継ぐのに良いですけれども‥‥‥歴代過労死皇帝に加わりそうですわ」
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