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5章 復讐は我にあり
5-92 振りかぶれない拳は、どこかに落とされる
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『(・∀・)』
「‥‥‥言葉に出さずとも、その表情は全力で殴りたくなるのですガ」
『(・∀・)(・∀・)(・∀・)』
「それどうやっているのですか、グラビティマシンソードモードのブースター全開でぶん殴るやつでふっ飛ばされたいのでしょうカ」
‥‥‥深夜、月明かりが差し込む中、室内ですやすやとフィーが寝ている傍らで、にやにやとしている青薔薇姫を前にして、ゼナはうずく拳を全力で目の前の相手にぶつけて潰れたパンのような顔面にしてやりたいと心の底から思っていた。
だがしかし、そうはいかないのは分かっている。こういう時に限って実体を持った姿でもないようで、殴りかかったところですり抜けてノーダメージとなるだろう。
実体の相手をぶっ飛ばす技も開発してはいるのだが、それはそれで対策が取られているようであり、うまく手が出せないのである。
『いや~、何でもないわよ。ええ、貴女がようやく息子に対しての気持ちを自覚し始めたようで、微笑ましいなぁって思っているのよ』
「その100人中100人全員が確実にぶん殴りたくなるようなにやにや顔のどこに、微笑ましいと思っていることを感じさせる要素があるのでしょうかネ」
大声を出して叫びたいが、そんな事をしたら寝ているフィーを起こしてしまうことになる。
主の睡眠の邪魔をするのメイド魔剣としてやりたくもなく、かと言ってこのぶつけようのない苛立ちをどこへやれば良いのか、少々迷っていた。
そもそもなぜ、青薔薇姫がそんな表情を浮かべているのか。
簡単に言えば、記憶改竄に関してはフィー自身にはうまくいったのだが、その中身までには及んでいなかったようで、しかもそんなときに限ってしっかり目を覚まして、内側から青薔薇姫はその当時の状況を目撃していたという事ぐらいだろう。
前々から、色々とからかうようなことがあったとは言え、完璧にその面白いじりの種を提供してしまったような形となっており、そのためこんな表情を浮かべて目の前に顕現しているのだ。
手を出したいのに出せない相手というのはどれほど歯がゆいものなのか‥‥今のゼナは、嫌というほぞ味わっていた。
『あぁ、でもまだまだ無理でも問題ないわね。いつかは必ず、ちゃんとした告白をするのは分かるもの』
「‥‥‥」
『でもねぇ、あまりにも初心すぎるってのは笑えたわ!!勢いでやらかしたうえにドッカンって自爆してなかったことにしようとするなんて、息子の中で見ていて、もう死んでいる身なのに笑い死にかけたわねぇ!!』
「‥‥‥神殺しの道具で、全力で葬り去りましょうカ?姉妹に2~3人ほど、そういうのを作ったり使ったりしたのがいるので、手はあるのデス」
『あら、マジな目になってるわね』
冗談ではないことが伝わるだろう。
例え、元管理神だろうとすでに死んでいる精神生命体のようなものだろうと、ゼナの姉妹コミュニティをちょっと探れば、どういう相手だろうと貸与して葬り去る武器や道具などは簡単に手に入るのだ。
どうしてそんなものを簡単に用意できるような姉妹がいるのかと言うと、そこはまぁ色々複雑な事情があるとは言え、不可能ではないということであった。
『まぁまぁ、落ち着いてちょうだいな。3人目の息子の嫁になるかもしれないメイドさん。ここで争っても何も生み出さないわ』
「争いの種になりそうなことをしでかす大元凶の人が、何を言うのでしょうカ」
『それはお互い様よ。ともかく、ここに今晩出たのは、滅茶苦茶からかってさらに笑おうとかそんな意地の悪い事をするためでもないのよねぇ。あ、でも私の友人の一人は、嬉々として追及するわねぇ‥‥』
数々の伝説を残す人に友人がいたのかと、内心驚くゼナ。
しかし、今はそんなことを話すようなことではないらしい。
『コホン、わざわざ出てきたのは、ちょっと話があるからなのよね。‥‥ちょっと探っていたのだけれども、ようやく出てきたのよ』
「何がでしょうか?」
『私を、亡き者にしようとした人。いや、人というのはおかしいような、でも今はそれだと言えるような‥まぁ、簡単に言えば、死因を作り出した人よ』
「!!」
青薔薇姫の死因は、住んでいた村に魔獣の大群が攻めてきたことにある。
事情があって力も失われていた中で起きた襲撃ゆえに、なすすべもなく他の者の手を借りてようやくフィーを生き延びさせる程度に出来たが‥‥どうやら今、その襲撃相手に関しての情報が得られたようだ。
『名前などが出せず、アレ扱いになるのはちょっともどかしいわね。あの時契約した悪魔のせいで出せないのは、厳しいわぁ。それはともかくとして、当時から結構時間も経過して、今どうしているのか実は密かに調べていたのよね』
元凶に関して、口に出すようなことはできなくなっていた。
ただ、何も干渉できないという訳ではなく、時々隙を見て抜け出し、色々と調べていたようだが‥‥その情報網の多彩さはゼナ以上のものだったようで、既に情報をつかんだようなのだ。
『ちょっと面倒なことも分かったのよねぇ。アレ、どうそそのかしたか大体理解できるけど…破神布とかいう組織にも関わっていたことが分かったのよね。アレ、さらに別の場所からも知識を得て、それで色々と画策しているのも分かったのよ…‥私を亡き者にするだけではなく、その血を引く息子も葬るために』
「‥‥‥」
破神布の組織と、アレと呼ばれる元凶の最終目的としてはかなりズレているだろう。
だが、一応交差する部分もあるようで、その点に関して協力をしてることも分かって来たのだ。
『だからこそ、話をするために出てきたのよね。いずれ、この情報は探れば貴女たちにもつかめるのだろうけれども‥‥一つ、やってほしくないことがあるの』
「と言いまスト?」
『アレ、が私の命を奪う元凶になったことを、息子に伝えないでほしいの。いずれ敵対し、相まみえることがあるだろうけれども‥‥‥伝えないで頂戴。私の命を奪った相手として、復讐に狩られるようなことになってほしくないのよね』
「復讐相手だという事を、デスカ」
『そうよ。アレが暴露する可能性もあるけれども、出てきた情報でそういうことが知られないようにして欲しいわ。‥‥‥復讐は何も生まないとか、そういう事で放しているわけじゃないのよ。息子の力の事を考えて、忠告したいの』
‥‥‥どうやら、よくある復讐は何も生まないだの、何の利益もない、むなしいなどの話ではないようだ。
何を言いたいのかつかみきれないが、少なくともフィーに対して、アレと呼ばれる存在に対して、復讐だと思わせないようにして欲しいそうだ。
「何故、そんなことを言うのかは分からないところもありますが‥‥‥それは従っておいた方が良いですネ。分かりました、ご主人様以外の命令は非常に、特に貴女のような方の言葉はかなり聞きたくないのですが、やっておきましょウ。復讐心に関して、抱いて欲しくないような想いなら分かりますからネ」
『分かってくれたのであれば良いわ。今宵は、それだけを伝えるために、出ただけだもの』
にやにや笑いから切り替え、ふふっとほほ笑むような笑みになり、青薔薇姫の姿が薄れていく。
どうやら今晩はもう出ることはなく、フィーの中に戻るようだ。
『あ、それと一つおすすめがあるわ』
「何でしょうカ?」
『えい☆』
すぱん、ぱさっ
「‥‥‥‥( ゜Д゜)ハ?」
さて、今晩の話は終わりかと安堵の息を吐いていたところで、急に消えかけていた青薔薇姫の手が一瞬だけ実体化した。
何をするのかと思いきや、見えない速度で振るわれた次の瞬間、ばさりと布が全部下に落ちた。
何が起きたのか、一瞬理解させられるのに時間がかかる。
だが、すぐにどういう状況になっているのか‥‥‥下着から上着まで、メイド服をたった一回の手の振りようでどうやったのか分からないが、全部脱がされて全裸にされていることをゼナは理解した。
『初心な心に、ちょっと勇気を得る訓練よ。すぐに爆発しないように、まずは息子が寝ている間に、全裸で過ごして羞恥心を無くすようにしましょうね☆』
「ど、ど、どこがオススメデスカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
ぴいいいいいっと瞬時に真っ赤になって湯気が出て叫ぶが、既に相手は消えていた。
今の叫びでフィーが起きる可能性もあったのですぐさま人の耳にもドラゴンの耳にも聞こえない音の波長に声を切り替えるのであった‥‥‥‥
「…‥‥やっぱり、発注しましょウ。神にも悪魔にもなるのではなく、神も悪魔も滅ぼせるような特殊兵器を用意して、成仏も何も無いように、この世全てから消すための準備をしましょウ」
‥‥‥なお、後日、残念ながら姉たちからは却下されたのは言うまでもない。
「‥‥‥言葉に出さずとも、その表情は全力で殴りたくなるのですガ」
『(・∀・)(・∀・)(・∀・)』
「それどうやっているのですか、グラビティマシンソードモードのブースター全開でぶん殴るやつでふっ飛ばされたいのでしょうカ」
‥‥‥深夜、月明かりが差し込む中、室内ですやすやとフィーが寝ている傍らで、にやにやとしている青薔薇姫を前にして、ゼナはうずく拳を全力で目の前の相手にぶつけて潰れたパンのような顔面にしてやりたいと心の底から思っていた。
だがしかし、そうはいかないのは分かっている。こういう時に限って実体を持った姿でもないようで、殴りかかったところですり抜けてノーダメージとなるだろう。
実体の相手をぶっ飛ばす技も開発してはいるのだが、それはそれで対策が取られているようであり、うまく手が出せないのである。
『いや~、何でもないわよ。ええ、貴女がようやく息子に対しての気持ちを自覚し始めたようで、微笑ましいなぁって思っているのよ』
「その100人中100人全員が確実にぶん殴りたくなるようなにやにや顔のどこに、微笑ましいと思っていることを感じさせる要素があるのでしょうかネ」
大声を出して叫びたいが、そんな事をしたら寝ているフィーを起こしてしまうことになる。
主の睡眠の邪魔をするのメイド魔剣としてやりたくもなく、かと言ってこのぶつけようのない苛立ちをどこへやれば良いのか、少々迷っていた。
そもそもなぜ、青薔薇姫がそんな表情を浮かべているのか。
簡単に言えば、記憶改竄に関してはフィー自身にはうまくいったのだが、その中身までには及んでいなかったようで、しかもそんなときに限ってしっかり目を覚まして、内側から青薔薇姫はその当時の状況を目撃していたという事ぐらいだろう。
前々から、色々とからかうようなことがあったとは言え、完璧にその面白いじりの種を提供してしまったような形となっており、そのためこんな表情を浮かべて目の前に顕現しているのだ。
手を出したいのに出せない相手というのはどれほど歯がゆいものなのか‥‥今のゼナは、嫌というほぞ味わっていた。
『あぁ、でもまだまだ無理でも問題ないわね。いつかは必ず、ちゃんとした告白をするのは分かるもの』
「‥‥‥」
『でもねぇ、あまりにも初心すぎるってのは笑えたわ!!勢いでやらかしたうえにドッカンって自爆してなかったことにしようとするなんて、息子の中で見ていて、もう死んでいる身なのに笑い死にかけたわねぇ!!』
「‥‥‥神殺しの道具で、全力で葬り去りましょうカ?姉妹に2~3人ほど、そういうのを作ったり使ったりしたのがいるので、手はあるのデス」
『あら、マジな目になってるわね』
冗談ではないことが伝わるだろう。
例え、元管理神だろうとすでに死んでいる精神生命体のようなものだろうと、ゼナの姉妹コミュニティをちょっと探れば、どういう相手だろうと貸与して葬り去る武器や道具などは簡単に手に入るのだ。
どうしてそんなものを簡単に用意できるような姉妹がいるのかと言うと、そこはまぁ色々複雑な事情があるとは言え、不可能ではないということであった。
『まぁまぁ、落ち着いてちょうだいな。3人目の息子の嫁になるかもしれないメイドさん。ここで争っても何も生み出さないわ』
「争いの種になりそうなことをしでかす大元凶の人が、何を言うのでしょうカ」
『それはお互い様よ。ともかく、ここに今晩出たのは、滅茶苦茶からかってさらに笑おうとかそんな意地の悪い事をするためでもないのよねぇ。あ、でも私の友人の一人は、嬉々として追及するわねぇ‥‥』
数々の伝説を残す人に友人がいたのかと、内心驚くゼナ。
しかし、今はそんなことを話すようなことではないらしい。
『コホン、わざわざ出てきたのは、ちょっと話があるからなのよね。‥‥ちょっと探っていたのだけれども、ようやく出てきたのよ』
「何がでしょうか?」
『私を、亡き者にしようとした人。いや、人というのはおかしいような、でも今はそれだと言えるような‥まぁ、簡単に言えば、死因を作り出した人よ』
「!!」
青薔薇姫の死因は、住んでいた村に魔獣の大群が攻めてきたことにある。
事情があって力も失われていた中で起きた襲撃ゆえに、なすすべもなく他の者の手を借りてようやくフィーを生き延びさせる程度に出来たが‥‥どうやら今、その襲撃相手に関しての情報が得られたようだ。
『名前などが出せず、アレ扱いになるのはちょっともどかしいわね。あの時契約した悪魔のせいで出せないのは、厳しいわぁ。それはともかくとして、当時から結構時間も経過して、今どうしているのか実は密かに調べていたのよね』
元凶に関して、口に出すようなことはできなくなっていた。
ただ、何も干渉できないという訳ではなく、時々隙を見て抜け出し、色々と調べていたようだが‥‥その情報網の多彩さはゼナ以上のものだったようで、既に情報をつかんだようなのだ。
『ちょっと面倒なことも分かったのよねぇ。アレ、どうそそのかしたか大体理解できるけど…破神布とかいう組織にも関わっていたことが分かったのよね。アレ、さらに別の場所からも知識を得て、それで色々と画策しているのも分かったのよ…‥私を亡き者にするだけではなく、その血を引く息子も葬るために』
「‥‥‥」
破神布の組織と、アレと呼ばれる元凶の最終目的としてはかなりズレているだろう。
だが、一応交差する部分もあるようで、その点に関して協力をしてることも分かって来たのだ。
『だからこそ、話をするために出てきたのよね。いずれ、この情報は探れば貴女たちにもつかめるのだろうけれども‥‥一つ、やってほしくないことがあるの』
「と言いまスト?」
『アレ、が私の命を奪う元凶になったことを、息子に伝えないでほしいの。いずれ敵対し、相まみえることがあるだろうけれども‥‥‥伝えないで頂戴。私の命を奪った相手として、復讐に狩られるようなことになってほしくないのよね』
「復讐相手だという事を、デスカ」
『そうよ。アレが暴露する可能性もあるけれども、出てきた情報でそういうことが知られないようにして欲しいわ。‥‥‥復讐は何も生まないとか、そういう事で放しているわけじゃないのよ。息子の力の事を考えて、忠告したいの』
‥‥‥どうやら、よくある復讐は何も生まないだの、何の利益もない、むなしいなどの話ではないようだ。
何を言いたいのかつかみきれないが、少なくともフィーに対して、アレと呼ばれる存在に対して、復讐だと思わせないようにして欲しいそうだ。
「何故、そんなことを言うのかは分からないところもありますが‥‥‥それは従っておいた方が良いですネ。分かりました、ご主人様以外の命令は非常に、特に貴女のような方の言葉はかなり聞きたくないのですが、やっておきましょウ。復讐心に関して、抱いて欲しくないような想いなら分かりますからネ」
『分かってくれたのであれば良いわ。今宵は、それだけを伝えるために、出ただけだもの』
にやにや笑いから切り替え、ふふっとほほ笑むような笑みになり、青薔薇姫の姿が薄れていく。
どうやら今晩はもう出ることはなく、フィーの中に戻るようだ。
『あ、それと一つおすすめがあるわ』
「何でしょうカ?」
『えい☆』
すぱん、ぱさっ
「‥‥‥‥( ゜Д゜)ハ?」
さて、今晩の話は終わりかと安堵の息を吐いていたところで、急に消えかけていた青薔薇姫の手が一瞬だけ実体化した。
何をするのかと思いきや、見えない速度で振るわれた次の瞬間、ばさりと布が全部下に落ちた。
何が起きたのか、一瞬理解させられるのに時間がかかる。
だが、すぐにどういう状況になっているのか‥‥‥下着から上着まで、メイド服をたった一回の手の振りようでどうやったのか分からないが、全部脱がされて全裸にされていることをゼナは理解した。
『初心な心に、ちょっと勇気を得る訓練よ。すぐに爆発しないように、まずは息子が寝ている間に、全裸で過ごして羞恥心を無くすようにしましょうね☆』
「ど、ど、どこがオススメデスカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
ぴいいいいいっと瞬時に真っ赤になって湯気が出て叫ぶが、既に相手は消えていた。
今の叫びでフィーが起きる可能性もあったのですぐさま人の耳にもドラゴンの耳にも聞こえない音の波長に声を切り替えるのであった‥‥‥‥
「…‥‥やっぱり、発注しましょウ。神にも悪魔にもなるのではなく、神も悪魔も滅ぼせるような特殊兵器を用意して、成仏も何も無いように、この世全てから消すための準備をしましょウ」
‥‥‥なお、後日、残念ながら姉たちからは却下されたのは言うまでもない。
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